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1970年、武蔵美卒、横浜在住、パリ個展は初めて。出品点数、大小混ぜて14点。
ソダノ氏は「湯沢悦木の制作について、手短かに話すと、色彩、形態の簡潔さの中に、陽気さがあり、歓喜の美学といえるだろう。形態は不思議な現象を持った分子が存在する、誰も知らない空間を思い起こすようなイメージが果てしなく続く。このイメージには逸話はないが、想像の中でユーモラスに目配せする。この波打つ幾何学的形態から調和があり、力強い美意識の世界を誕生させる。ミロの抽象方法論のように、湯沢悦木は私たちの想像力の中で、色彩の領域を広げてくれる。」と語っている。