今日の講読で茶の湯では「せつちん」にも「心付けよ」とあったので
「せっちん」を知っているかと聞いたら二人も知らないというのが続きました。
国語の免許をとるために受けているのですが
それにしても???
茶庭の内露地には砂雪隠という設備があります。
外露地にある下腹雪隠とは異なり
トイレそのものが鑑賞の対象になっていたわけです。
腰掛で待つ間に客はこの砂と石のコラボを楽しむと言うことになっています。
拝見は古くからあるようで雨の日には砂雪隠の戸は閉めておけと言う伝書もあります。
まあ古文の授業には出てこない言葉かも知れませんが
言葉への意欲関心がない国語の先生には教わりたくないですね。
塵穴は実際に使いますが、同じく拝見しますよね。露地を掃除して、中をいったん綺麗にした上で、少しだけ朽ち葉や砂が入っていると見事だと思います。拝見で団子虫がいたことがありましたが、これも面白かったです。(意図的ではなく偶然だったようです)
砂雪隠、現物を見た時には感動しました。
古いものでは実際に使ったとの話も聞いたことがあります。使い方の稽古があったのか、どんなものか想像すると結構面白いです。
さて、リンク先の「露地各部の名称」によると、そもそも砂雪隠は、置くとしたらどのあたりにあるのでしょうか?中門からつくばいまでの所でしょうか?まさか、手を洗ってから席入りまでの所にはないでしょうね?腰掛から見える位置にあるのでしょうか?ちょっとした疑問にて、スミマセン。
広島の上田流和風堂の見学会で
見事なものを拝見してきました。
内露地の腰掛の脇にあるんですよ。
内腰掛から戸を開けたままですと
よく見えました。
砂も特定の場所のを使われるようですね。