子宮体ガン治療体験記

生理不順をきっかけに、ガンを告げられ、手術しました。このブログは患者側からの子宮体ガン治療体験記です。

退院後1ヶ月目

2010-08-19 20:33:12 | 経過観察
退院後、1ヶ月となる。

いよいよ子宮本体の検査結果がわかる。

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検査結果

●子宮体の表側 = 筋層の1/2以内にとどまっている   ーー Ⅰb期
●子宮体の裏側 = 筋層の1/2以内にとどまっている   ーー Ⅰb期
●子宮頚部   = 頸管内の浸潤が粘膜内にとどまっている ーー Ⅱa期

ゆえに、病期(ステージ)=Ⅱa期

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思った以上にすすんでる。
ⅠaあるいはせいぜいⅠbかと思ってた。。

担当医曰く、
Ⅱa期だと、抗がん剤治療をすすめているんだけどね、と





実は、ずっと考えていたのだ。
前回、半分しか結果がわからなかった時点で、
もしも、抗がん剤治療となったら、受けるかどうかを。

リンパには転移していないことはわかっている。
もしも筋層の1/2以内にとどまっているとしたら、
その上でさらに、抗がん剤治療を受けるメリットがあるのかどうか。
子宮、卵巣をとった状態で、抗がん剤の効果があるのかどうか。

ざっくりいって、
Ⅱa期の5年生存率が80%だったとして、
抗がん剤治療を受けて、60~80%に効果ありだったとして、
今の自分にどれだけのメリットがあるのか。

ぶっちゃけ、10人中8人は、抗がん剤治療を受けなくても、
再発しない可能性だってあるのだ。

そして、なにより、今の術後のからだでは、
抗がん剤治療に耐えられないような気がするのだ。
あくまでも直感だけど、
からだが訴えている、もうこれ以上痛めつけないでくれと。


それで、おずおずと、ドクターに言ってみた。
今の自分には、抗がん剤治療のメリットを感じられない。
だから、受けないと。

すると、ドクターは、
よくわかってるようだね、
その覚悟があるのなら経過観察としよう。
あなたの場合は、頚部に浸潤してるけど、もともと子宮体の下の方にできていただけだから、
と言ってくれた。

 おぉ、さすが、治療方針を患者自ら決めることができることを謳っているだけのことはある。
そして、これで一端治療終了か。。。

そして、次回は、1ヶ月後の診察となる。


退院後2週間目

2010-08-03 15:29:37 | 経過観察
退院後、2週間となる。

日常生活には、大部慣れたが、退院時にあった症状に変化はない。

●おなかのつっぱり
 寝ている時は、感じられないのだが、
 立って歩く時、水分が下腹部にたまってくるかのように重くつっぱる感じがする。

●左足太もも部分の痺れ
 変化なし

●外陰部の浮腫
 変化なし



日常生活に戻ってきて、驚いたことが、「バスの揺れ」だった。
手術前は、普通に乗っていたバスだが、
退院後2日目にして、およそ12分ぐらいだったか、バスに乗ったのだが、
もちろん、座席に座っていたけど、
バスの揺れること揺れること!!
こんなにも揺れるんだ!!

どうりで、退院後すぐの自転車禁止、車の運転禁止のはずだと、妙に納得した。


こんな状態で、退院後、初めての外来。
手術の結果報告があるということで、妙にドキドキしていた。
そして、、、
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●血液検査
 CA125(子宮ガンで数値が高くなりやすい腫瘍マーカー)の数値が高いままだった
 
 → これは、腹水がある場合も高くなるということで
 とりあえず、いいらしい

●内診
 超音波等で確認し
 
 → 傷口は良好 

●手術の結果報告
 → リンパに転移はなし 
 恐らく転移はないだろうとは言われていたけど、あらためてホッとした

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子宮本体の検査結果はまだでていないらしく、また後日ということになった。

次回やっと病期が決定される。
 ガンが子宮筋層の1/2以内にとどまっていれば、  ーー Ⅰb期
 ガンが子宮筋層の1/2をこえて広がっていれば、  ーー Ⅰc期
 ガンが子宮体部をこえ子宮頚部まで広がっていれば、 ーー Ⅱ期
病期によっては、抗がん剤治療ということもありえる、、、
しばらくまた不安がつづく