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ふとしたこと

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子供に囲碁を教える

2013年01月10日 07時48分41秒 | 囲碁

 

碁っての普通のゲームだと思うんだけど

なかなかポイントが分かりにくいものらしい。

もちろん、初めてプレーするものだから

出鱈目に打ってくるのだが。

囲碁を理解するのに幾つかの壁がある。

1.面積を確保するゲームだということ。

2.打って良い所と打ってはならない所の区別。

3.石の生き死に。

4.コウ。

大体この4つくらいかな?

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この子の見所があるのは、碁が好きだということ。

まず、それは絶対に欠かせない点だろう。

囲いあった領域の広さを競うゲームだということは序々に理解しつつある。

2番目の打って良いところとルール上打ってはならない所もかなり理解してきた。

石の生死については、まだまだ理解出来ていない。

コウについてはまだ教えてない。

兎に角

面白いゲームなんだ!ということを感じさせるのに力点を置いてる段階である。

普段は9路盤という小さな碁盤を使って教えてる。

何年か前から日本のトップ棋士が開発した4路の碁という

碁盤はクリスマス・プレゼントにしたのだが

家庭内で相手をしてくれる人が居ないんだと少年はこぼす。

これが問題でありますなぁ(嘆息)。

親はお爺ちゃんに碁を習えと言うらしい。

でも、親父は自ら囲碁を理解する気もなく他人任せだ。

そして

塾だのサッカーだのと色々とやらなければならないようで

誠に子供にとっては忙しい日々の生活ぶりらしい。

それでも碁を打ちたいと言って毎週やってくるのだ。

オイラもこの子に囲碁を教えるのが楽しみになってしまい

彼がやってくる時は家にいないといけなくなった。

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プロの棋士として育つには遅すぎる。

プロの卵たちは小学校の高学年くらいの年になれば

並のアマチュアの高段者では歯が立たないほどに成長しており

囲碁を始める年齢も3歳くらいには石を握ってるのが実態だからだ。

それに家庭の理解が欠かせない。

しかし、この子の両親は勉強もスポーツもと欲張るから

とてもプロの世界には入れないだろう。

でも・・・

何もそんな大それた専門棋士になって欲しいわけではない。

1000年以上にも及ぶこの国の文化を少しでも

楽しんでもらえるようになればそれで良い。

囲碁は何も毎日打たなくても

年齢を重ねて人生経験が豊かになるにつれて

大局観や勝負所といったものも

身に着く不思議なゲームなのである。

 


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