子宮体ガン治療体験記

生理不順をきっかけに、ガンを告げられ、手術しました。このブログは患者側からの子宮体ガン治療体験記です。

退院

2010-07-20 17:12:26 | 入院
連休明け、いよいよ退院日。

いろんな方にお世話になった。
検温で、注射で、あるいは処置室にて、あるいは食事の配膳で、
いろんな形で看護してもらった。

午前中の忙しい時間帯ではあったが、
なんとか顔見知りの看護師さんを見つけては最後の挨拶をした。

おおかたの荷物は昨夜、まとめておいので、
残りの荷物をまとめ、ベッドまわりを整える。

9時ごろ、家族が迎えにくる。

部屋に請求書が届く。

処方してもらった薬が届く。

最後に、ナースステーションで、リストバンドをはずしてもらう。
はれて自由の身。
毎日の検温、排尿、排便チェック、、、
管理されているというストレスから解放されたことがうれしい。
詳しい検査結果は、次回の外来にて。

窓口にて、請求金額を支払う。
この際、入院の時、『限度額適用認定証』を提示していたので、
支払いは、10万円台でおさまる。

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この『限度額適用認定証』、
すでに知っている人も多いと思うが、念のため、ざっくりと、

同じ病院に支払う1ヶ月の医療費を、ある一定額を越えて支払った時、
越えた分だけ、その時の領収書等を添えて申請すれば、
越えた分だけ戻ってくる。 → 高額医療費

どうせ戻ってくるなら、最初からある一定額だけを支払うようにすればいい。
これが、『限度額適用認定証』。

ただし、保険証の保険者名にかかれている機関で、
認定証発行の手続きをしなければならない。

 どうせなら、手続きなしで、みんなが、限度額認定を受けられればいいのに。。

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9時半、タクシーに乗り込み、病院を後にした。


※ 退院後の日常生活での注意点
 入浴 : シャワーのみ
 運動 : きつくない程度
 自転車や車の運転はしない







術後9日目

2010-07-16 19:04:01 | 入院
退院間近。いつもの日課に加えて、退院後のレクチャーが入る。


●朝、担当医の診察
 今、気になっていることを確認しておく
 傷口のこと、左足のしびれのことなど
 念のために、痛い止めや、便秘の薬を処方してくれることになった



●9時、儀式と呼ばれる診察
それは、、、

主治医の診察の前に、もう一人の偉いドクターに診察を受ける。

って、手術前と同じ。



●リンパ浮腫を予防するためのマッサージ、の本をわたされる
 午後に、説明があるらしいので、
 ひととおり、目をとおしておくようにと言われた。



●午後、回診
 入院中、はじめての体験となるはずだったのだが、
 あいにく席をはずしていたので、もとい、ベッドから離れていたので、
 受けられなかった。
 どうやら、別の、偉いドクターの診察が受けられるはずだったみたいだ。



●3時、リンパマッサージのためのDVDを一人で視聴。
 、これで、退院後に、自分でマッサージすることになるのか??

 DVDを見終わった後、看護師さんのフォローが入った。
 実際のマッサージでの手の動き、力の入れ方、などなど。
 でも、DVDでみるのと、やってみてもらうのでは、雲泥の差。。

 これを、退院後、一人でやっていかないと行けないと思うと
 自信ない。。。。

 なんか、講習会みたいなのでもあるといいのにな。。

 そういえば、
 リンパ浮腫がでたら、治療(マッサージ?)を受ける診療科があるらしいが、
 自費で60分、9000円とかいっていた。
 
 手術に関しては高度な技術をもっているが、
 その後の症状に関するケアは、あまりないんだな。



●夕方、体内水分量検査
って、これも手術前と同じ。

術後8日目

2010-07-15 17:17:08 | 入院
退院日が決まった。連休明けの火曜日。

意識を退院後の日常生活へと切り替える。

といっている矢先、
腹帯にしみがついているのを発見!

