根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き  令和6年3月3日

2024年03月03日 22時27分54秒 | 日記

阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き 
(阿蘇市狩尾地区から北外輪山の端辺原野へと向かう坂道沿いの原野)

令和6年3月3日 晴れ

阿蘇市管内の一斉野焼きは、 南山(2/25日・阿蘇山麓一帯)と
北山(3/3日・北外輪山一帯)に区分され、別々の日程で例年実施されるが
南山は「野焼き天候」に恵まれず延期になり本日同時決行となった。

午前9時ほぼ同時に阿蘇谷を囲む山々に火が入り、原野が燃え、
外輪山の頂には煙が高く立ち上がり、
野焼きの煙で阿蘇谷は終日煙る、山火事は度々起こる・・・

先輩の同級生が来熊(実家は熊本市内) された際に
「阿蘇の野焼きを観たい・・」
という事であったので野焼き日に合わせて来阿蘇され、
私が二人を案内することとなった。

13:00時、内牧の「スーパー宮原」で出会い、目的地(狩尾牧野)に向かう。
狩尾牧野には未だ野焼き隊の人影が無い、寒い吹き曝しを避け車中待機・・・
暫くして野焼き人が現れ、路肩に駐車場所を指示されるが
(前回利用した広い駐車場は立ち入り禁止の鎖)
野焼きの火の粉の煽りを心配して狩尾牧野を離れ、西隣に位置する
二番目の見学候補地であった「長寿ヶ丘公園」に移動して、
「ラピュタの道」直下の野焼きを見学する事とした。

この場所の野焼き見学は2019年(←根子岳山窓 goo.ne.jp)以来であるので5年振りとなる。

(行程) 狩尾牧野→長寿ヶ丘公園(発13:30)~「ラピュタの道」直下の坂道~ 長寿ヶ丘公園(着15:20)

 

【火の手は上がっているが人影は全く見えない・・・】
左の道(市道狩尾幹線)を辿ればラピュタの道に
至るのであるが熊本地震以来通行禁止。
寒い中、ここで暫く待機・・・

【風に押されてヤッと燃え下る】
野焼き隊の姿は未だ見ない・・・
先輩の同期生は写真撮りに忙しいが、先輩は車中にスマホを忘れる。

【狩尾牧野組合の野焼き隊】
道下から続々登場され、本格的な野焼きが始まる。
「斜面から石が落ちて来るので・・・」とアドバイスあり。

【目の前100m位?の炎】

【野焼きの火消し棒

【駆け上がる炎】

【野焼き後の、真っ黒な山肌】
一か月もすればキスミレの花園が出現するであろう・・・
下山時に撮影

【柱状岩層の溶岩が現れる】

野焼きを終えて 

今朝は放射冷却で相当冷え込み(予報では氷点下4度だったかと思う)
寒い一日であった。
ほころび始めていた庭の南高白梅も今朝の冷え込みで花びらが煮え、
ゆっくりと花を楽しもうと思っていたのに返す返すも残念・・・

日中も風はやや強く(予報では5m/s) 野焼き現場での待機時間帯は
寒さが身に染みてきて、野焼きの炎で暖を摂る始末でもあった。

先輩達とは、この後「阿蘇神社」に参拝されるという事で、
野焼きの現場で別れたが
今年の野焼きシ-ンは
過去のような迫力ある炎が少なかったような気がしていて、
先輩たちは野焼きの醍醐味を充分楽しむ事が出来たのであろうか ?・・・

野焼きと原野火災は例年の風物であるが、
今年は出火のサイレンを聞くことは無かったようである。(終り)

(過去の野焼き見学)

2009年03月21日 「象が鼻」(北外輪山)の野焼き
  
2014年03月16日 「木落(きおとし)牧野」の野焼き

2016年02月27日 「草千里」の野焼き 

2016年02月28日  阿蘇「仙酔峡」の野焼き

2016年03月13日 「象が鼻」(北外輪山)の野焼き 

2018年03月11日 阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き

2019年03月24日 阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き  

2020年03月21日  阿蘇・北外輪山「像が鼻」の野焼き 

2022年03月06日 草の道・「狩尾坂」の野焼き

2023年03月05日 阿蘇市小倉の「大観の森」一帯

(2024.03.07 加筆)

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