ギガドラ狩人魂

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属性重視劣勢の原則(3)-例外集の2

2008-10-28 16:39:31 | MHP2G
とりあえず属性武器の中でも特殊な属性偏重武器を押さえておく。

■レイトウマグロ(攻336:氷330、黄ゲージ)
 非常に面白い武器だが、簡単に作成できるゴーレムブレイド、ブレイズブレイド等に、
属性攻撃強化発動下で計算しても圧倒的に負けており、ネタ以外で使用する必要がない。PTプレイ時の受け狙いに留めるべきだろう。

■レイトウ本マグロ(攻480:氷700、斬れ味+1で長めの白ゲージ)
 基本的にレイトウマグロと変わらないが、「上位に入ったら最優先でレイトウマグロを強化し、他にいい武器がない」という状況を狙って作れば、一応氷属性のメイン武器として携えることができる。
 属性攻撃強化を発動させれば、氷属性が通る上位リオレウス相手には攻撃力816程度の大剣には代用でき、倒せなくはない。
 斬撃25<氷30となるディアブロス亜種頭部への攻撃では、上位武器のダメージランキングTOP3に入るほど優秀だが、弱点の尾や、足や腹には斬属性の方が通るため、ダメージが低く討伐できるかどうかも怪しい。また、ラージャンへの使用はやめておいた方が無難。

まぁ、マグロはこのくらいにして本題を。

■封龍剣【真絶一門】(攻182:龍510、紫ゲージ発動不可)
良点としては、

・「属性値が目立って高い」
・「緑ゲージが長い」
・「見た目がカッコ良く、専用のSEが用意されている」

悪点としては、

・「最大強化値が低く、G級に入ると弱い」
・「物理攻撃力があまりに低く、とにかく弱い」
・「長い緑ゲージはG級では活かしづらい」
・「べらぼうに強い武器だと誤解されやすい」

************************
 有名な「硬化ミラボレアス(斬10:龍10)への乱舞」比較
************************

と、その前に。
真絶で硬化ミラに挑む場合有効と思われるスキルは…
⇒高耳、心眼、業物、攻UP、見切り、斬れ味+1、ボマー、砥石高速

付けられる火力スキルは一つがいいところだろう。
白ゲージはすぐなくなるので匠は除外して…

【スキル効用比較】
スキル無し⇒38ダメ
見切り+3(期待値)⇒39ダメ
攻UP【大】⇒40ダメ
[攻UP【中】]+[見切り+3]⇒42ダメ
属性攻撃強化⇒46ダメ

属攻強化が一番インパクトが大きい模様。

**********

~青ゲージ~
【真絶一門】(攻182:龍510)
スキル無し⇒38ダメ
属性攻撃強化⇒46ダメ
*素ダメは低いが属攻強化でダメが上がる。

【太極】(攻336:龍320)(攻+154:龍-190)
素ダメ⇒44ダメ
攻UP【大】or見切り3で期待値46ダメ。
*属攻強化スキルは効果なし。
*【二天】、蒼穹双刃、【極】Gなどは大差ないので割愛

【コウリュウノツガイ】(攻350:火400)(攻+168:属-110)
スキル無し⇒44ダメ
攻UP【大】or見切り3⇒47ダメ
属攻強化⇒52ダメ

【氷炎剣ヴィルマフレア】(攻350:火450:氷450)
スキル無し⇒44ダメ

(ちょっと気になったので厳密に計算。RDは端数切捨ての意。)
初段⇒[0.33*250*1.2*0.1]=9/45*0.7*1.0625*0.1=3
全体防御率70%⇒9*0.7=<6>/3*0.7=<2>
連撃⇒[0.08*250*1.2*0.1]=2/3
2*0.7(RD)*8=<8>/3*0.7*8=<16>
終段⇒[0.20*250*1.2*0.1]=6/[45*0.49*0.1]=2
6*0.7(RD)*2=<8>/2*0.7(RD)*2=<2>
<総計>⇒物理[6+8+8]+属性[2+16+2]=42

