がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

無理やりの原発再稼動にみる名ばかりの法治国家・・・政治後進国日本

2012年07月06日 | 原発
とうとう、大飯原発が再稼動してしまった。

首相官邸前で、あれだけの人が集まり原発再稼動に反対しているのに・・・

技術的にも何の保障もされないままに・・・

福島原発の事故原因も解明されないままに・・・


私は、元原発の技術者として実際に原発の建設にもメンテナンスにも関わって来た。

技術者として働いていたときは、日本の技術の粋を結集して出来た巨大プラントであることを

信じて疑わなかった。そして、電気を作り出すために働くという誇りさえ感じていた。


しかし、昨年の3月の東日本大震災を引き金に発生した、史上例の無い原発事故を

目の当たりにして、元原発技術者として抱いてきた違和感が何であったのかが

ハッキリと分かった。

真実を隠蔽することで、法律を遵守しているように見せて電気を送り続け、電力会社に

集まる大きなお金の元に、日本の大会社と言われる大企業が集まるという、電力会社を

頂点にしたピラミッドが構成され、原子力ムラが出来上がってしまった。

そんな中にいた事が、今では恥ずかしいとさえ思うようになった。


今回の原発再稼動については、国が主体となって決めた原子力政策の初期段階で、

BWR(沸騰水型)とPWR(加圧水型)という2つの型式の違った原発システムを東西の最大電力である

東電と関電に採用させ、どちらかに何かあった時でもシステムの違う原子炉を起動

させられるという思惑をそのまま継承しているだけだ。


原発立地段階の地質調査技術と現在の地質調査技術は、格段に精度が上がっていることに

よって、原発直下に断層が発見されている。

しかし、この技術進歩を無視し、原発の安全性が保障(元々保障されるものだは無いが・・・)

されないままに、原発再稼動を強行した現政権は、世界から見ても政治後進国と

見られたとしても当然なのだろう。


国会事故調の報告書が公表されたが、その件については、じっくり読んでから記事に

したいと思うが、「事故はまだ終っていない」という書き出しに象徴されるように

事故はまだ収束などしていない・・・でも再稼動してしまった。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やはり! (素人A)
2012-07-15 07:57:05
今朝、「新報道2001」で、事故調の報告を観ました。

管理人さんが指摘されていた内容が多々あり、今さら!という思いでいっぱいです。
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