事務員加奈子の日記

車やバイクの整備(いじり)日記です。

走行会レポート 浅間台スポーツランド

2005-10-30 12:46:48 | 日記
10月29日(土)

朝のうち小雨、路面ウェット、午後晴れ、路面ドライ 参加台数12台

早めに出発し、現地で足周りの点検をした。
その時はパラパラ降っているだけだったが、走行が始まる時には小雨くらいに降ってきた。
路面は水溜りこそほとんどないが、濡れている。
この状態ではコーナーでは踏めない。ターンでもサイドの引き過ぎは厳禁だ。

ジムカーナを始めて以来初のゼッケン1
御覧の通りの濡れた路面。特に奥のコーナーは必ずスピンする。


参加台数は少なく、12台。パドックはガラガラ。台数が少ないので、走行はフリー走行。
ゼッケンも関係なく、走りたい時に走りたい人が走る。



この方が好きだ。
午前コース概要

前半は奥のコーナーと島の通過とを繰り返す。後半のパイロン区間は大きなおむすびターンのあと、最後のパイロンを右周り270度ターンしてゴール。

午前の走行

スタートすると、予想通り、奥のコーナーはスピン。
コーナー立ち上がりも少しでもラフにするとスピン。
コーナーでは我慢してアクセルを開けないように走るしかない。
その分ストレートではリヤタイヤがホイールスピンしない程度にアクセルを開ける。

同じSWで参加しているMさんとのタイム勝負に徹した。彼の車はチューンしてありパワーがあるが、この路面ならパワーの差など関係無い。濡れている間だけの五分の勝負だ。(腕の差は五分ではないが・・・・)
仲間の「ウザワン」に外からのビデオ撮影を頼んだ。自分の走りを外から見れるのはめったに無い。

9時からのスタートで、Mさんとは11時までは五分の勝負だった。ところがその後路面が乾いて来たらもう勝負にならない。
ここからは自分の走りのスキルアップに専念する。
パイロン区間のサイドターンの練習だ。

路面が乾いてきたらサイドターンの感覚がまったく変わる。サイドブレーキを引いてから、ブレーキが利くまでのタイムラグが増えるのだ。タイヤがそれだけグリップしているから。

それになれるのに少々時間がかかったが、ここ数回の雨の中の練習が実を結び、コツをつかんでからは満足行くターンができるようになった。

最後15本目の走行で、Mさんのベストタイム1’05”457と0.6秒差の自己ベストタイム1’06”033を出して午前を終わった。

午後コース概要

スタートから奥のコーナーまでは午前とほぼ同じ。
左回りでコーナーを抜けると中間の島を手前から斜めに入る。
島を抜けたら左に回り外周に戻る。
右周りで外周を抜けたら、手前の島を横切るようにコースの反対側へ抜ける。
すぐに右に折れ、外周右側のパイロンを左回りに折れ、コース左側へ。
下りながら、真ん中の島一つをシケイン上に通過。
パイロン区間へ。
3本のパイロンを1本づつ、左180度ターン、右180度ターン、左270度ターン、最初のパイロンに戻り右90度ターン、最後にゴール手前のパイロンを左180度ターンでゴール。

このパイロン区間が、今回のコースの一番むづかしく、一番タイムに差が出るポイントだ。
何しろ、この区間だけで5回サイドターンをするのだから。
操作が間に合うかどうかが、鍵になりそう。

午後スタート。

2セットほど、ゼッケン順に走り、その後は午前同様フリー走行。
路面は完全にドライ。気温も上がってきた。
数本走ったところで、前出のMさんがドライブシャフトのトラブルで走行中止。
同じ車種なので自分の車を貸す事にした。
そのお返しとして、MさんはSタイヤを貸してくれた。彼の車に着けていたフロント用を、YAWARA MR2のリヤにホイールごと移植。

生まれて初めてSタイヤで走る事になった。

レースや、競技に使われる本格的なモータースポーツ用タイヤで、レギュラータイヤでも1、2を争うグリップを誇るYOKOHAMAアドバンニューネオバよりも数段上のグリップをする。

そんなタイヤだから浅間台の奥のコーナーでも横滑りをほとんどしない。
コーナー進入でハンドルを切ったらほぼそのままの軌道でクリアしてしまう。
現実には微妙に横滑りをしているが、その数倍の推進力で前に進む。
だから、横滑りしていない、と言う表現が正しい。

高速コーナーでこれだけのグリップをするということは、後半の連続ターンでどうなるか。
理屈では粘る、と言うのは理解できるが、実際にどれだけの体感の差があるのかが、ポイントだ。
早くそれに慣れないとうまく走らせる事ができない。

さて、Sタイヤで実際に走行した感想は。

奥のコーナーは予想通り、異様なグリップで抜けていく。
中間の島周りにしても、外周から進入へのブレーキングも異様に止まる。

そして問題のパイロン区間。
ネオバと同じようにサイドブレーキを引いても、グリップが残りケツが出ない。

当然連続したターンでは、次のターンが準備不足で回れない。
ようやく3本目のパイロンで思いきり進入し思いきりサイドを引いて強引にケツを滑らせる。
しかし、ケツは出たがアクセルが足りず、ターンが止まってしまう。

そんなこんなでSタイヤ1本目はドヘタな走りになってしまった。

Sタイヤ2本目以降は、その感触を確認しながら走る事に専念した。
数本で、ようやくサイドターンのコツをつかんだ。
ポイントは、やはりアクセル開度のようだ。
ターンその物はガツンとサイドブレーキを引けばできるが、そのあとのアクセル操作で、ターンが続くか止まるかになるのはレギュラータイヤも同じ。
Sタイヤの場合はその開度が格段に大きい。つまりもっとアクセルを踏んでやらなくちゃターンが続かないということ。

それがわかればこのSタイヤは走りやすい。

でも、率直な感想は、「いまいちつまらない。」

Sタイヤを履いて走って初めて気づいたが、自分は、リヤを滑らせながらコントロールする走りが好きなんだ。
技術的にはまだまだだが、そんな走りを楽しんでいる事に気がついた。

Sタイヤではその楽しみの部分がない。その分タイム的には飛躍的にアップするが。

それに今回は借り物だが、もし自分でSタイヤを購入するとしたら、やはりコスト的に無理だろう。
街乗りでは使うわけに行かないから、確実にもう1セット揃えなくてはならない。

とは言え、このSタイヤは減って使えなくなるまで、持っていていい、と言う事なので、今後しばらくはSタイヤで走る。

走行会レポート FISCOドリフトパーク

2005-10-17 12:32:22 | 日記
2005年10月16日(日)

たぶん4回目の富士ジムカーナ。
天気は雨。路面はウェット。おまけにガスっている。

今回もF1上海グランプリの予選を見終わってから家を出た。
途中、とろいクルマに引っかかりながら、3時間ほどで到着。
家を出た時には降っていなかったが、神奈川を抜けたとたんに雨。

FISCOに着いた時には結構強く降っていた。
すでに王様は到着していた。

王様の車の中で話しをしながら他のメンバーの到着を待つ。

7時頃会場のドリフトパークへ移動。
路面はやはり濡れていて、水溜りもある。
周囲は上のほうからガスが降りてきた。


朝8:30頃。路面は濡れ、モヤが出ている。
今日のジムカーナ参加者はなんと5台。
ドリフトは20台くらいいた。
しかも、ドリフトの参加者はほとんど外人だった。ブラジル人っぽい。おそらく日系ブラジル人。
顔立ちはほとんど日本人、会話はポルトガル語、って感じだった。
さらに、彼女連れの奴もいて、なかなかカワイイ子を連れている。
ドリフトの連中はいつもそうだ。
つくづくジムカーナってマイナーだなぁ、って思う。

今回のコースは、台数が少ないせいか、少し変わっている。
スタート地点がコースの中央。
だから、参加車両すべて(5台)がコース中央まで入ってからスタートになる。
少しむづかしいやり方。
コースその物は単純。