なっ、なんなんだ~~~。

それは、リンパ液がしみだしている、とのこと。

さらに、どうすればよいか看護師に尋ねると、

ある看護士は、
 ● しみだした時は、ガーゼをあて、傷口がかわいてから、テープをはる

別の看護師は、
 ◆ ガーゼは不要、かわいてから、テープをはる

どっ、どっちにすればいいんだろう


退院してしまったら、こんな些細なこと、すぐに聞くこともできなくなってしまう。
どうすりゃいいんだろう



ちなみに、緊急時の連絡体制は、しっかり整えられている。
でも、患者にとっての不安って、こういうささいなことなんだけどな~~

まだまだ、おなかは突っ張ってるし、
左足の太ももには、痺れが残ってるし、
こういうのって、どうなるんだろう






術後7日目

2010-07-14 19:11:49 | 入院
本日のメインイベントは、抜鈎(ばっこう)。
抜糸のことだけど、金属のホチキスでとめてあるため、抜鈎ともいうらしい。

明け方4時頃に目を覚ましたが、けだるかったため2度寝をした。

● 6時  採血、検温

● 8時  朝食

● 9時  おしぼりタオルでからだふき

●11時  抜鈎
 痛くないと言う話を聞いていたが、痛い!!
 抜かれるたびに痛い!! 

 実は、術後にわかったことだが、金属アレルギーだった
 まさか、アレルギーとは思わず、術前の問診には、しっかり
 アレルギーはありません!! と言い切っていた。
 金属のアクセサリーも、ごくたまにつけることはったが、とりたてて赤くなることもなく、
 歯の治療にも金属がつかわれているが、こちらも支障はなかった。
 が、実際には、ホチキスの針の部分が赤くなっているのだ。
 すべての箇所において。。。 
 そして、全部で31針。
 抜かれた後は、テープにかわっていた。
 今後、3ヶ月間、3日に1回、このテープ交換をすることになる。

●12時  昼食

●15時  退院オリエンテーション
 日常生活
   無理せず、少しずつ慣らす
   自転車や車の運転は控える(振動がよくないらしい)
 風呂
   退院後2週間ぐらいは、シャワーのみ
   その後、入浴はかまわないけど、できれば一番風呂で、
   銭湯、温泉等は、担当医と相談してから
 排尿
   水分をとって、一日に一定量を排出すること
 排便
   規則的な排便をこころがける
   便秘対策として
    1:ヨーグルト = 善玉菌がよいらしい
    2:水分    = 便をやわらかくする
    3:運動    = 腸を動かす
             (歩いたり、おなかを暖めたり、手でマッサージもよい)
 卵巣欠陥症状
   卵巣を摘出しているため、ホルモンのバランスが崩れて、
   更年期症状のようなものがでてくることがあるらしい

●18時  担当医より手術結果の説明
 摘出した子宮の写真をモニタでみながら、現時点での状況説明を受けた

 子宮体 → 表部 = Ⅰa期、らしい
       裏部 = もしも筋肉への浸潤が1/2以上なら、Ⅰc期
            子宮頚部へ浸潤していたら、Ⅱ期
 リンパ → 病理検査中だが、転移していたなら、Ⅲ期

 術前の診断がどこへやら、浸潤によって、どんどん病期がすすむ 

 もしも転移しているということになったら、抗がん剤治療をすすめる
 ただ、子宮を摘出しているので、明確な効果はわからないが、リスク(吐き気)等はでる
 ただ、それでも術後すぐの方が効果はあるらしい

 それはそれは、怖い話になっていった
 確定するのは、検査結果がでてからだが、それは退院後。

 他に
 左足の痺れ → 神経をきったから
 足の付け根のむくみ → リンパ浮腫
 おなかのつっぱり → リンパ液
 疲れ、だるさ → 術後だから
 
 現在の気になる症状について、質問したのだが、
 あいにく今日は、頭が痛くて熱ぽかったのもあって、単語を聞き取るのがせいいっぱいだった

術後6日目

2010-07-13 20:59:10 | 入院
朝食後、のんびり歯磨きをしている時に、
ドクターの回診。焦った~~

いつものように傷口をみてもらい、順調、とのこと。
排尿、排便関係もOK。

とはいっても、回復に関しては、山あり、谷あり。
調子いいときもあれば、悪い時もある。
うまくいかない時に落ち込んでいると、同室の人が、
そんな時もあるわよ、って声をかけてくれる。
ありがたい存在だ。


看護師さんの回診の際、聴診器の音を聞かせてもらった。
ゴォ~ゴォ~、水が流れるような音がした。
こんな音がするんだ~~
今日は、快調。



夕方のドクターの回診時、退院日について話があった。
経過が順調なので、連休明けぐらいかな、と言われた。
おぉ~、あと1週間か、
が、喜びと同時に、退院してから調子悪くなったらどうしよう、という不安も襲ってきた。