テンカラが冴えた日

テンカラ師匠から、メールがあって「行きますか」となった。

今日のフィールド第一番。



午前9時過ぎに放流。さぁ～釣ろう。今日はいろんな仕掛けの検証だ。

最初は硬調渓流竿での早あわせ。水量が多いのと水温が低いのか、喰いが極めて悪い。

ぜ～んぜん、釣れないなぁ。どうしたんだろ？目印も微動もせず。

やがて、オイラの横に兄ちゃんがやってきた。しばらくしたら、バシャッと掛かった。

おっかしいなぁ～、当方は無音の連続。あっ！またもや兄ちゃんにヒット・・・

これが続くんだねぇ。とうとう、第一番は完敗でした。そのうちにテンカラ師匠から電話。

もっと上流へ来たが、ここは誰もいないよ～って。よし場所を変えよう。

いやぁ～それにしても凄い量の車があちらにも、こちらにも！！

釣り人が川に一杯だ。どこからこんなに釣り人が出てくるんだ？オイラもその一人だが。

さぁ～川向こうにテンカラ師匠のバイクが止まってるぞ。こちら側に車を止めて橋を渡った。

師匠さかんに毛鉤を振っている。見てるうちに一尾掛かって、水面がバシャバシャ言ってる。

う、うまい！！ラインがホップして毛鉤がふわりと落ちるや、水面を割ってアマゴが飛びつく。それをひょい！と掛けている。



オイラもいそうな場所へ竿を振り込むが、これまたアタリなし！！

今日はボ＝ズかもしれないなぁ。つまんねぇな。ってのが本音。

よし、こうなりゃ放流魚なんて狙わずに、住み着いてるアマゴを狙うことに方針変更だ。

そこから、さらに上流で三箇所竿を出す。しっか～し。悪い日は悪く出来ていて一尾たりとも相手をしてくれない。

かつて、実績があった淵を狙っても無音が続いた。今日はやめぢゃ。

しゃぁないあから、二番目の釣り場に戻って、ハヤ竿を使ったIT釣法で、餌をミミズに変えた。

途端に一尾掛かる。あれぇ～。ミミズで食うのか？
また一尾掛かった。

また、テンカラ師匠から電話。今朝一番の釣り場でお爺さんが一人でつってまっせ！だと。
それいけぇ～と飛んでいく。

しかし、ここはオイラには鬼門だったようで、とうとう掛からず終い。
一度だけ、深い淵で大きな魚が掛かってハヤ竿がしなり続けたが、ふ～っと軽くなって、外れてしまった。

テンカラ竿の先には盛んにアマゴが反応している。良い型の魚が掛かってる。

テンカラ恐るべし！を痛感した一日でした。オイラもテンカラにしようかな？

でも、そういう軽い態度が上達を阻むものなんだね。テンカラも練習しなくちゃいかんが、
餌の釣りは極めたい。

帰宅して、風呂に入って考えたなぁ。

やっぱり、古くて固いイクラは餌にはならんということを。

二年前に千種川で、それは経験済みだったのに、今日も餌をケチったばかりに悔しい想いをしたではないか！！

冷凍庫に入ってるイクラは確か2年前のもの。イクラなんかあんまり餌として使ったことはないから、そのままギッシリと容器に入ったままだった。

釣に行く間、車中に置いとけば溶けて、丁度良い具合になると考えてた。
確かに溶けたのだが、半分は泡が立って、半分は固いままなのだった。

これでもアマゴは騙せるだろ！と多寡をくくったのが甘かった。

大いに反省した一日でしたな。

テンカラ師匠、折角釣ったアマゴをみ～んな頂いてしまってゴメンね。

次回はキチンとした渓流へ行きましょう。