子宮体ガン治療体験記

生理不順をきっかけに、ガンを告げられ、手術しました。このブログは患者側からの子宮体ガン治療体験記です。

公開講座

2010-11-07 10:52:02 | 番外編
子宮ガンについての公開講座があったので、聴講してきた。


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子宮ガンになる人、、、増えてるらしい。

女性がガンになった場合、乳ガンになる人が最も多いらしいのだが、
子宮ガンになる人も、乳ガンについで多くなってきている。 

ただ、一口に子宮ガンっていっても、
 子宮頚ガン
 子宮体ガン
 卵巣ガン
がある。

これら3つをあわせた場合、乳ガンにかかる人に匹敵するらしいのだ。

  子宮頚ガン+子宮体ガン+卵巣ガン ≒ 乳ガン (それでも乳ガンの方が多い)

てな感じかな。(あまりいばれることじゃないけれど、、、)

でもって、それに対するガン専門医(婦人科腫瘍専門医)と呼ばれる人が少ないらしい。

ずいぶん前に、小児科医が少ないということが話題になっていたけれど、婦人科医にしても同じことがいえるみたい。。。

患者数は増加するのに、それに対処する医者は少ない、、、


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まあ、そんな将来にそなえてのことなのかはわからないが、
【子宮頚ガン】に関していえば、その治療法は、
拡大手術から予防へと変わってきているとのことだ。

ざっくりいうと、
昔は、患部を含めて、ごっそり切り取っていたけど、
今は、ガン(子宮頚ガン)になる前にできるだけ予防しましょうということらしいのだ。
これが、最近ピーアールされている予防ワクチンのことなのだろう。

ただ、この講座の中で、興味深かったのは、
0期子宮頸ガン(CIS,AIS)は必ずしも100%治りません、といっていることだった。
このての講義で、本来こういうマイナスイメージの話はあまりしないらしいのだが、

ようは、
 0期と呼ばれる早期であっても、
 浸潤ガンではなくても、
 円錐切除で治ると言われていても、
必ずしも100%治ります とは言えません、ということらしいのだ。
恐らく、ごくごくわずかの場合なのだろうけど、
だからこそ、100%治りますとは言えませんという、ドクターの正直な意見じゃないのかな。

そして、そこにガンの怖さがあるように思う。


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現時点では、子宮ガンに関する原因や危険因子は十分に解明されてはいない。

子宮体ガンをとってみても、
 ・40代後半から50代
 ・未婚、未妊
 ・ホルモン剤服用
なんて、あてはまりやすい要因はあるものの、決して絶対的な要因ではない。

たしか、40代後半から50代って人の割合も、60%もいなかったのだ。
この年代の人が大半じゃないかと思っていただけに、以外に数値は低かった。

入院してみてはじめてわかったことだけど、
同じ子宮ガンでも、ほんと個人差ありすぎ。


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そして、
現時点でおこなわれている治療法っていうのも、
ガイドラインはあるものの、どうも絶対的なものではないらしいってこと。
そりゃそうだよな、原因がはっきりしてないんだから、治療法も確立しきっていない。。。

なんか、ある意味手探りで治療している部分ってのもあるんじゃないのかなって、、、感じた。



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う~~ん、暗いよな。
心がめいってると、こんな感じ方になっちゃう。。。

こころのケアってのも、欲しいところ。。