間に合わず･･

本日の昼勉強会は腎性貧血治療薬についてでしたが、間に合わず自習･･

腎性貧血治療はエポエチンアルファ、ダルベポエチンアルファなどのESA製剤が中心ですが、これらは注射薬のため感染症リスク、患者の身体的負担、ESAによる抗EPO抗体陽性赤芽球癆の問題があります。
低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素（HIF-PH）阻害薬（HIF-PH阻害薬）は、低酸素誘導因子（HIF）の調節酵素であるHIF-PHを阻害することで、転写因子であるHIF-αの分解を抑制してHIF-αを蓄積させ、HIF経路を活性化させます。

その結果、生体が低酸素状態に曝露された際に生じる赤血球造血反応と同様に、正常酸素状態でも赤血球造血が刺激され、貧血が改善されます。

モリデュスタットは規格が5mg 、12.5mg 、25mg 、50mg 、75mgとありますが、投与量調整に要注意です

以上、本日久々のサラメチでした。