準備が終わった8時頃からすでに走り始めてよい、との事で好きなだけ走った。
この富士は、雨でもグリップする。かなり踏める。

そして9時から再度ジムカーナグループのスタート。
とにかく5台しかいないので、すぐ自分の番が回って来る。

1セット30分ほどの時間で、8本走った。
このセットでは、180°ターンや、270°ターンでアクセルの踏み足りなさや、踏みすぎ、と言うミスが目立った。

ジムカーナの1セット目が終わり、ドリフトチームの走行枠になったが、突然「濃霧」が立ち込め、走行中止に。
15分ほど中断したが、晴れて来たので再開。

10:30から再びジムカーナの走行枠。14本走行した。
この2セット目でターンのアクセル操作のコツをつかむ事ができた。
同時にタイムもぐんぐん縮まる。
1’12”台から始まり、8本目には1’08”台を出せた。
午前は2セットで終了。それでも充分走った。ウェットだからタイヤの負担も軽いが、ドライだったらクルマがもたなかったろう。


12:30から午後1セット目。コースには前半に270°&8の字、後半にスラロームがある。
最初に試走させてもらったが、スラロームがかなりキツイ。

1セット目は14本走行した。
8の字は完璧だが、やはりスラロームにてこずる。1'12”台~13”台を連発。
それでも12本目にマイベストの1’10”502をマーク。

2セット目には12本走行。
1’10”台、11”台にまとめる事ができた。
6本目にマイベスト1’10”336。

ここで問題発生。走行数が増えた為、ガソリン残量が少ない。
一番下のメモリにかかってきた。

サーキット内のスタンドで入れようか迷ったが、車の負担も考え今回は、これで走行終了する事にした。

雨という、あまりいい条件での走行ではなかったが、これまで以上にターンのコツをつかむ事などできて、次回ドライでの走行がますます楽しみになった。




千葉戦見学 浅間台スポーツランド

2005-10-09 12:22:05 | 日記
2005年10月9日(日)

富士ジムカーナを来週に控えたこの日、いつもの浅間台スポーツランドで、ジムカーナの千葉県選手権(正式名は知らない)の最終戦が行なわれた。

ここまでの成績で、優勝候補は3人に絞られ、この最終戦で勝った者がシリーズチャンピオンとなる。
その中に、いつも走行会で一緒で、昨年、1昨年と連続チャンプの「ウザワン」(風早オセロットランサーエボⅥ)がいる。
彼の応援と、見学を兼ねて出かけてきた。

この日は朝から雨。路面はウエット。大会は午前と午後1本づつ行なわれる。
現場に着いたのはすでに1本目が始まっていた11時頃。
雨は小降りだが、路面には所々水溜りがあり、各車のタイムは相当に遅い。

ちょうど着いてすぐ「ウザワンエボ」の走行順だった。
この時点でタイムはクラス6番手。
勝敗は午前午後、2本の内のベストタイムで争われる。
午後になんとか路面状況がよくなってくれれば、ウザワンにもチャンスはある。

昼休みをはさみ、午後の走行が始まる。
雨はほとんど止み、路面も濡れてはいるが、水溜りもなくなり、かなり走りやすい。
各車のペースも上がる。

走行前にウザワンと話していて、タイヤを交換しようか、キャンバーを付けようか、と相談を受けた。
とは言え、4駆の走りについてはまったくわからないし、今日のコースを実際に走ってはいないので、外から見た限りでの意見を言うに留まった。

午前の走行で感じたターンのスピードの遅さをなんとかしようと、彼はフロントにキャンバーをつけたようだ。


彼の走行終了時点で、トップタイムは出せなかったが、他の優勝候補のタイムによってはまだチャンプの可能性はある

結果、彼の後に走ったもう一人の優勝候補が、好タイムを出し、2005年千葉県シリーズチャンピオンとなった。

午後、路面状態がどんどん良くなる状況では、走行順が遅いほうが有利だ。
前の走者の様子を見て路面状況を確認できるし、自分が走るまでにも路面は乾いていく。

今回は残念だったが、その差はほとんどなく、また来年チャンプを狙って頑張って欲しい。