4月の上旬に釣りをしてから、まったく渓を見てなかったので
おぼつかない足でヨタヨタと水に近づきました。
実はブログの読者の方からある本をご紹介頂いたので
早速、取り寄せて読んでみた。
タイトル「大物釣り」
これが凄かったですな。
釣りと言っても、まぁ~まっこと幅が広い。
そういう本を読んだもんだから・・・
自分の釣も何か一本!芯が通ったものでありたい!
と
こう思った訳です。
でも、オイラなんかの釣りでは・・・
今更、芯が通るも通らないも無いわけで。
人様にこれがオイラの「芯」です!なんてこといえるもんぢゃない。
だから・・・人には言えないけれど
自分なりに考えての釣りではあったんですね。
だから、なんとなく意気込んでの釣りであったわけ。
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今日は、餌は持たないぞ!というのが意気込みでした。
渓に降り立ってまず川虫を取る。
川虫が十分採取出来たら
川虫釣りに徹する。
もし川虫が取れなければ・・・
毛鉤釣りに徹するというストーリーでした。
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入渓・・・早速、流芯に近い石をひっくり返して川虫を探すんだけど・・・
あれぇ~みたいに川虫が居ない!
んな、馬鹿なと思うが居ないものは居ない。
こりゃぁ~いったいなんちゅう川や。
まことに美しい渓なれど、虫がいなけりゃ渓流魚も居ないんでは?
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仕方がないから毛鉤釣りに決めた。
だって餌が無いんだもの。
テンカラ竿を出して支度を始めたら
相棒のマッチャンがしきりと狙ってるぢゃないの。
確かに何か居そうな雰囲気だ。
しかし、ここでは魚は出なかった。
まぁ~いいさ。
先は長いぞ。
っていってるうちにマッチャン釣りました!
おお~い!と呼べば答えるくらいの距離でした。
なんだか~表情が硬いではないか?
8寸の岩魚かな?
四国の渓で岩魚が釣れるとみんな、ややガッカリするんだね。
本来四国には岩魚は居ないのである。
誰か考え違いをして岩魚を放流してしまったんだな。
それが今では増えてしまってアマゴの渓が岩魚の渓に変ってしまったんだ。
オイラも岩魚が釣れてもあまり嬉しくない。
やっぱり、アマゴだよ。釣りたいのはね。
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しかし、この渓は堰堤が多い。
何個堰堤を巻いただろうか。
堰堤には当然ながらプールがあって普通なら魚が溜まってるはずなのに
昨日は殆どアタリすらない堰堤下が多かった。
マッチャン堰堤を攻めるんだが・・・
こないんだよなぁ~
でも、空はあくまで青く、一片の雲さえない。
釣り始めた頃は寒かったけど
もぉ~あったかい。
空気は乾燥していて陽射しは穏やかな温かみがあって。
気分は最高です。
この写真の上はこんな感じです。
昨日は一日毛鉤を振ることになりました。
毛鉤を振る喜びっての。
なんとなく判りかけてきました。
でも、随分沢山の毛鉤を木々の緑にからめ取られてしまいました。
何度仕掛けを直したことか。
でも、餌が無いから毛鉤に頼るしかないんです。
毛鉤は沢山巻いてありますから、木の枝に掛かって失っても平気です。
午前中掛けてつれた魚は3尾のみ!
しかも、2尾は岩魚、アマゴはたった1尾。
川原でお弁当を食べてからマッチャンは支流の探索に出掛けました。
オイラは相変わらず本流筋を歩きます。
2時半に車止めまで帰ることにしてたので
ここが最終堰堤となりました。
これを見たら・・・
な~んだ、あそこの堰堤ぢゃないか?って思われてしまうけど
仕方ないっすね。
ここのチョイ手前。
こんなところで最後の岩魚が掛かって納竿でした。
でも、昨日はちょっとした意志を通した釣りが出来て
オイラ的には満足な一日でした。
マッチャン!
お爺に付き合ってくれて本当に有難うね。
楽しい渓歩きでした。
一体、それが何処なのか?判らないところに面白さがありますね。
来週はどっかで、またぞろ川虫釣り&テンカラの二股掛けた釣りをしたいものです。
たまたま、今回は失神しなかっただけのことです。キツく飲む人が同席してたら、タダぢゃぁ済まなかったはずです。
危ない、危ない!!なんでも軽いのがいいんでしょうかね?
釣りと運転、そして飲み会と70歳とは思えぬバイタリティーには脱帽いたします。
5年ぶりの渓でのんびり釣り、よかったですよ。当コメントのタイトル横の(松ちゃん)をクリックすると、5年前の釣行記に移動します。それを読み返しても、やっぱりあのコースは難しい。