詳しく話を聞くと予算や車種は決まっていて、どうせなら納車前にCVTフルードの圧送交換をして欲しい、出来るお店で購入しよう、、、って流れで当店となったみたいです(^^)
他店で車を買って、すぐに当店で圧送交換をされるお客様って今まで沢山居られましたが、このパターンは初めてです(゜o゜;
まぁどっちのパターンでもしっかりとやるのには変わらないんですが、その他の部分もしっかりと整備出来る分、やり甲斐がありますね(≧∇≦)b
スバル XV GP7 2014年式 119800キロ

車検がほぼ2年残ってる車をオークションで落札してきました(^^)
こういった場合は整備せずに車検だけとりあえず通したってことが多いので、しっかりと整備していきたいと思います。




まずはエンジンルーム、下廻りのスチーム洗車(^^)/




イイ感じになりました〜♪

キー電池は残容量がわからないし高い物ではないので交換。

発煙筒はLEDタイプが装着されていたんですが、いつ点かなくなるかわからないので好きではありません(^_^;)

なので普通の発煙筒に交換しておきました。


エアコンフィルターは交換。
当然のように交換してありませんでした(^_^;)

販売車でもPM2.5や花粉、アレルゲンに対応したエアコンフィルターに交換してます(^^)

ワイパーゴムはシリコンタイプに交換。

下廻りを確認した時に左ヘッドカバー周辺にオイル漏れがあったので

イグニッションコイルを外してみると

オイルまみれでした(^_^;)
とりあえず左側はヘッドカバーガスケット及びプラグホールガスケット交換決定です。

ヘッドカバー周辺にオイル漏れが見当たらなかった右側も点検しておきます。


こちらもイグニッションコイルがオイルまみれでした(゜o゜;


プラグは交換された形跡が無かったので交換ですね〜

左ヘッドカバーを外すにはバッテリーを外さないと作業がやりにくいので、予備電源を取り付けて

取り外し。

作業がやり易そうな右からバラしていきます!


取り外し完了。

ガスケット当たり面を綺麗にして

プラグホールガスケットを交換。

どうせなのでヘッドカバーの裏側(エンジン内部側)を綺麗にして

ガスケットを装着、整備書記載の指定場所に液状ガスケットを塗布してから


取り付けました(^^)
綺麗にしたので見た目が良く気持ちいいですね〜♪

NGKのプレミアムRXに交換です!
もちろんスレッドコンパウンドを塗布してから取付けます。

イグニッションコイルも綺麗にしてから取り付けてます。


続いて左側。

左側はヘッドカバーを外す前にクランクの位置を

取り外し位置に合わせないと

カム山が邪魔になってヘッドカバーが外せません(^_^;)

右側よりも汚れてますね〜

ガスケット当たり面も綺麗にして

取り付け完了〜

引き続きエンジンルームの点検整備。

エンジンオイル排出。

エレメント交換。
ガスケットにはシリコングリースを塗布。

使用するエンジンオイルはプロステージS。
車検整備ではスーパーフォアビークルをお薦めしていますが、今回は中古車販売での納車整備、、、つまり当店負担なので奮発?してより強力なクイックリフレッシュを添加します(≧∇≦)b

クーラントブースター、フューエルワン、フューエルツーも添加。

エンジンルームの仕上げはRECSを施工です♪

点滴の様に吸入し、吸気系と燃焼室の汚れに浸透させて除去します(^^)

吸入完了。
インテークに残った余分な液剤をしっかりと飛ばして施工完了となります。

フロントブレーキは作動、残量とも問題なし。

スライドピンはシリコングリースを塗布して組み付けます。


リアブレーキも同じくスライドピンに処理をして組み付け。

で、いきなりバラしてますが

左リアのハブベアリングに異音があったので交換です。
錆がそれほど酷くなかったので割と簡単に外れました〜(^^)


取り付け完了!

ブレーキフルード交換前。
冒頭にも書きましたが、こんな色をしてますが車検を受けて間もない車です(^_^;)

圧送交換。

約1Lを使って交換してます。

交換後は透明になりました〜

フロントグリルがオプション品に交換されていたので


取り外して


純正に戻しました!

