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歴史Blogを志向しています。このBlogのSite Masterの名前は、高木紀久です。

概説中国思想史

2024-08-23 19:36:00 | 中国思想史
概説中国思想史


「概説中国思想史」 この本の内容ですが短く言うと“中国の思想の歴史 その概説”ということですが、あまりにも短く言い過ぎという気もしますが、どういう思想であるのかということもそうですが個々の文献や文化財がどこの国や何年に出土したかなどの考古学的な内容ともなっています。国とは春秋戦国時代の魯や張、また隋・唐などの統一王朝の国号なども含まれます。「何年」とは西暦紀元、年代とは秦代、漢代など、年号とは「黄初」、「青竜」などのその国や統一王朝の独自の表現形式が用いられているようです。思想とはなにか、ということですが(この本の中核となっている)、思想とは儒家、道家、墨家などの春秋戦国時代に活躍した諸子百家が有名だと思いますが、そうした諸子百家の哲学や考え方が“思想”です。そしてその思想・哲学が国家や政治に与えた影響を考えるのがこの本の主旨となっています。

中華人民共和国

2024-08-11 20:28:23 | 中国七千年史
中華人民共和国(AD1941~)


人物…
毛沢東
劉少奇
彭徳懐
張作霖
周恩来
鄧小平
江沢民
温家宝
胡錦濤
習近平


首都…北京


政治形態…共産主義


旧国号…中華ソヴィエト共和国


政権与党…共産党


体制…中国共産党による一党独裁


中国第二の都市…上海


中国第三の都市…重慶


宗教(国教)…無宗教(共産主義)


民族…漢、蒙古、羌、朝鮮、回、新疆、満州、等


河川…
黄河
長江


政策…
文化大革命
大躍進政策


経済政策…
五カ年計画
新五カ年計画
改革開放政策


政治的事件…天安門事件(1989年)


総人口…13億人(2024年現在)


人口政策…一人っ子政策


軍隊…人民解放軍


外交政策…戦狼外交


総兵力…200万+


経済圏構想…
一帯一路
海のシルクロード
BIIB(アジア開発銀行)


国際連合関連…
国際連合加盟国
常任理事国


就役航空母艦保有数…三隻(2024年現在)


全国人民代表大会…国会に相当する。


戦略核ミサイル保有数…75?基(2024年現在)


備考
国共内戦、日中戦争などを経て、独立。毛沢東を建国の父とし、正式に中華民国から政権を引き継ぎ、独立国家として成立する。中国共産党による一党独裁制を敷き、第二次世界大戦後に国際連合の常任理事国となる。大東亜戦争中、蔣介石軍(国民党軍)と関東軍(日本軍)と共産党軍による三つ巴の戦い(ほかに中国各地に独自の(その地方に独立の)軍閥が存在した。)だったが、蔣介石率いる国民党軍と日本軍が激戦のすえ、お互い同士疲弊すると、毛沢東の共産党軍が漁夫の利を得る格好となった。これにより、蔣介石と国民党軍は、台湾島に渡って、中華民国政権を樹立。中華人民共和国とは独立の国民国家を建設する。中華人民共和国政府は、この中華民国を独立の国家として認めておらず、2024年になる現在も(※現在は、2024年。)係争中である。台湾島を領土とし、蔣介石を初代総統とする、中華民国と、台湾島をあくまでも自国の領土と考える中華人民共和国政府との間に認識のズレが生じている。中華人民共和国成立後、毛沢東が大躍進政策、文化大革命の二つの政策で失政を行い、期せずして失脚すると、かわって周恩来が首相の座に就任する。周恩来首相は、日中国交正常化などに尽力する。鄧小平の時代になると、改革開放政策がとられるようになる。1989年、民主化を求める一般国民のデモ隊への弾圧である天安門事案が発生する。2000年に入って、香港、マカオが、英国領から中国領へと正式に返還される。1979年から2014年まで実施された、産児制限である、一人っ子政策のために少子高齢化が進む。これにより、2024年現在においては、中国では、本格的な少子高齢社会が到来しており、現在においては、そのひずみを解消すべく、三人っ子政策がとられている。急激な工業化→ハイテク化→サイバー化を経て、都市部には、未来的なデザインの超高層ビル群が立ち並び、さながら〈未来世紀チャイナ〉のような、未来的なデザインに象徴される、〈テクノポリス〉となっている。

