ウェーバーキャブの加速ポンプジェット

ＳＵキャブなどには無い加速ポンプがついています。

こいつがセッティングの詰めに重要になりますが・・・

まあこれだけネットや本、専門書などでばらばらに書かれている項目もないと
思います。

ウェーバーキャブはミニのチューンナップしたエンジンの気化器としてポピュラー
で多用されます。

ミニ専門書のＭＦ紙でこの加速ポンプジェットのことを過去どう解説されたかと
いいますと・・・・

ＭＦ誌の記事抜粋　Number 59の中のウエーバーセッティングの基本より

加速ポンプの容量は一定なので、あくまでもポンプジェットの目的は噴射時間の
調整である。何よりその証拠に、ジェットナンバーの大きいものの方が穴の径は
小さく、低い番号の方が径が大きい。ナンバーが大きい方が噴射時間が長い
のだ！

とあります・・・・
長いことこれを信じてました。

ネットで調べてみるとこれと同じ内容のものもあるし正反対のもある・・・
キャブのメーカーによって違うようでどうもウェーバーキャブについての
解説なんですけど勘違い多数・・・

で実際くらべてみます。

画像の左から加速ポンプジェットの　４５番、５０番、６０番と並べてみました。
一番下の穴が燃料の吹き出る穴です。
どう見ても左から順に右にいくほど大きくなってます。
肉眼でみるともっと鮮明にわかるんですが・・・

実物を比べると一目で分かりますね。

番号が小さいほど噴射径が小さくなって噴射量は少なく噴射時間が長く
番号が大きいほど噴射径が大きくなって噴射量は多く噴射時間が短くなると
いうのが分かります。
送られてくる燃料の量は一定なのでそうなるわけです。

長いことＭＦ誌の記述とネットで調べた同じ内容を書いてある記事を信用して
加速ポンプジェットについて反対に勘違いしてしまっていました・・・

しかしセッティングを進めるうちにどうもおかしい？？？？！！！
排気煙のの様子を夜に後を走る車のライトを利用してやってみると？？？
もう？？？？？が一杯・・・・

で最近になって実際、くらべてみることに・・・・・

やっぱり実際、自分の目で確かめないといけませんねー
謎が解けたらあとは簡単です。
ますます絶好調になり車に乗るのが楽しい毎日です。