裏付けは取れないが、本当かも知れないと、つい直感で思ってしまった記事。
田中宇の国際ニュース解説アルカイダは諜報機関の作りもの
政治の道具としてのテロ戦争
日本の政治だけでなく、国際政治の世界も、政府とその意を受けたマスコミによって煽られて動いているとしたら……それを考えると、ぞっとする。
田中宇の国際ニュース解説アルカイダは諜報機関の作りもの
アメリカでは、議会の別働隊として作られた「911事件の真相究明委員会」が、重要な事実を知りながら隠していたことが最近発覚している。米陸軍の諜報部門では、911事件の1年前から、のちに911の主犯格となるモハマド・アッタに注目し、彼を中心とするアルカイダのニューヨーク支部を検挙すべきだという意見が出されていた。だが、ブッシュ政権の上層部は、この意見を却下し、その結果911事件が起きてしまった。実行犯のうち3人は「ニューヨーク支部」のメンバーとして、陸軍諜報部からマークされている人物だった。
アメリカでは最近「オサマ・ビンラディンをわざと逃がした」という爆弾証言も出てきた。2001年12月のアフガン戦争末期、米軍はタリバンとアルカイダの軍勢をアフガニスタン東部の町トラボラに追い詰めた。トラボラの戦いに参加したCIA職員のゲーリー・バーンツェンによると、米側は、追い詰めた数百人の敵陣営の中にオサマ・ビンラディンがいることを知っていた。だが、米軍はトラボラの周辺をきちんと包囲せず、ビンラディンと側近たちがトラボラから脱出することを許してしまった。(
政治の道具としてのテロ戦争
911は非常に衝撃的な事件として仕上がったので、この手の作戦転覆作業は、アメリカでは今のところあまり成功していないが、ロンドンのテロでは事件後、イギリス当局内部から、ロンドン警視庁などがウソをついているという情報が次々にマスコミにリークされ、英政府は窮地に立たされている。
日本の政治だけでなく、国際政治の世界も、政府とその意を受けたマスコミによって煽られて動いているとしたら……それを考えると、ぞっとする。