「双属性は適当」と公言しているだけあって計算機が違う模様。
頭から煙が出そうなくらい計算が面倒なのでこちらが間違えているかもしれない。

属性攻撃強化⇒
初段⇒45*0.7*1.0625*[1.2]*0.1=2.811・・・
3ダメへの繰り上がりがないので効果なし。
*白ゲージ以降は属ダメが一撃3に繰り上がるので60ダメ出る。

**********

~緑ゲージ~
【真絶一門】
スキル無し⇒37ダメ
属性攻撃強化⇒44ダメ

【太極】
スキル無し⇒40ダメ
攻UP【大】で43、見切り3で期待値42ダメージ

【コウリュウノツガイ】
スキル無し⇒42ダメ
属攻強化⇒49ダメ

**********

 今回の計算結果を見ると、他のダメージランキングに比べて【真絶】は健闘しているが、純粋なダメージでは「コウリュウ」に、スロット数やゲージ幅では【太極】に及ばない。
 硬化ミラ以上に【真絶】に有利な部位は「モンスターハンター」には存在しない。ということは残念ながら、【真絶一門】はどんな状況においても積極的に使用すべき状況がないようだ。

また、この計算の副産物として以下のことが分かった。

・「対硬化ミラには、『スキルと斬れ味補正を含め、属性値500くらい』を境に、手数1あたりの属性ダメージが2⇒3に繰り上がり、乱舞の総ダメージがUPする。」

・「逆に、一定の値に達しない火力UPスキルは『効果が薄い』ではなく、『全く意味が無い』」。

・「ヴィルマフレアがダメージランキング1位。」
「大砲モロコシの砲撃一発で乱舞1回分ぐらいの威力があるので、硬化後のミラに双剣で行くのは本当に馬鹿げている」
(素一発で34ダメ、砲術師で37、砲術王で40ダメ)

・「『乱舞の1発目を外すとモーション値が33下がるから属性に有利になる』とか『終段を外すと40下がるから〃』とかいった想定があったが、ガンランスの砲撃威力を鑑みると、双剣の井戸中の背比べなどなんのゲーム的意味もなく、計算する意味がないことが分かった(面倒くさかったので助かった)。

********************

■封龍剣【超絶一門】(上位武器、攻182:龍480:会心-20%)
 紹介順序が【真絶】と逆だが、それもむべなるかな。
レイトウ本マグロと似たバランスの武器だが、「属性比重の高い双剣では属性値が物を言う」を地で行く一振り。派生先の【真絶一門】は強力な他G級武器の中ではへし折れてしまいそうだが、強化前のこの【超絶一門】は、上位に限って言えば威力、ゲージ共に「最強の対古龍双剣」だ。
 ナナ、テオ、クシャル、オオナズチに対してはどの部位への攻撃でもダメージランキング1位なので、自信を持って使っていい(ただし上記のように、ミラボには双剣で挑むメリットが全くないので、ガンナーで部位破壊してガンランスでトドメを刺すのがいいだろう)。

次回は【真滅一門】について書きます。

属性重視劣勢の原則(3)-例外集

2008-10-28 03:07:17 | MHP2G
 これまでの記事では極端にバランスの悪い【真絶一門】や物理攻撃力の支配度が高い大剣を例にとり「モンハンにおける属性攻撃の劣勢」を書いてきたが、敵の肉質や現存する武器の性能によってはこれに当てはまらないケースも存在する。

 というか当初の目的としては【真絶】【真滅】の弱さを証明できればよかったのだが、この記事はそれに付帯する誤解を避ける為、属性攻撃重視の武器が優勢となる状況を想定していこうと思う。

■基礎知識
○「大剣における超強力物理要素、【抜刀術】と【紫ゲージ】の存在」
 属性攻撃武器が全般に劣勢になるのは、G級に入って装備が整ってきてからで、実のところ、上位の間ならば、属性多め武器は決して弱くない。
 例えば、属性多めの上位大剣である召雷剣【麒麟王】でも、最大ダメージの出る上位武器群と(負けてはいるが)大差ない。また、あれほどこきおろした【真絶】の前進である「封龍剣【超絶一門】」ですらA級、いや、S級の一振りに数えることができる(真絶が弱いのは上位⇒G級での強化で他の武器と比べて「ちょろっ」としか強化されずに派生が終わってしまう事に拠るところが大きい)。

 ところが、G級に入ることでこの状況は大きく変化する。まず斬れ味レベル+1で発動する紫ゲージ。そして、「耳栓」や「見切り+1」と同じように2~3部位で付けられてしまう上に、抜刀攻撃の威力を25%UPさせるという強力な中コストスキル、「抜刀術」の登場だ(上位から付けられるが、あまりやる人間はいないだろう)。特に、攻撃のほとんどを抜刀攻撃に依存するスタイルを取ることができる大剣では、この効果が凄まじい。

 物理攻撃力が25%UPするということは、もともとの攻撃力の高い武器ほど実数での上昇値が伸びる。そこへさらに紫ゲージでの1.5倍の補正が加わるわけだ。対して、属性攻撃力は白ゲージ⇒紫ゲージで7.5%しか上昇しない。

 例えば、

・武器倍率300で属性のないガオレンズトゥーカ(攻1440)
・武器倍率270のブリュンヒルデ(攻1296:龍250)
・武器倍率250のミラアンセスシア(攻1200:龍400)

↓この3振りで、縦斬り威力と属性値が100%浸透したとして

・ガオレン⇒270ダメージ
・ブリュンヒルデ⇒243ダメージ+龍30ダメージ=273ダメージ
・ミラアンセス⇒225ダメージ+龍48ダメージ=273ダメージ

↑これならば実にバランスが取れており、数値設定の妙味が窺える。
↓しかし、これに一般的な龍属性の浸透率30%を反映すると…

・ガオレン⇒270ダメージ
・ブリュンヒルデ⇒243ダメージ+9ダメージ=252ダメージ
・ミラアンセス⇒225+14ダメージ=239ダメージ

 このように、肉質のバランスやG級でのスキル事情を考慮すると、武器ステータス上での属性値への配分が上がる程、実際に与えられるダメージは低くなっていってしまう。

 紫ゲージの維持が容易な大剣では、機能的な側面(火属性でドドブランゴの牙が破壊できるとか、龍属性でテオ・テスカトルの角が折れるとか、氷属性でラージャンの尾が切れるとか)以外で属性武器を選択するメリットは、無いと断言できる。

○属性攻撃力が優勢な武器・モンスターは存在するのか?
 上記のブリュンヒルデとミラアンセスシアのように、基本的にこのゲーム、どの武器も同クラスの武器は物理攻撃力と属性攻撃力のバランスが取れるように設定されている。武器倍率でわずか(でもないが)30上回る無属性のガオレンなどがこれらを上回るのは、一重に「紫ゲージ維持が容易」で、「抜刀術の恩恵を受けやすい武器種」だからだ。

他の武器では、どうなのだろうか?
また、「雷槍【ナルカミ】(攻575:雷520)」と「鬼神槍ラージャン(攻630:雷230:会心20%)」のように、「属性高めのバリバリの属性武器」と「攻撃力高めで属性もついている感じ武器」だと、どちらがどのモンスターに対して有効なのだろうか。または、常にどちらかが有効なのだろうか?

そのあたりを探っていきたいと思う。

属性重視劣勢の原則(2)のつづきの続き

2008-10-25 13:03:02 | MHP2G
属性重視劣勢の原則2-1(前々回)

属性重視劣勢の原則2-2(前回)

というわけで、やっとの
『属性重視劣勢の原則2-3』

  ◇

【おさらい】
・真滅一門に抜刀術・斬れ味+1を付けたものを(A3)
・ガオレンズトゥーカに抜刀術・斬れ味+1を付けたものを(B2)
両者のダメージ力はほぼ拮抗しているものの、溜め斬りの威力に大きな開きがある為ガオレンに軍配が上がっている。

だが、これらは机上の空論でしかない。
そこで以下は、実際にクシャルダオラに挑む場合に、有効なスキルや戦術を考慮し起こるスキルの制限を条件に加味する。

■実際、クシャルダオラに攻撃する場合(case5)
 実のところ、クシャルに挑む場合、スロなしやスロ1の武器では「ミズハ・真」を用いた理想的なスキル構成を実現することは難しい。
case4のように「匠」「抜刀術」と発動させた状態では両武器とも「龍風圧無効」の発動が不可能なのだ。

 そこで、「匠・斬れ味+1・抜刀術・霞皮の護り・耳栓」を発動できる3スロ大剣の一つ「セイリュウトウ【凶】」(C)と、ミズハ真一式と【真滅一門】で発動できる中で最も攻撃力の上がる「抜刀術」(D)、又、参考に、立ち回りの安定する「斬れ味レベル+1」(E)を発動させた場合のダメージをそれぞれ検証する。

■(C):セイリュウトウ【凶】(攻1248):斬れ味+1・抜刀術
■(D):真滅一門(攻1008:龍860):抜刀術
■(E):真滅一門(攻1008:龍860):斬れ味+1

ぱっと見の印象ではどちらが強いかは分かり難いかもしれない。
しかし、これまで一連の記事を読んできた方ならば、この時点で、
【凶】と【真滅】の[攻撃力240]の差が[龍属性860]で埋まらないことは
ある程度想像できるのではないだろうか。
(名前はものすごく【真滅】が格上っぽいが)

では、実際に計算してみよう。

■抜刀斬り
⇒C:81ダメージ(斬れ味+1・抜刀【凶】)
([0.48×1.25×[1248÷4.8]×1.5=117]⇒[117×0.7]=81.9)
⇒D:79ダメージ(抜刀【真滅】)
⇒E:77ダメージ(斬れ味+1【真滅】)
■斬り上げ
⇒C:期待値68ダメ、会心78ダメ、通常62ダメ
⇒D:66ダメ
⇒E:75ダメ
■薙ぎ払い
⇒C:期待値53ダメ、会心60ダメ、通常49ダメ
⇒D:57ダメ
⇒E:64ダメ
■溜め(抜刀)((E)のみ納刀不要)
⇒C:タメ1 / 121ダメ:タメ2 / 163ダメ:タメ3 / 243ダメ
⇒D:タメ1 / 107ダメ:タメ2 / 137ダメ:タメ3 / 193ダメ
⇒E:タメ1 / 103ダメ:タメ2 / 130ダメ:タメ3 / 182ダメ

斬り上げや薙ぎ払いあたり、
「あれ?存外拮抗したぞ?」と思った方。
その通りで、筆者も今びっくりしたのだ。(ぉぃ)
また、斬れ味+1での薙ぎ払いは実際の使用頻度は置いておいて、
理論値としてはそこそこ優秀な数値を見せた。

  ◇

【まとめ】
 やはり溜め斬りの威力に大きな差が出ること、頭部破壊に龍属性が必要ないこと、紫ゲージの長さなどを考慮すると、結局クシャルの討伐には属性の全くついていない【凶】などの使用が望ましい(よくよく考えると匠のいらない【大王虎】に抜刀術でもいいが)。
 実際の攻撃パターンの中でも「ガオレンvs【真滅一門】」と同じことが起こるため、その点からも【凶】有利に一助を添えることができる。
ただ、【真滅一門】もタメ斬りの威力こそ振るわないものの、局所局所を見ればそこそこの威力を持っていることが分かった。

