王莽::前漢の政治家
前漢の経済
通貨単位…銭、金
一銭…銭貨一枚
金…金一斤(およそ一万銭)
絹一匹…450~477銭
アワ一石…105~130銭
キビ…150銭
大麦…110銭
麦…120銭
肉一斤…4~7銭
代表的な貨幣…五銖銭
税…
人頭税
土地税
財産税
商税
畜税
労働税(徭役税)
兵役税
鉱林漁業税
農書…『氾勝之書』
おもな農産物(一例)…
キビ
麦
稲
ヒエ
大豆
カラムシ
麻
瓜
ヒサゴ
芋
桑
農法…代田法
牧畜…
豚
にわとり
犬
牛
馬
農政長官…大司農
専売特許品…塩、鉄
農村・農民
一世帯あたりの農地…おおよそ100畝
一世帯あたりの耕作地…50~70畝
一世帯あたりの収穫量(年間)…125~210石前後
都市
邑…城砦都市
社…集落の中心部
市…交易地、集会場
武帝の113年、上林三官(部署名)に命じて、五銖銭を作らせる。この五銖銭は、偽造がむずかしく、その後の貨幣の標準的なものとなる。この五銖銭の流通は、じつにのちの五胡十六国の時代までつづいた。戦国時代の各国のばらばらな通貨単位(と貨幣)、秦の通貨単位(と貨幣)の統一、その後の漢になってからの悪貨鋳造の横行等を経て、五銖銭の時代で、鋳貨問題が、一応完結したのである。
通貨単位…銭、金
一銭…銭貨一枚
金…金一斤(およそ一万銭)
絹一匹…450~477銭
アワ一石…105~130銭
キビ…150銭
大麦…110銭
麦…120銭
肉一斤…4~7銭
代表的な貨幣…五銖銭
税…
人頭税
土地税
財産税
商税
畜税
労働税(徭役税)
兵役税
鉱林漁業税
農書…『氾勝之書』
おもな農産物(一例)…
キビ
麦
稲
ヒエ
大豆
カラムシ
麻
瓜
ヒサゴ
芋
桑
農法…代田法
牧畜…
豚
にわとり
犬
牛
馬
農政長官…大司農
専売特許品…塩、鉄
農村・農民
一世帯あたりの農地…おおよそ100畝
一世帯あたりの耕作地…50~70畝
一世帯あたりの収穫量(年間)…125~210石前後
都市
邑…城砦都市
社…集落の中心部
市…交易地、集会場
武帝の113年、上林三官(部署名)に命じて、五銖銭を作らせる。この五銖銭は、偽造がむずかしく、その後の貨幣の標準的なものとなる。この五銖銭の流通は、じつにのちの五胡十六国の時代までつづいた。戦国時代の各国のばらばらな通貨単位(と貨幣)、秦の通貨単位(と貨幣)の統一、その後の漢になってからの悪貨鋳造の横行等を経て、五銖銭の時代で、鋳貨問題が、一応完結したのである。
前漢
武帝とその時代
前漢武帝(BC156~BC87)
前漢時代の皇帝の一人。典型的な暴君とされる。近年、再評価が進んでいる。暴君という呼び名が定着してしまっているようだが、実際には、雄材大略な政治志向で、軍事・内政・外交で功績があり、前漢は、武帝の時代に絶頂期を迎えるのである。
時代背景
文景の治により、国経済はうるおい、財政は健全だった。各地を治める(漢土の地はその版図が広大にすぎるゆえ)諸侯王の権勢は、なお強大だった。異民族(匈奴)とは係争中(なにもこのことは前漢にはじまったことではないが)。
政治様式…雄材大略
内政…儒学者の官僚登用
外交政策…匈奴対策
解説
全漢代最大版図を築く。各地の諸侯王の権勢の弱体化を進める。シルクロードを開道する。武帝各地の巡幸を行う。反面、たびかさなる軍事行動のため、財政は悪化した。「巫蠱の乱」など、巫蠱が流行した。武帝の時代に前漢は隆盛をきわめるが、巫蠱が流行るなど暗い面もあった。
武帝とその時代
前漢武帝(BC156~BC87)
前漢時代の皇帝の一人。典型的な暴君とされる。近年、再評価が進んでいる。暴君という呼び名が定着してしまっているようだが、実際には、雄材大略な政治志向で、軍事・内政・外交で功績があり、前漢は、武帝の時代に絶頂期を迎えるのである。
時代背景
文景の治により、国経済はうるおい、財政は健全だった。各地を治める(漢土の地はその版図が広大にすぎるゆえ)諸侯王の権勢は、なお強大だった。異民族(匈奴)とは係争中(なにもこのことは前漢にはじまったことではないが)。
政治様式…雄材大略
内政…儒学者の官僚登用
外交政策…匈奴対策
解説
全漢代最大版図を築く。各地の諸侯王の権勢の弱体化を進める。シルクロードを開道する。武帝各地の巡幸を行う。反面、たびかさなる軍事行動のため、財政は悪化した。「巫蠱の乱」など、巫蠱が流行した。武帝の時代に前漢は隆盛をきわめるが、巫蠱が流行るなど暗い面もあった。
前漢
文景の治(BC180~BC141)
皇帝…文帝、景帝
政治体制…黄老治術
文帝の産業政策…農業・農桑振興
文帝の税制…
田租の半減→BC179およびBC169
田租の全免→BC168
異民族政策…和平政策
備考…
文帝は、自分自身の私生活においても質素倹約を徹底し、王侯貴族にも奢侈を行わないことを求めた。黄老治術や農政によって民は富み、国は栄え、前漢の最盛期を迎えることとなったのである。
文景の治(BC180~BC141)
皇帝…文帝、景帝
政治体制…黄老治術
文帝の産業政策…農業・農桑振興
文帝の税制…
田租の半減→BC179およびBC169
田租の全免→BC168
異民族政策…和平政策
備考…
文帝は、自分自身の私生活においても質素倹約を徹底し、王侯貴族にも奢侈を行わないことを求めた。黄老治術や農政によって民は富み、国は栄え、前漢の最盛期を迎えることとなったのである。