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「楽天市場」送料無料化、楽天に立ち入り検査公取委、独禁法違反の疑い

2020年02月10日 | 時事ネタ
 ◇通信販売における利益
そんな事を考えさせる事案になっていますね。
通販で物品やサービスを購入する際に
購入手続きを進める際に、最終的に決済に至る段階では
支払総額が確認できます。

そこで、ふと決済のボタンを躊躇する場合があります。
勿論、商品を閲覧し、送料がいくらかかるのか?という
思考作業はそこに至る以前に目を通してはいるのですが

最後の最後
「これって通販で無ければダメなのかな?」
この様に自問自答する事があります。

その一つとして
送料の価格や代引き手数料などの類が
一つの例として考えられます。

当然の話なのですが
運んでもらうには送料の手間賃が発生しますし
代引きの場合にはドライバーさんの足を一時的に留めます
代金の回収を代行された中間業者には受領金を
販売元の企業へ支払う手間もかかります。

一方、消費者側にとっては
商品がどの程度の梱包の量で送られ
その量に見合う送料なのかを購入前に
見極めるには、運輸会社が何所で送達価格が
運輸会社の規定するどのサイズの荷物なのかを
調べなければ、荷物と送料の相互比較が出来ません。

楽天の三木谷氏のお話の中で
「品物を安く見せて置き、送料を水増し請求している者が居る」
この話にまんざら嘘ではないと感じるものも有ります。

そのくらい送料というのは消費者側から読みにくい
つまり、これが原因とするならば購買意欲に対して
零れ落ちてしまう部分は相当に存在している事を裏付けるものといえます

 ◇商品ごとに利益率が存在する
出店者には様々な業種があるので
出品物も多種多様となります。
安価な雑貨や食品などでは価格そのものが
単体で低価格になり易く物量をある程度まとめ買いしてもらう事で
利益となる物と考えて間違いない

しかし、利益率の低い品物を送料負担で販売する事で
赤字になるという主張をされています
これには出店者側の事情が大きく関係しており

サイト運営者から見れば
そうした店舗はそもそも出店に向いていないと
考えているのではないかと推察する事も可能です。

Amazonの流通システムと楽天の流通システム
両者の利益の創出メカニズムは恐らく違う

異なる構造の枠に不用意に同様の枠で縛りをかける
この様にする事で反発が起こるのは自然だろう。

楽天側としては消費者はより低価格側を選択するから
同じ土俵を展開しなければならないと固執する。
これを実現する上では仮にもAmazonと台頭するならば
Amazon同様にシステムの構築と収益システムの同期を
実現しなければならず、出店者にのみ御触れを出すというのは
少々強引と感じずにはいられない。

逆に出店者の諸事情を運営サイトにねじり寄るばかりというのも
公正さに欠けるとも思う。
送料を付加し続ける事で延命を図る行為としか
見做せない。もっと売れる品物を提供する努力義務は
そもそも出店者側が負うべき問題だからだ。

自力に限界があるとするならば別のサイトへ引っ越せば良いのでは?
それこそAmazonに搬入してみてはどうか?その様な見立てにもなる。

一方のパフォーマンスのみに倫理の定規を当てるのではなく
もう少し物の見方を広げる必要があるのではないか?
その様に感じる案件です。



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