エアコンの作動チェック。

吹き出し口温度は10℃なので悪くはないんですが、低圧高圧共に低すぎますね〜

470グラムに設定してエアコンガスクリーニングスタート(^^)/



終了〜(^^)
結果は回収量225グラム。規定量の半分以下でした(゜o゜;
結果は回収量225グラム。規定量の半分以下でした(゜o゜;

吹き出し口温度は7℃に改善、低圧高圧も上がってますが、まだ少し低いんですよね〜

コンプレッサーの圧縮を回復させる効果もあるパワーエアコンプラスを追加充填します。


イイ感じに上がりました(≧∇≦)b

次はCVTフルード圧送交換。
試乗ではアクセルを踏み直した時にタイムラグを感じましたので、改善されることを願いつつ作業に取り掛かります!
ちなみに〜この作業だけは別途料金を頂いてますm(_ _)m

ドレンアウト。

オイルジョッキにギリギリの5Lの排出でした〜(゜o゜;

オイルパンの取り外し。

ストレーナーも取り外し。

液状ガスケットの残りカスと見える範囲の汚れを落としておきます(^^)

取り外したストレーナーは手で触ったところがはっきりとわかるぐらい汚れてました(゜o゜;

中のフィルター部分には目視で確認出来る異物がチラホラと見えます(>ω<)

新旧を比較すると汚れ具合がよくわかりますね〜

ストレーナーを取り付けて




オイルパンに設置されていたマグネットも綺麗にして

新品のオイルパンに設置。オイルパンには液状ガスケットを塗布。
液状ガスケットを使うオイルパンは、取り外し時に変形する可能性や残ったガスケットの除去に時間が掛かるため、オイルパン自体が安価な事が多いので、ほとんどの場合オイルパンを新品に交換しています。

ガスケットが乾かないうちに取り付け〜

ストレーナー交換によるフルードの排出量は約1.3Lでした〜
下準備が終わったので、いよいよ圧送交換に進むんですが

まずはマフラー上部にあるフルードウォーマーのホースにトルコン太郎のホースを割り込みさせて

まずはマフラー上部にあるフルードウォーマーのホースにトルコン太郎のホースを割り込みさせて

排出量プラスαのフルードを初期充填します(^^)/

ちなみに〜今回の使用フルードは
ワコーズCVTFセーフティS
性能はプレミアムSに比べれば落ちますが、純正フルードよりは全然上ですよ!
エンジンを掛けてフルードをミッション→トルコン太郎のフィルター→ミッションというふうに循環させて、クリーニングです♪

エンジンを掛けてフルードをミッション→トルコン太郎のフィルター→ミッションというふうに循環させて、クリーニングです♪

左 新油のワコーズCVTFセーフティS
中 最初にドレンアウトしたフルード
右 現在ミッション内を循環しているフルード

圧送交換スタート(^^)/














圧送交換終了でクリーニングモードに移行してます。

ほぼ新油と同じ色になってますが、ミッション内部が汚れているとクリーニングモード終了後に黒ずんでしまうんです(^_^;)
結果は、、、

色みが変わらず透明なままでした♪
油量調整をするためにトルコン太郎の接続を外して一旦ミッションを冷やします。


再びエンジンを掛けて油温が規定値になったところで

オーバーフローさせて油温調整完了です(^^)

交換前後のフルードを比較すると全くの別物。
交換前に気になってたアクセル踏み直し時のタイムラグも気にならないレベルに改善されてました〜(≧∇≦)b
最後に外装のメンテナンス。






ボディは磨いて小キズを取りつつ艶を出して、樹脂部品の白ボケも解消します!




綺麗に仕上がったと思います(^^)/
後日、富山運輸支局で登録及びナンバー変更を済ませて納車となりました。
納車整備ってどこまでやるか?ってなかなか難しい問題だと思います。中古車なんで部品が劣化してるのは当たり前なわけで、全てを新車の状態に戻さなきゃいけないわけではないし、そもそもそんなことは無理ですからね(^_^;)
なので当店での納車整備はお客様に車検をお願いされたときと同じ感覚でやってます。少なくとも2年間はブレーキパッドが途中で無くなることがないような感じ?ですかね。
部品を交換すればするほど利益は減りますし、一般整備として後日入庫するかもしれない仕事の機会も減りますが、そこまでが販売店の仕事だと思ってます(^^)
皆様からの乗り換えのご相談をお待ちしてます。