明日10月11日(土)から、NHK総合テレビで韓国ドラマ「ファン・ジニ」が始まりますので、
9月30日(火)に放送された「テレビでハングル講座」の「ファン・ジニ」コーナーから、
特に興味深かった内容をご紹介致します。
主人公のファン・ジニは、16世紀朝鮮王朝時代に実在した女性で、楽器や舞、詩などの芸術に非常に優れた人物です。
差別や偏見の多かった時代に、反旗を翻し、芸術の道を追求した女性の生きざまを描いたドラマで、
豪華な衣装や伝統的な楽器、宮中舞踏なども見所の一つです。
ファン・ジニは特に詩人として有名で、教科書にも出てくるそうです。
次の詩は、愛する人を想って歌った詩です。
「青山は私のこころ」
変わらない青い山は私の心で 離れていく緑色の川はあなたの情
あなたが離れていっても 私の愛は変わることはない
あなたも私のことが忘れられず 泣き泣きいくのか
ファン・ジニの恋の相手、ウノ役のチャン・グンソクさんのインタビューもありましたので、一部抜粋してご紹介します。
「ウノと私(チャン・グンソクさん)が通じる部分――誠実な愛。
両親に対する気持ちもウノと似ていると思います。
現在使わない単語や昔の言葉がセリフにあり、本心として言うことが一番難しかったです。
演技においての真心と目線についてたくさん学んだと思います。
以前は目線よりセリフのテクニックで演じてきました。
それより真心を最優先にし、その真心から生じる目の表現が一番重要だと思いました。
それを気付かせてくれたのが、キム・チョルギュ監督でした」
韓国の伝統芸術には興味がありますので、「ファン・ジニ」も楽しみです。
毎週「ファン・ジニ」コーナーもある「テレビでハングル講座」は毎週火曜午後11時30分からNHK教育テレビで放送されています。
*お人形はプリンセスジェニーです。