晩春以来、毎週老人健康施設へ出向いてお年寄りの囲碁のお相手をしている。
もっぱらボランティアなので気楽なものであるが
ボランティア故に逆にその精神上の主旨に沿えば
サボる訳には参らない。
今のところほぼ、皆勤賞である。
年取って認知症の気配が漂えば
こんな碁を打つようになるのか・・・と他人事とは思えない体験をさせて貰っている。
どんな碁を打つにせよお年寄りたちは本当に碁が好きなんだなぁ~と思わずにはいられない。
自分のことを考えてみると
もし同じような立場になったとして
これほど熱中できるか自信が持てない。
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しかし、この暑さだ。
それ以外のことは殆ど何もせずに無為な日々の暮らしである。
読みたい分野の書籍
なんとかしたい彫金
構想が半分出来た革バッグ
巻いたままで試していない毛鉤釣り
そのほか幾つかしなければ・・・と思いつつエアコンに絡めとられたオイラの夏。
楽しみと言えば火・木・土に限定したお酒。
夏にしか食えない西瓜。
数年前にはクソ暑い真夏に京都へ五山の送り火を眺めにいったり
みすずかる信濃の緑陰に身を置きに出掛けたりしていた頃が懐かしい。
36℃まではエアコンなしで耐えられたはずだのに
今では31℃で涼しさに逃げ込んでしまう。
なんちゅう情けない爺だと反省ばかりしております。
今年の暑さに閉じ込められて、自分も認知症的になりつつあるのではないか?と疑っています。こちらこそ、よろしくお願いします。
金曜日は一番利用者が多く、その中で囲碁の大好きな利用者2人のお相手をしてくれて、我々職員の負担が減り、本当に助かっています。
特にSさんの方は、銀次郎さんがいないとき、囲碁ができない職員ばかりなのに、誰彼おかまいなく5分おきに「囲碁やりませんか」と声を掛けてくるので、皆うんざりしています。
でも、デイサービスで利用者を観察していると、老化の個人差があったり、いろんな認知症のパターンがあったり、興味深いと思います。
そういう銀次郎さんもそろそろご老境を迎えるわけですが、決してボケないようご老体に鞭を打って、変化のある日常を過ごしてくださいね。