最近購入されたみたいなんですが、過去のメンテナンスがわからないということで今回の交換依頼となりました。
ちなみにこの型のプラドはレベルゲージが無いタイプになるので、従来のATFチェンジャーを使った交換方法では対応出来ません。 そういう理由で断る場合もあれば、未だにATFは交換しなくてもいい、交換すると逆に調子が悪くなる・壊れるという間違った情報を発信している整備業者も沢山居ます┐(´д`)┌
当店ではATやCVTは勿論のこと、DCTやDSG、TCTなども対応可能です(^^)/
トヨタ ランドクルーザープラド GDJ150W 2017年式 103200キロ

試乗した感じでは加速はスムーズで変速ショックも無く調子は良さそうですが、アクセルの踏み直し時にタイムラグを感じるのと、シフトレバー操作時に若干ショックがありますね(^_^;)
それでは作業に取り掛かります!

リフトアップ。

リフトアップ。

ミッションのアンダーカバーを取り外し。

ドレンアウト。

全容量は9.6Lなんですがドレンアウトでの排出はたったの1.5L(゜o゜;

オイルパンを取り外し〜

続いてストレーナーも取り外し〜


見える範囲でですが、出来るだけ綺麗に洗浄しておきます。

右が取り外したストレーナー。

右が取り外したストレーナー。
左は新品です。


このタイプは中のフィルターがろ紙なので洗浄不可です。
金属製だったとしても洗浄の手間と部品代を考えると交換でいいと思います(^_^;)

ストレーナーを取り付け〜

取り外したオイルパン。

鉄粉吸着用のマグネット。
走行距離の割に鉄粉は少ないような気がします。


再使用するので綺麗にして

ミッションに取り付けました。

オイルパン脱着、ストレーナー交換で2.1L排出されて合計で3.6L。
結局1/3しか抜けませんでした(@_@)

今回はワコーズのATFセーフティSを使用します♪

トルコン太郎のホースを接続して

排出した量プラスαを初期充填後にエンジンスタート(^^)/

右は現在ミッション内を循環しているATF。
1/3程度が入れ替わっただけでは最初にドレンアウトしたATFとほぼ変わらないです(^_^;)

それでは圧送交換スタート♪

それでは圧送交換スタート♪












圧送交換が終わると同時にクリーニングモードに切り替わります(^^)
ATFがミッションからトルコン太郎に流れてきて、トルコン太郎のフィルターを通過したATFがミッションに戻っていくということで、万が一ミッション内でスラッジが剥離したとしてもフィルターでキャッチするので、ミッション内にスラッジが戻らず安全な洗浄が出来ます(≧∇≦)b

クリーニングモード終了。
ドレンアウトしたATFと比べれば赤みが出て大分綺麗になりましたが、2回目の圧送交換にいきます!














2回目の圧送交換&クリーニングモード終了。
ほぼ新油と同じ色・透明度になりました〜

スキャンツールでAT油温を確認して

オーバーフローで油量を調整。
圧送交換完了です(^^)/


左 最初にドレンアウトしたATF
右 最後にオーバーフローしたATF
真っ黒だったATFが新油同等の透明な赤色になりました(≧∇≦)b
今回はオイルパンを外して中も綺麗にしたので、次回の交換は4万キロ走行後に圧送交換のみで大丈夫だと思います。
交換後の試乗では交換前に気になってた部分が改善されて、気持ちよく運転出来ました(^^)/
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。