水滸伝 ~天命の誓い~
PART4
義兄弟
前節(PART3)でも述べたが、信じる徳がちがうと他の好漢や無頼漢と義兄弟になってもらえない(楊志の信じる徳は忠義というものである)。義兄弟になるためには、当然のことながら義兄弟の契約を交わさなくてはならない。これには、独自のコマンドがある。義兄弟になってもらう相手とおたがい同士、盃を酌み交わして義兄弟の契りを結ぶのである。さて、その、「盃」だが。これは、水盃(みずさかづき)ではない。血盃(けっぱい)でもない。酒(さけ)だ。義兄弟の契りを結ぶためには、おたがい同士、酒盃(しゅはい)を酌み交わさなくてはならない。こうすることによって、両者はおたがい同士を義兄弟と認め、以後は、おたがいを実の兄弟あるいはそれ以上の存在として尊重し、助け合うようになる、ということである。そして、このゲーム、『水滸伝 ~天命の誓い~』的には、この、“義兄弟になる”コマンドによって、好漢(『三国志』でいうところの君主=プレイヤーキャラクター)以外にも、プレイヤーが直接、動かすことのできるキャラクターをつくることができるのである。このことがどういうことを意味するかというと、自分(好漢)以外にも、自分(プレイヤー=ユーザ)が、直接、操作することのできる人物が得られるということである。具体的には、領国の経営をプレイヤー自身が見ることができる、戦争をプレイヤー自身が直接、采配することができるようになる、ということである。そのためには、その義兄弟が、赴任地の領主として任命されているとか、戦争を行う際には、その軍団の総大将として任命されているなどの必要性が生じてくる。当然ながら。義兄弟キャラクター以外を領国の経営や戦争の代執行人(総大将)に任命する場合、コンピューターに委任するかたちになる。コンピューター(好漢や義兄弟以外の人物)に委任した場合、政治や軍事を、プレイヤーが見るわけにはいかない(というかできない)。これが、義兄弟という概念(ポスト)が重要視されてくる理由である。
PART4
義兄弟
前節(PART3)でも述べたが、信じる徳がちがうと他の好漢や無頼漢と義兄弟になってもらえない(楊志の信じる徳は忠義というものである)。義兄弟になるためには、当然のことながら義兄弟の契約を交わさなくてはならない。これには、独自のコマンドがある。義兄弟になってもらう相手とおたがい同士、盃を酌み交わして義兄弟の契りを結ぶのである。さて、その、「盃」だが。これは、水盃(みずさかづき)ではない。血盃(けっぱい)でもない。酒(さけ)だ。義兄弟の契りを結ぶためには、おたがい同士、酒盃(しゅはい)を酌み交わさなくてはならない。こうすることによって、両者はおたがい同士を義兄弟と認め、以後は、おたがいを実の兄弟あるいはそれ以上の存在として尊重し、助け合うようになる、ということである。そして、このゲーム、『水滸伝 ~天命の誓い~』的には、この、“義兄弟になる”コマンドによって、好漢(『三国志』でいうところの君主=プレイヤーキャラクター)以外にも、プレイヤーが直接、動かすことのできるキャラクターをつくることができるのである。このことがどういうことを意味するかというと、自分(好漢)以外にも、自分(プレイヤー=ユーザ)が、直接、操作することのできる人物が得られるということである。具体的には、領国の経営をプレイヤー自身が見ることができる、戦争をプレイヤー自身が直接、采配することができるようになる、ということである。そのためには、その義兄弟が、赴任地の領主として任命されているとか、戦争を行う際には、その軍団の総大将として任命されているなどの必要性が生じてくる。当然ながら。義兄弟キャラクター以外を領国の経営や戦争の代執行人(総大将)に任命する場合、コンピューターに委任するかたちになる。コンピューター(好漢や義兄弟以外の人物)に委任した場合、政治や軍事を、プレイヤーが見るわけにはいかない(というかできない)。これが、義兄弟という概念(ポスト)が重要視されてくる理由である。
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