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ガレージSMAK

ボルボV60(FB)車検整備でリアブレーキの更新とエアコンガス漏れ

以前にDCTフルード圧送交換でお世話になった富山市のお客様から車検整備のご依頼です。

ボルボ V60 FB4164T 2011年式 113200キロ
お客様の要望は時速60キロ前後でタイヤがブレるような感じがあるということで、タイヤバランスを見て欲しいとのことです。


発煙筒、エアコンフィルターは交換。

エアコンフィルターは暫く交換されてなかったみたいで、かなり汚れてました(^_^;)


ワイパーはブレードASSYでの交換となります。


バッテリーはSOH35%ってことで要注意の判定。
お客様に相談して交換することになりました(^^)/


半分隠れているので

カウルトップの一部を外すと全体が見えます(^^)

予備電源を接続して

バッテリーを取り外します。

アトラスのバッテリーが付いてました。
個人的にあまり好きなメーカーではありません、、、(^_^;)


バルタのシルバーダイナミックに交換します。

車に装着(^^)/


交換後に再テストするとSOHが100%なのは勿論のこと、規格値800CCAに対して実測値818CCAでした(^^)
ちなみにですが交換前のバッテリーは463CCAだったのでかなりアップしてます。

続いてはスパークプラグの点検。

カバーを外して


イグニッションコイルを取り外し〜

プラグの新旧比較です(^^)

古い方は黒ずんでデポジットも多く付着してます(^_^;)


新品は当然ですが綺麗で、外側電極もしっかりと角が立ってます(^^)

スレッドコンパウンドを塗布してから取り付けてます♪


次は下廻り。

アンダーカバーを外して

エンジンオイルの排出。

エレメントは交換。
ガスケットにはシリコングリースを塗布してます♪


使用するオイルはモチュールのH-TECHプライムにワコーズS-FVを添加してます(^^)

燃焼室の改善にフューエルワン、燃焼状態の改善にフューエルツー、冷却水の復活にクーラントブースターを添加(^^)/

フロントブレーキパッドは問題なし。

ディスクローターは結構削れてますが、もう少し使えそうですね〜


キャリパーやブラケットとの接触部にシリコングリースを塗布して組み付け。

リアブレーキはパッドとディスクローターを交換予定でして、交換の際に電動パーキングを解除する必要があるので安定化電源を接続です(^^)/

ちなみにですが〜当店の車検整備ではメーター上に警告灯の点灯が無くてもスキャンツールでDTCを確認しています(^^)
今回はこのタイミングで接続したので、先に確認。ノーフォルトでした(^^)

で、本題に戻り〜電動パーキングをメンテナンスモードに切り替え。


ブレーキパッドは薄くなってて、ディスクローターは段付きが酷いです(^_^;)


交換するパッド、ディスクは両方ともディクセルです(^^)







取り付け完了(^^)/

スライドピンは真っ黒だったので


綺麗にしてからシリコングリースを塗布。

キャリパーを取り付けるにはピストンを戻さなきゃいけないんですが、ピストントップに溝があるので回して戻すタイプと思いきや


普通に押し戻すタイプでした(^_^;)

んで取り付けて完成(^^)/

交換作業が終わったのでメンテナンスモードを解除。

ブレーキ周りの最後はブレーキフルード交換です。


圧送式で1Lを使ってしっかり・確実に交換してます(^^)

続いてはエアコンガスクリーニングです。
購入してからエアコンのメンテナンスはしたことなく、効きに関しては特に不満はないとのことでしたが

まずは現状把握です(^^)
圧力的には問題なさそうですね〜
吹き出し口温度も外気温31℃に対して13℃ってことで悪くはないです!

規定量は820グラムだったので800グラムに設定して施工開始(^^)/


で、施工完了(^^)/
結果は回収量385グラムってことで435グラムの不足だったみたいです(^_^;)
つまり半分以下だったわけですが、エアコンガスって規定量の半分程度が入っていればなんとなく効くんですよね〜
その分、コンプレッサーに負担が掛かってるわけですが、、、


パワーエアコンプラスを追加充填。
先程800グラムに設定したのはこの為でした(^^)

施工後は吹き出し口温度が13℃から10℃に改善してます♪


ヘッドライトは割と綺麗でしたが

磨いてコーティングしてます(^^)

最後にお客様から要望のあったホイールバランスの確認。

4本とも20グラム程度ずれてたのでウエイトを貼り替えておきました(^^)

これで車検整備が完了(^^)/
何も問題なければ次にお会いするのは2年後かな〜と思ってたんですが、僅か3週間後に「エアコンが効かなくなった」とのことで急遽お預かりですw⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w

エアコンマシンを接続してみようとバルブのキャップを外したところ


高圧バルブからプシューとエアコンガスが勢いよく漏れてます(゜o゜;
どうやらバルブコアがダメっぽいんですが、外そうにもめっちゃ固くて取れません(^_^;)

ちなみにですがエアコンガスの回収はたったの95グラム(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)
さっきのエアコンガスの勢いを考えると、ここ数日で一気に漏れてきた感じですね。


固すぎて途中で動かなくなるかも?と思いながら工具を駆使して何とか取り外せました〜
日本車に使われてる一般的なバルブコアとは形状や太さが違いますね。


新旧を比較してみると右が新品のバルブコアなんですが、明らかに止まってる位置が違いますね(゜o゜;

この部分のOリングがほぼ形を成していませんでした(^_^;)

長年エアコンのメンテナンスをしてなかった影響なのか、Oリングが潰れきった状態でなんとか密閉していたところに、先日の車検整備でエアコンマシンを繋いでバルブコアが無理矢理?動かされて、完全にOリングが崩壊したのかなと。

バルブコアを交換して再びエアコンガスを充填です。




充填後にこれまた再びパワーエアコンプラスを追加充填。

先日よりも外気温が低いせいか吹き出し口温度は8℃です(^^)

今回は漏れていないことをしっかりと確認して納車となりましたm(_ _)m

やっぱり可動する部品は定期的に可動させてあげないと固着してしまい、次に動いた時に破損する危険がありますね(^_^;)
今回のケースだと定期的にエアコンのメンテナンスをしていれば問題なかったのかもしれませんが、エアコンのメンテナンスをしなければバルブコアが完全に破損して大きく漏れることもなく、、、ですが、現にエアコンガスは半分以下まで減ってたわけですから、いつかはエアコンが効かなくなりガスの補充が必要だったわけですし、最悪なケースはガスが少ないことによる影響でコンプレッサーが故障する可能性もあったことを考えると、今回見つかって良かったんじゃないかと思います(^^)

まぁとにかく定期的なメンテナンスが大事ってことですね!

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。

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