 設定上『対』である「封龍剣【真絶一門】」がほとんど憐憫の対象であるのに対して、【真滅一門】が各所であまりネタ扱いされないのはこのためだろう。
ただし、「一見分かり難い」「大きな差がでない」だけであって、「劣っている」ことに代わりはないので、やはり効率を考えるのであれば普段使いの武器として耐え得るものではない。


ただ、あくまでこれは『普段使いとしては』だ。

今まではクシャルダオラとリオレウスを主な例に取っているが、もし、もう少し肉質が物理=龍に近いモンスターが存在するのであれば、そうしたモンスターには「封龍剣」シリーズが有効なのではないだろうか?

また、来年発売予定のモンスターハンター3(トライ)では大剣に「連続攻撃」が追加されていることなどから、属性に有利な手数アクションも増えるのではないだろうか?

***********

というわけで今回はここまでにして、
次回は『属性武器が有効な特殊状況』、
つまり【属性重視劣勢の例外】を書こうと思います。

属性重視劣勢の原則(2)のつづき

2008-10-18 04:12:45 | MHP2G
前回があまりにも長くなってしまったので分けました。大剣編。

  ◇

■大剣でクシャルダオラに攻撃する場合(case4)
(A)封龍剣【真滅一門】(攻1008:龍860)
┗(1)スキル無し
┗(2)属性攻撃強化・抜刀術
┗(3)抜刀術・斬れ味レベル+1

(B)ガオレンズトゥーカ(攻1440:防御+30)
┗(1)スキル無し
┗(2)抜刀術・斬れ味レベル+1

・リオレウス頭部(斬80:龍30)では肉質が物理に有利すぎて一瞬で検証が終了(*後述)してしまうので、もう少し物理肉質の通りにくいクシャルダオラ頭部(斬50:龍35)について計算する。全体防御率は、面倒だがG級データとしての実用性も兼ねて「70%」で計算。

【武器出し縦斬りの場合】
■(A)
┗(1)【真滅一門】スキル無し(斬れ味:白)
物理:アクション威力0.48×[攻1008÷武器倍率4.8]×斬れ味白補正1.3×
肉質補正0.5=65.52
65×全体防御率0.7=45ダメージ…(a)

属性:龍860÷定数10×斬れ味補正1.125×肉質補正0.35=33.8625
33×0.7=23ダメージ…(b)

(a)+(b)=68ダメージ…(A1)

┗(2)抜刀術・属性攻撃強化(斬れ味:白)
物理:0.48×会心1.25×210×1.3×0.5=81.9
81×0.7=56ダメージ…(a)

属性:86×1.125×スキル補正1.2×0.35=40.635
40×0.7=28ダメージ(b)

(a)+(b)=84ダメージ…(A2)

┗(3)抜刀術・斬れ味レベル+1(斬れ味:紫)
物理:0.6×210×斬れ味紫補正1.5×0.5=94.5
94×0.7=65ダメージ…(a)

属性:86×斬れ味紫補正1.2×0.35=36.12
36×0.7=25ダメージ…(b)

(a)+(b)=90ダメージ(A3)

【ここでのまとめ】
(A1)⇒(A2)で16ダメージ増加の84ダメージに対して、
(A1)⇒(A3)では22ダメージ増加の90ダメージとなった。
6ダメージは大きな差とは言い難いが、
25分撤退クエストのG級クシャルダオラを討伐するまでに、
抜刀縦斬りでは
(A1)で201回
(A2)で163回
(A3)で152回
の攻撃がそれぞれ必要になる。

(A2)と(A3)の差はデンプシーによって手数相殺が狙えるが、実際は頭部を集中的に狙って大ダウンを取ることがタイム短縮における貢献度が高いため、このケースでは常に(A3)が優れていると言える。

