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根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

田子山・兜岩 4月6日(火)

2010年04月06日 22時39分00秒 | インポート

  田子山妻子が鼻〕(653.5m)~兜岩(950m)    (単独)

               快晴      ※ 文字サイズは()、表示は(125%)が最適 

(行程)参勤交代道・男亀石(発10:30)→切通地蔵→田子山宇土稲荷神社
     →田子山頂上:妻子が鼻(着11:10~発11:20)→車道出合い→
     兜山登山口(発11:30)→兜山頂上(着12:20~発12:45)→
     ミルクロ-ド兜山登山口(着13:00)→田子山頂上(着14:25)→
     参勤交代道・男亀石(発14:55)

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〇「阿蘇の七鼻」は是まで五鼻を踏破した。残す二つの鼻(・松が鼻・制子が
 鼻は)内牧地区に位置することを「阿蘇の草原ハンドブック」 (←クリック)にて
 確認しているが、正確な場所は不明と解説してある。
 阿蘇市役所観光課へ問い合わせしたところ「松が鼻は長寿の丘」・「制子が
 鼻は田子山」に存在するとの情報を得た。

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←「七鼻八石」

  (阿蘇の草原ハンドブックより)

 

 

 

 

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▼春霞の少ない日を狙って、今日の山行となり「制子が鼻(せいしがはな)」を
 探索すべく 田子山に登る事とした。
 田子山への道順は林道を走れば頂上直下まで車で行けるが「阿蘇の七鼻」
 探索が目的であるので三久保集落からの登路を選択することとした。

▼内牧温泉街から県道149号線に入り、三久保の交差点から赤水方面に進
 むと道路右側に「田子山公園入口」の道標が建っているのを見つけ出して
 集落道に入る。

10:00 県道149号線三久保集落より〕             〔県道149号線沿いの
田子山(左手前の円錐型)と兜岩(右のピ-ク)を望む           田子山公園入口

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▼山付きに向かって道なりに進むとT字路となる「参勤交代道」の古道に出会
 う。車両進入禁止の看板があるので再度、集落道に戻り路肩に駐車してス
 タ-トとした。(10:25)

▼T字路(10:29)を右に進むと直ぐに亀石(男亀)を見て、美しく整備された道幅
 の広い平坦な参勤交代道を歩く。

 〔10:29 参勤交代の古道は車両進入禁止〕     〔10:30 亀石(男亀石)〕

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▼古道沿いの史跡(女亀石・五高阿蘇道場跡・山の神・切通地蔵)を見ながら
 道標に従い田子山稲荷社の参道の急階段を登りつめ、稲荷社の左横に
進み、尾根に取り付く階段を登り、傾斜のあるジグザクの登路を進むと
田子山頂上に立つ。(11:10)

女亀石を過ぎて五高阿蘇道場跡付近の参勤交代の古道〕        〔切通地蔵〕

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10:45 田子山宇土稲荷社参道入口〕   〔11:10 田子山(妻子が鼻)頂上〕

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▼頂上からは眼下に内牧温泉郷の町並みが手に取るように見え、阿蘇谷を
 眺める展望所として公園化している。
 平坦な広場には三つの石塔が祀られていて地域住民と昔から係わる因縁
 のある山であることが伺えた。
 4等三角点は確認したが今日の目的である「制子が鼻」の存在は何処にも
 其れらしきものを確認する事が出来なかった。

〔田子山頂上にて〕                       〔金刀比羅の石塔〕

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〔青面金剛の石塔〕                       〔尺間権現の石塔〕

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▼時間も余裕があったので兜岩を目指して頂上から北側に迫る外輪山に向
 かって下ると、直下が第二駐車場となつていて林道からの終点となつてい
 た。
 駐車場に建っている「ASO田園空間博物館」の看板を見入ると・・・・・。
 何んと~なんと「妻子が鼻」の文言が目に焼きついた。
 「やはり、七鼻の一つは此処に存在していたのか・・・・」
 探索成功の喜びにしばし 浸つた。
▼看板の記事には
   田子山は北外輪山の一郭、内牧温泉の西側に位置し兜岩と田子山の
    なだらかな連なりが母子を連想させることから「妻子が鼻」と呼ばれる
    ようになったとされています。
    本山は、その鼻の先端であり小高い丘から見回す眺望は360度の大
    パノラマとなつて皆様からの感動の意を伺っています。

 と説明されている。 ところが、一つの疑問が残った。鼻の呼び名である。

〔考察〕

国土地理院の地図(←クリック)によると「妻子が鼻」は一の宮町の坂梨地区
 に位置している。
②坂梨地区にある現地の鼻には「妻子が鼻」と看板が(←クリック)建ててある。
③「阿蘇の草原ハンドブック・阿蘇郡誌」の記事によると坂梨地区の鼻は
  「左石が鼻(さいしがはな)」と述べられている。

 これらの事実の結果「妻子が鼻」の名称が二つ存在 していることとなる。
 さて、さて、・・・・阿蘇七鼻の疑問としての課題が残った。

▼更に下ると第一駐車場から分岐した舗装道路を進むと、直ぐに兜岩への登
 山口となる。(11:30)
 道標に従って潅木の中をジグザクに歩く。
 登路にはスミレの花が春爛漫と咲き続き、なかでも私の好きな「肥後スミレ」
 の芳香に酔い痴れて・・・。あっという間に「兜岩まで250m」と標された道標
 の建っている稜線まで登り上げていた。(12:15) 

11:22 車道出合の看板:
妻子が鼻 の由来が記してある〕      〔11:59 兜岩登山道沿いの岩松〕

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▼登り上げた稜線から小ピ-クを越えると鞍部の先に円錐に尖った兜岩が現
 われ、外輪山の山稜より高く突き出て、阿蘇カルデラの天空に映える山姿の
 景観 は圧巻であった。

12:18 登路より兜岩を仰ぐ〕                 〔12:20 兜岩頂上〕

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    かぶと岩 頂上からの眺望  

▼食事(12:20~12:45)をしながら、ゆったりと景色を眺める。
 北外輪山内側のカルデラ壁をすりばち状に裾野へ流れ行く
広大な樹林帯が
 緑の流線模様として樹海の如く、実に美しく印象に残った。
 この場所からしか味合えないビュ-ポイトであろうと確信した。

〔田子山からの登路を振り返る〕          〔外輪山左側がミルクロ-ド〕  

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〔外輪山の奥に涌蓋山の遠望:右正面〕           〔眼下の内牧市街〕

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〔大観峰の奥に遠景の九重連峰を望む〕         〔12:52 小渓流を渡渉

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▼復路(12:45)では「兜岩まで250m」の道標まで戻り、更に外輪山側に延
 びている登山道を探索した。よく整備された快適な登路となっていたので
 そのまま10分位歩くと「ミルクロ-ドへ約1km」の道標が建っていたので
 安心して道なりに歩いた。

▼牧場に出て、牧野道を3分位歩くとミルクロ-ドと出合う。(13:00)
 車道の土手に立て掛けてある「兜岩・田子山入口」の道標を確認して、往路
 の道をゆっくりと肥後スミレやキスミレを観賞しながら下山した。(14:55)

12:53 ミルクロ-ドまで後1km〕        〔13:00 ミルクロ-ド兜岩登山口〕

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14:25 田子山頂上より涅槃像を望む:復路にて〕  〔14:29 兜岩を振り返る〕

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出合った花  

〔ゼンマイ〕                            〔肥後スミレ〕

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〔キスミレ〕                                 〔山桜〕

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