パジェ郎(H58A)の純正オーディオは1DIN
オーディオのすぐ下にはエアコンのコントローラーが納まっている。
オーディオを2DINに交換するためにはそのエアコンコントローラーをさらに下の小物入れ(灰皿の上)に移設しなくちゃならない。
これはH58Aオーナーがよくやる手法でネット、ユーチューブなどにやり方が出ている。
俺もそれを参考に今回挑戦してみた。
下調べの段階で、どのオーナーも苦労しているのが、エアコンコントローラーのワイヤー取り外しと移設後の取り回し、移設に伴うブラケット付近の加工。
結構苦労しているようだ。俺もその覚悟をして作業に取り掛かった。
まずメーターフードを取り外し、センターパネルをはずす。
メーターフードのはずし方は俺のタイプ以前はネジ2個をはずす必要があったようだけど、俺のはネジなし。
適当に内装剥がしなど使って引っ張ればパカッと外れた。
センターパネルはホントはメーターの左側のネジ1本をはずしてから前方に引っ張ってはずす手順らしいけど、だいたいこのネジ取り付け部は折れている。運よく折れていなければネジをはずしてからパネルのどこかを、メーターフード同様に引っ張ってはずす。
俺のも例外なく折れていた。
この他に灰皿と小物入れ部分のカバーも外しておく。
パネル、カバーが外れたらあとは普通のオーディオ交換と同じように取り付けネジをはずし裏のカプラーをはずしオーディオを取り出す。
ここまでは特に問題なし。
いよいよエアコンコントローラーを取り出す。
これも前方のネジをはずし、少し前に引っ張り出したら裏のコネクター類を片っ端からはずす。
残るはワイヤー2本。(以前のタイプはワイヤー3本 内外気切換、モード切替、温度調整)
下の画像で左右のツマミから出ているモード切替用ワイヤー、温度調整用ワイヤーを外すのだけど、下調べの段階で詳しくでている物がなかった。どれも「苦労した」とだけ。
とあるブログでまあまあ詳しく書かれていたけどそれも肝心な部分が端折られていたのでよくわからない。
共通していたのはコントローラー側ではなく、足元の車体側取り付け部でワイヤーを外すらしいということ。
俺もそれに倣う。
試しにコントローラー側を見たけど、ワイヤー先端は簡単に外せるけどワイヤー固定用のクリップの外し方がわからなかった。
予定通り車体側から。
ハンドル下のカバーを外す。
ビス2本外せば手で引っ張って外れる。
やっぱり一苦労だ。
狭い、見にくい、構造がわからない。
モード切替用ワイヤー先端部分は簡単に外せたが、固定クリップの部分が構造がわからず外せなかった。
温度調整用ワイヤーにいたっては先端すら外せない。
のちにモード切替ワイヤー先端取付部は爪が折れていて簡単に外れたことが判明。ホントならこれも苦労した。
ワイヤー先端が輪っかになっていてそれがピンのような部分に引っ掛けてあるんだけどなにかでっぱりがあってワイヤーが外れないようになっていた。
そのでっぱりがどうなっているのか判らず手間取った。
落ち着いてからよーく見たら、ちょうど傘を開いたり閉じたりするときのストッパーのように押し込む爪があったので、マイナスドライバーで押しながらワイヤーを引っ張り出したら簡単に抜けた。
どうしてこんなところにこんな複雑な機構を持たせているのか?
理解に苦しむ。
これで2本ともクリップ部を外せればフリーになる。
ワイヤーはクリップに押し込むように挟まっていて、何かで出てこないよう固定されている。
その仕組みがわかれば簡単に外せるが、素人では理解できない。
仲間のプロにちょいと教えてもらったら、どうということのない仕組みで、やっぱりクリップの内側に爪が出ていてそれでワイヤーを押さえ込んでいるらしい。
クリップの隙間にマイナスドライバーを入れ、こじるように拡げて爪をかわしてやればワイヤーは外れてくれた。
もっと簡単な固定方法ないのかなぁ、と思うほど、めんどくさい。
仲間のプロに言わせれば、それが「三菱」らしい。
ワイヤーが外れたらコントローラーを前に引き取りだす。
灰皿上の小物入れがついていた部分に入れてみると、先達が言うように奥の方で本体の右奥部分が当たって途中で止まってしまう。
マイナスドライバーで指し示している箇所が当たる。
車体側のこの部分を削るなどして逃がしてやる必要がある。
これもみんな苦労している部分。
俺は
当たる範囲をマークして潔く切り欠くことにした。
画像は上下の位置をノコ歯で切り込んだところ。
これを折り曲げて折り欠こうかとしたけど実際は曲げただけで何とか交わすことができた。
小型のシャコ万ではさんで内側にグイッと曲げた。
最初ケガいた範囲よりも深く切り込まないとならなかったけど、他は特に問題なし。
既存の部分に干渉することもなかった。
これでしっかり奥までコントローラーが入るようになったので固定できる。
固定は既存の穴に、もともとコントローラーを止めていたナット部品を移動させてビス止め。
その前に、ワイヤーの取り回しを慎重に決めないとならない。
本体位置が大きくずれたのでワイヤーの曲がりが急になり、動作にストレスがかかる。
できるだけ急な曲がりができないような位置を探しながら取り回しを決める。
決まったら本体固定後、ワイヤー先端を戻し、固定用クリップの位置に対してワイヤーの位置が変わらないようにはめなおす。
この位置があまりずれるとコントローラーのツマミ位置がずれてしまう。多少はずれてもコントロールに問題なければよしとしよう。
クリップにワイヤーを戻すときはマイナスドライバーなどで押し込んでやればグッと入って固定される。
何回もやり直しできないのでなるべく一発で決めたい。
ワイヤー固定も終わりツマミを動かしてワイヤーの様子を見たけど特に動きが悪くなることもなく、問題なし。
車体側ワイヤー取付部
カバーを仮に元に戻しておいた。
今後2DINのオーディオを手に入れたらすぐに取り付けできるように軽くはめておいただけ。
特に運転するわけではないので外れても問題ない。
実際にオーディオ取り付けの際にはセンターパネルの真ん中のリブを切除しなきゃならないけど。
作業はここまで。
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