栃木の木々 

栃木県の風景。

はがき絵 那須塩原市 子守石

2024-09-04 | 絵など

那須塩原市 沼ッ原湿原に子守石という

石があるそうです。

栃木の昔話・・・

その昔、ある男が、子が生まれるときに決して部屋を覗かないで欲しいという妻との約束をやぶって部屋を覗くと、大きな蛇が子をあやしペロペロなめていました。

妻の正体は沼ッ原の主の大蛇だったのです。 正体を見られた妻は、子が泣くときはこの玉をなめさせるように言い残し、一つの玉を置いて姿を消したそうです。

男は、子が泣くとその玉をなめさせましたが、子はとうとう玉をなめ尽くしてしまいました。 そこで男は、妻に会うために子を背負って、沼のほとりにあった、この大きな石の上で子守をしました。

すると急に空が曇り、雲の中から妻が現れ、玉を再び男に渡しました。 妻の残した玉は目の玉だったため、目の見えなくなった妻は、日暮れも夜明けもわからないので、暮れ六つ、明け六つに鐘を鳴らしてくれるように男に頼みました。 それから必ず朝夕鐘をつくことになったそうです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする