お住まいは小矢部市なんですが、仕事の関係で富山県に来られているそうで、こちらに来てから移動の足に買われた車を自分で整備やカスタマイズをして楽しんでるみたいです(^^)
ただ今回の圧送交換は自分では出来ないので、色々調べて当店に辿り着いたわけです♪
ダイハツ ミラカスタム L275S 2007年式 95400キロ

圧送交換をする前に現状把握で試乗です(^^)
まず、、、クリープは弱いですね(^^;)
他には、、、加速は重く、音は大きいが加速が伴っていない感じで、アクセルの踏み直し加速ではワンテンポ遅れて加速していきますね~(>_<)

お店に戻ったらリフトアップして下廻りの確認。
年式の割りに綺麗な状態かなと思います(^^)

ドレンボルトを外してフルードを排出。

ドレンボルトを外してフルードを排出。
比較用に瓶にも採取しておきます。


排出量は約2.9L。

廃油を棄てるとジョッキの底には細かな汚れが無数に(゜Д゜;)

ミッション側はよく見てみると

側面はかなりの汚れ(゜ロ゜;ノ)ノ
正直なところここまでの汚れは見たことないです(^^;)


当然、オイルパンもかなりの汚れ、、、
鉄粉ではない汚れって??

オイルパンの底に設置されてる磁石はまだ余裕がありそうな感じです。


オイルパンの底に設置されてる磁石はまだ余裕がありそうな感じです。

ストレーナーを取り外し。

ストレーナーは樹脂製で元々黒色なので、ぱっと見では汚れ具合はわかりません(^^;)

フィルター部分は、、、黒い(゜Д゜;)

裏側も同じく黒いですね~


ストレーナーは樹脂製で元々黒色なので、ぱっと見では汚れ具合はわかりません(^^;)

フィルター部分は、、、黒い(゜Д゜;)

裏側も同じく黒いですね~

近付いてよく見てみるとフィルターに折れ曲がって出来たような線があったり、表面がバサバサしてて荒れてますね~
もしかすると先程からの汚れの原因は、このフィルター部分が損傷したことによる繊維?かも((((;゜Д゜))))



新品はこんな感じ。




新品はこんな感じ。

で、新旧比較。
やはりフィルターはかなり黒ずんでますね(^^;)

汚れはこびり付いててパーツクリーナーを噴くだけでは全く取れず(>_<) ウエスで擦ってやっと取れるレベル。


汚れはこびり付いててパーツクリーナーを噴くだけでは全く取れず(>_<) ウエスで擦ってやっと取れるレベル。


完全には取り切れてませんが~かなり綺麗になりました♪
これだけ擦っても取れなかったので、後日取れて詰まるってことは無いと思います(^^)


新品のストレーナーを取り付けて

オイルパンも綺麗に~


オイルパンも綺麗に~

勿論、磁石も綺麗になってます!




オイルパンを取り付け(*・ω・)ノ


オイルパン脱着、ストレーナー交換に伴い排出されてきたフルードは約1.2Lだったので、合計4.1Lとなり、全容量の64%が排出出来ました♪割合的には多いほうの車になります。

今回、使用するのはワコーズCVTフルードのフラッグシップモデルのプレミアムS。
新車に使用しても加速の違いが体感出来るぐらいの高性能フルードです(^^)


トルコン太郎のホースを接続。

まずは初期補充。
左のモニターは新油モニターなんですが、トルコン太郎はペール缶から汲み上げた新油をそのままミッションに充填するのではなく、新油であれ一度フィルターを通して充填しています(^^)


当店が圧送交換前に行うクリーニングモードは、せっかく新油を初期補充したのでそのフルードの清浄作用を利用してミッション内部を少しでも綺麗にする為にしてます(≧∇≦)

圧送交換開始前の状態。

圧送交換開始前の状態。
左 新油のワコーズCVTFプレミアムS
中 最初にドレンアウトしたフルード
右 現在ミッション内を循環しているフルード

それでは圧送交換スタート♪

トルコン太郎の右端のモニターは、圧送交換でミッションから排出されてきたフルードになります。廃油受けに流れていく前にモニターで色や透明度などを確認できるので、交換量の目安になったりします(*・ω・)ノ

トルコン太郎の右端のモニターは、圧送交換でミッションから排出されてきたフルードになります。廃油受けに流れていく前にモニターで色や透明度などを確認できるので、交換量の目安になったりします(*・ω・)ノ
今は始まったばかりなので、ほぼ黒色ですが交換が進んでいくと変わっていきます。




途中見てみると~明らかに変わってますね!







途中見てみると~明らかに変わってますね!



圧送交換終了!


自動的にクリーニングモードに切り替わりカウントダウンが始まりました。トルコン太郎の標準では10分のクリーニングモードなんですが、当店では状況をみて30分程度しています(^^)


それにしても、、、色が全然違います(゜Д゜;)

クリーニングモード終了!
圧送交換が終わった直後と比べると、クリーニングモードでミッション内部の汚れをフルードが取り込んできたことによって若干透明度が失われましたが、十分綺麗ですし予算の関係もありますので、今回は圧送交換1回で終了です。
余談ですが汚れが酷い車の場合は1回の圧送交換では綺麗にならず、ほぼ黒色のままってこともよくあります。そんな場合は圧送交換を2回3回と繰り返すわけですが、作業の受付時に予算の話も含めて何処までやるか?をお客様と相談しています(*・ω・)ノ

診断機を繋いで圧送交換中にDTCが発生していないか?とCVTF温度の確認です。
油量確認温度に達したところで


レベルゲージを差し込んで~HOTレベルの範囲内に入っていることを確認。

左 最初にドレンアウトしたフルード

左 最初にドレンアウトしたフルード
右 圧送交換後にトルコン太郎のホースを外すときに回収したフルード
元々のCVTフルードが透明な赤色なので、交換後のフルードに赤みが混ざってますが透明度があり、交換前とは全く違います♪
交換後に再び試乗です。
弱いと感じたクリープはしっかりと発生してます(^^) 走り出すと交換前よりも加速にトルクを感じるようになり、アクセルの踏み直し加速もスムーズになった様に思います(≧∇≦)b
お客様に引き取りに来て頂き、鉄粉以外の汚れが酷かったことなどを説明して(基本的に当店での作業はブログで使用している画像の一部をプリントアウトしてお客様に渡しています)、作業完了となりましたm(_ _)m
後日、お客様から
『体感的なので伝えるのが難しいけど、凄くフィーリングが良くなった』
とのご報告がありました(^^)
カスタマイズが進んだら見せに来てくれるそうなので、楽しみにお待ちしています♪
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。