定期的にATF交換(循環交換)をしていたそうなんですが、最近4速5速の低回転時にスムーズに回転しない・安定しない感じが出てきたそうです。
スバル レガシィ BP5 2008年式 308000キロ

ぱっと見では30万キロ走行してるとは思えないですね~
ちなみに前回の交換から約4万キロ走行してるみたいです(^^)
まずは現状を把握するために試乗へ(*・ω・)ノ
全体的にまったりとしたら加速でレスポンスが悪い感じがします(^^;)


ATオイルフィルターの交換は整備書的にはバッテリーを外して、、、となってますが、それでも外しにくそうなうえにオイルが下に垂れることを考えるとバンパーを外すほうが良さそうなので


外しました(*・ω・)ノ

ウォッシャータンクの上に有りました(^^)

ウォッシャータンクの上に有りました(^^)
とりあえず場所だけ確認したかったので、今は外さずにリフトアップしていきます!


中央に見えるのがATオイルパン。


左側にオイルクーラーラインが有ります。


それでは作業に取り掛かります。
まずはドレンプラグを外してATFを排出。


ドレンアウトで約3.5L抜けてきました。

オイルパンを取り外すとミッションケースと


オイルパンを取り外すとミッションケースと

オイルパンに液状ガスケットがガッツリと残ってます(^^;)

そしてマグネットにはビッシリと鉄粉が付着してました(>_<)


そしてマグネットにはビッシリと鉄粉が付着してました(>_<)

ストレーナーも取り外します(^^)



フィルター部分は真っ黒ですね(^^;)

ストレーナーを取り付ける前にバルブボディとオイルパン取り付け面を綺麗にしておきます!

で、ストレーナーを取り付け~




フィルター部分は真っ黒ですね(^^;)

ストレーナーを取り付ける前にバルブボディとオイルパン取り付け面を綺麗にしておきます!

で、ストレーナーを取り付け~

新品のオイルパンに液状ガスケットを塗布して


綺麗にしたマグネットを取り付けて

ミッションケースに装着♪

ストレーナーを取り外すとまあまあな量のフルードが抜けてきます。ドレンアウトと合わせて約4.8Lでした(*・ω・)ノ

ミッションケースに装着♪

ストレーナーを取り外すとまあまあな量のフルードが抜けてきます。ドレンアウトと合わせて約4.8Lでした(*・ω・)ノ
ちなみに全容量は10Lなので半分も抜けてないことになります(>_<)


続いてはオイルフィルターの取り外し。


見た目はエンジンオイルのフィルターと同じ(^^)
汚れ?埃?具合が古さを感じさせますね~(ノД`)

新品を取り付け。


新品を取り付け。

次はトルコン太郎のホースをオイルクーラーラインに割り込ませて


トルコン太郎にワコーズATFセーフティSをセット♪


初期充填をしたらエンジンを掛けてクリーニングです(^^)


左 新油ワコーズATF
中 ドレンアウトしたATF
右 現在ミッション内を循環しているATF

それでは圧送交換スタート♪


それでは圧送交換スタート♪

1番右のモニターは圧送交換中に排出されてきたATF











1回目の圧送交換が終了(*´∀`*)ノ











1回目の圧送交換が終了(*´∀`*)ノ
定期的に交換してただけあって既に透明度が高いです(≧∇≦)b

クリーニングモードが終わっても綺麗なままなので、今回は1回で終了です(^^)


フルード量の確認はレベルゲージなんですが、インタークーラーが巨大化してて手が入りません(゜Д゜;)
そんなわけで下からアクセスすることにします(*・ω・)ノ


フルード温度を確認する為にスキャンツールを繋いでみると大量のDTCが(^^;)
一つ一つ内容を確認してみると、何かの作業時に配線カプラーを外した状態でキーONにして発生した感じのDTCばっかりだったので

消去して再発しないことを確認(^^)


消去して再発しないことを確認(^^)

で、本題のATF油温を確認。


レベルゲージは上から挿さってるので、下側からアクセスしても上げたあとに隙間を通して下げないと抜けないので、なかなか苦労しましたが取れました(^^;)
そしてフルードを拭き取ってから再び隙間を通して挿して抜いて確認(ノД`)
上限で合わせておきました!

ホースの接続を解除するときに採取したのが右側の瓶。

ホースの接続を解除するときに採取したのが右側の瓶。
多少は古いフルードが混じってるので新油の透き通った色とは違いますが、最初にドレンアウトしたフルードと比べると明らかに違いますよね(^^)
最後に試乗をして不具合が出ないか確認です!
最後に試乗をして不具合が出ないか確認です!
不具合は、、、当然ながら無く、圧送交換前と比べてレスポンスが改善してました(*´∀`*)ノ
後日、お客様から感想を聞くと
『全体的にスムーズ。回転数を上げていくと変速のショックや落ち込みを感じないのでCVTのような感覚。定速走行からのアクセル踏み直しで3000回転までは重いような?でもそれ以上は軽い。結果として満足してます!』とのことでした(^^)
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。