よって、今後【真滅一門】(A3)のみをガオレン(B)との比較対象とする。

■B
┗(1)ガオレン・スキル無し(斬れ味:白)
0.48×[1440÷4.8]×1.3×0.5=93.6
93の全体防御率70%=65ダメージ…(B1)

┗(2)ガオレン・抜刀術・斬れ味レベル+1(斬れ味・紫)
0.48×1.25×300×1.5×0.5=135
135×0.7=94ダメージ…(B2)

【ここでのまとめ】
(B2)は(A3)を4ダメージ上回っているが、大きな差とは言えない。
ちなみに、リオレウスの同じケースでは[(B2)=151ダメージ]に対して[(A3)=126ダメージ]と、かなりの差(スキル全快とスキル無し並)が付き、ここで記事が終了する。
本来ここではそういう記事でよかったのだが、折角なのでクシャに対しての計算を続けてみる(つまり「(3)例外的に使える状況の模索」に少し噛むことになる)。

■(B2)vs(A3)
片割れの双剣【真絶一門】が恐ろしく悲惨な性能だったため惨敗が予想されたが、いろいろと状況に配慮することにより存外健闘して見せている【真滅一門】(ちなみに【真絶】は同じ心遣いをしても効果はない。作成難度からくる性能差だろう)。
しかし、それでも実際の運用を検討すると、A級の大剣と真滅一門の間には超えられない壁がある。

○抜刀斬り⇒斬り上げor薙ぎ払い
(B2)の斬り上げダメージは72、(A3)は75と、抜刀⇒斬り上げならばコンボダメージの差を1にできる。
また、薙ぎ払いの場合は(B2)⇒56ダメ、(A3)⇒64ダメとなり、真滅一門の方が9ダメージ上回っている。
筆者は抜刀状態で攻撃チャンスのあった際に薙ぎ払いを利用することが多いので、このケースはそれほど珍しいとは言えないだろう。しかし…

○溜め
抜刀の場合、(B2)は(A3)に対して、
タメ1で17ダメ、タメ2で32ダメ上回る。
これは「タメ2以上を入れる場合、常に真滅が劣勢になる」ことを意味する。
(同じ時間デンプシーしてもダメが負けるので)

さらに、

(B2)の抜刀タメ3は281ダメージ、
対して(A3)では221ダメージしか出ない。
タメ3単体では勝てないので、
抜刀⇒斬り上げ⇒薙ぎ払いとしてみても、
91+75+64の計230ダメージ。

大ダウン全てにタメ3を決められるわけではないが、いずれにせよ攻撃チャンスの度に50~60のダメージ差が出るのだ。タメ3以外の部分でほぼ互角なのだから、結局ガオレンに軍配があがることとなる。そして…

…もう無理。眠い。つづきます。すんません。

属性重視劣勢の原則(2)

2008-10-16 01:23:31 | MHP2G
前回から続き。

実際の計算と簡単な検証を元に【真絶一門】をコケにしていきます。
そういう数値が設定されちゃってんだからしょうがないじゃないか。
(別の記事である程度フォローはします。)

■分かりやすい事例(case1):シェンガオレン
・「属性攻撃強化」発動下で、G級シェンガオレンの脚に乱舞を行う。
・シェンガオレン肉質(脚)⇒[斬32:火、龍20]
┗(A)コウリュウノツガイ (攻350:火400⇒480)
┗(B)封龍剣【真絶一門】 (攻182:龍510⇒610)攻-168、属性+130

(A)⇒乱舞4回目序盤で変色(怯み)
(B)⇒乱舞6回目終盤で変色(怯み)

4:6の単純計算で33%の火力差があることが判明した。
これは討伐時間に約5分30秒の差をもたらし、
クエスト全体では約17.5%の性能差として反映される。

【結論】
火力が33%落ちるということは、敵の強度が33%増量することに等しい。これは一般的なゲームにおいて、難易度を「NORMAL」から「HARD」に引き上げる感覚に近い(敵の攻撃力その他のファクターはもちろん変化しないので厳密には違うが)。つまり、シェンガオレンに対して【真絶一門】を使用する者は、賢明なハンターとは言えないことになる(趣味の人、ないし功徳の人とは呼べるかもしれないが)。