中華民国

2024-08-07 20:51:06 | 中国七千年史
中華民国(AD1912~AD1949)


人物…
孫文
袁世凱
宋教仁
蔣介石
汪兆銘


首都…
北京
南京


政党…
国民党
共産党


内戦…
国共内戦
中原大戦
国共内戦(第二次)


事変…
満州事変
日華事変


対外戦争…
日中戦争


備考
孫文の辛亥革命により清朝打倒。新たな王朝政治ははじまらず、新たな皇帝も即位せず、中華世界のおよそ二千年にもおよぶ帝政時代はここに終わりを告げた。民政時代に入り、「中国」という名称が誕生する。数々の内戦、日中戦争という対外戦争など、激動の時代であった。列強との折衝に忙殺された時代でもあった。戦争、政治、社会構造の変化等、諸々の諸事象による、山積する有象無象の〈遺産〉は、次の“中華人民共和国”へと継承されていくこととなる。

2024-08-01 21:00:23 | 中国七千年史
清(AD1644~AD1912)


別号…
大清
満清
代清帝国


人物…
ヌルハチ(太祖皇帝)
ホンタイジ(皇太極(太宗))
ドルゴン
康煕帝
雍正帝
乾隆帝
林則徐
洪秀全
光緒帝
張勳
西太后
袁世凱
溥儀


民族…
女真氏(女真族(満州族))
漢民族


皇号…大ハーン(太汗)


様式…弁髪(辮髪)


藩部…
南モンゴル
北モンゴル
チベット
東トルキスタン


焚書・禁書事案…文字の獄


存続が認められた制度…科挙


乱事案…
白蓮教徒の乱
太平天国の乱
パンゼーの乱


特産品…
毛皮

陶器・磁器

綿
漆器


対外戦争…
第一次アヘン戦争
アロー戦争(第二次アヘン戦争)
日清戦争


対外交渉…
対英
対米
対仏
対露
対日


締結条約…
南京条約
黄埔条約
望厦条約
天津条約
北京条約
アイグン条約
タルバガタイ条約
イリ条約
カシュガル条約
下関条約


三国干渉を行った国…
フランス共和国
ドイツ帝国
ロシア帝国


首都…北京


科挙…廃止


事件事案…義和団事件


皇家…愛新覚羅(アイシンギョロ)氏


兵制…八旗制度


総人口…7億


おもな思想…公羊学


文学作品…紅楼夢


言語…
満州語
北京語


陶磁器…
赤絵
染付


国際関係…
琉球
ポルトガル
ヴェトナム
ビルマ
アユタヤ王朝(タイ)
オランダ領東インド会社


外国の事案・出来事…産業革命


廃れた体制…冊封体制


備考
北方異民族であるジュルチン(女真(満州族))による征服王朝。元の時に一度異民族によって国を奪われ、明の時に巻き返し、清になって再び異民族によって国土ごとその権威を奪われるという事態となっている。元の時もそうだったが、この時代(清の時代)において、多民族間の民族融和(おもとして北方民族(この場合女真)と漢民族)が進んだことは想像にかたくない。また、この時代、産業革命以後の西洋社会との折衝、摩擦、交流が急激的に進んだことが大きいと思われる。良くも悪くも西洋と接近することによって多方面にわたって清王朝(そして中華世界)は、急激な進歩を遂げるにいたったのであった。一次と二次の阿片戦争、不平等条約など、総じて悪いことの方が多いかに見える西洋の諸国との関係だが、そうしたもろもろの事象ともあいまって、清は、崩壊への道をひた進んでゆくこととなるのである。その先に待っているのは、新しい時代の足音であった。