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ガレージSMAK

フリードハイブリッド 警告灯点灯 バッテリー上がり 修理

同業者からの整備依頼です。
警告灯が少し前から点灯してて、そのままにしていたらバッテリーも上がってエンジンが掛からなくなったということで、レッカー搬送されてきたそうです。

ホンダ フリードハイブリッド GP3 2012年式 117200キロ

バッテリーが完全にダメになっているようで、バッテリーチャージャーを取り付けたままじゃないと動かすことも出来ない状態です。

とりあえずバッテリーの確認。

全くダメですね~(^^;)

電源を供給した状態で警告灯を確認すると




色々と付いてます。
バッテリーは一晩充電してみるも全く回復せず、交換が必要なようです。

診断機を接続してDTCを確認。


ABS コントロールユニット電源電圧低下
EPS バッテリー電圧
IMA P1634 インバーター回路信号異常
上の2つはクリアを実行すると消去出来たので、補機バッテリーの電圧降下で発生したものと思われます。
唯一消去出来なかった…つまり現在進行形のDTCはインバーター回路信号異常。これはハイブリッドバッテリー系統になります。

IMA2のヒューズを確認すると切れてたので、新品を入れてイグニッションをONにすると一瞬で切れます(^^;)

というわけでハイブリッドバッテリーを点検です。



やっと見えてきました。1番怪しい冷却ファンを取り外します。

取り外し。
冷却ファンを取り外した状態で再び診断機を接続して確認すると、P1634は表示されなくなりましたが代わりにP0AE1(プリチャージコンタクタ回路電圧異常)が
表示されてます。

どうやら冷却ファンのモーターがショートしてるみたいです。

新旧比較。見た目では汚れてるかどうかぐらいしかわからないですね(^^;)

冷却ファンを取り付けて

診断機で確認。


異常無しになりました(^^)

システム全体を再サーチしてもDCTは0。

外した部品を戻していきます。



修理完了!

バッテリーは持ち込みされた新品に交換しておきました。

ついでにオイル交換の依頼を受けたので現在の量を確認するとギリギリでした(^^;)

ドレンアウト。

外したドレンボルトをよく見てみると

ワッシャーが凄いことに(゜Д゜;)
右は新品なんですが、恐らくずっと交換されずに締め潰され続けた結果、左のような薄く幅広なワッシャーになってしまったようです。

エレメントも取り替え。


エンジンオイルはワコーズのプロステージSです。

規定量にキッチリ合わせておきました(^^)

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。




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