■分かりやすい事例2(case2):ラオシャンロン
・G級ラオシャンロンの腹に乱舞~ダメージランキング
・ラオ腹の肉質⇒[斬55:龍30:火20]
・属性攻撃強化、青ゲージ下で処理する
・下表記は「順位:武器名:ダメージ(70%):物理ダメ:属性ダメ|武器性能」の順。

  ◇

1位:黒龍双刃【二天】:総241 物235 属110|攻364 龍380
2位:双龍剣【太極】: 総221 物228 属88|攻336 龍320
3位:双龍剣【極】G:総220 物238 属77|攻350 龍270
3位:コウリュウノツガイ:総220 物238 属77|攻350 火400
5位:双龍神【黒天白夜】:総219 物247 属44+22|攻364 属 龍300/雷300
6位:蒼穹双刃:総218 物257 属55|攻378 龍210
7位:崩刃ヤッカムルバス:総214 物307 属0|攻490 氷120
8位:双剣リュウノツガイG:総205 物228 属66|攻336 火350
8位:黒龍双刃(上位):総205 物195 属99|攻294 火350
10位:グランドブロス:総203 物291|攻434
10位:紅蓮双刃G:総203 物247 龍44|攻364 龍150
12位:デュアルトマホークG:総199 物285|攻420



21位:メルトブレイヴァー:総187 物257 属11+0|攻378 火200/毒200
21位:封龍剣【真絶一門】:総187 物125 属143|攻182 龍510

  ◇

このように、1位~6位の名立たる一流双剣とは
悪い意味でものが違う。
スキルなしだともっと悲惨で、39位。
上位の武器とあまり変わらない。

■リオレウスに攻撃する場合:(case3)
・【双剣】
(A)封龍剣【真絶一門】
┗頭、足をスキル無し状態で計算。

…(絶句)

もう、これは、結果のみの表記でかまわないだろう。
頭、足、ついでに腹で計算してみたが、
ダメージランキング90位以下。
属性の壁を超越し、「アイルー様メラルー様」以外の
全てのG級武器に大差で敗北。
脚への攻撃については上位の双剣も
わずか6本を上回るのみとなった(青ゲージ発動可能なものに限る)。
「龍属性だし」と、リオレウスに封龍剣で挑むと
慮外に時間がかかる原因は一目瞭然。
単純に弱かいや、向いていなかったのだ(気遣い)。

【結論】
つまり、手数が多く「属性攻撃と相性が良い」とされる双剣ですら、物理攻撃力の比重は意外に高く、封龍剣にみられるように「物理攻撃力が低いには程がある」(*)ということが証明された。

*:よく引き合いに出される「コウリュウノツガイ」の攻撃力350と比して、【真絶一門】の攻撃力182というのは「攻撃力UP【大】」6回分、もしくは、
『「攻撃力UP【大】」
 「斬れ味レベル+1」
 [力の爪]
 [力の護符]
 [怪力の丸薬]
 [鬼人薬グレート]
 [攻撃力UP【大】演奏]×2』
というフルコースで、『何もしていないコウリュウ』に並ぶ、という程の差だ。

もっと分かりやすく大剣に例えると、

コウリュウ⇒攻1200:属性400の大剣
【真絶一門】⇒攻624:属性510の大剣





はじめから

別の武器に例えればよかったのか。

下位の召雷剣【麒麟】(攻624:雷550)とよく似ているな。


  ◇

この記事で、kaiで自信満々に【真絶一門】を携えていき、かわいそうな目で見られる方が減ることを祈ります。

  ◇

大剣の【真滅一門】については、長くなったので記事を分けます。