学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

影響あれこれ

2020-03-30 21:28:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

コロナウイルス感染、まだまだ収まらず…
我が家の夫も、自営業ですがしばらく休むことになりそうです。
もともとそう儲かっているわけではないので(苦笑)それほど大打撃!ということもなく…
私も、「そんな時もあるよー」とのんびり構えて。
夫も、ずっと仕事をしてきたので、ちょうどいい休み時間にすれば良いと私は思っています。
娘の不登校も続くだろうし、父親が関わる時間が増えれば、娘にもいい影響があると思うし…
夫は本の虫なので、「たまってた本読もうかなぁ」と、楽観的。 
私も、娘と二人で過ごすことが多いため、特に夜は夫がいてくれるとかなり助かります。

私も、派遣の仕事が今までよりもたくさん出来るかも…病院職員の皆様、本当にお疲れ様です。ここに看護師、います!間接的にでも、関われます!
今、自分の出番かもしれない…?

東日本大震災の時、私は生後一か月の娘を抱えていました。
娘がいなければ、被災地に乗り込みたかったです。どうにかして、苦しむ人々の助けになりたい。
結局、看護師としての直接的な援助はできなかったですが…物資を送ったり、東北地方の農産物を買ったり。

ただ、その時は出来なくても、その人の出番が必ず来る、という言葉に出会いました。
今が、その時なのかもしれません。
看護師としても、一人の人間としても。

娘の不登校と戦う辛さを知り、私自身も強くなったというか図太くなったというか…
条件的に、恵まれているとは思うので、少しでも困っている人の助けになれれば…と思います。

コロナも怖いですが、慌てたりはしていません。
長期戦になりますが、皆で助け合いながら何とか乗り越えていきたいものです。


読んでいただき、ありがとうございました。






光が見えた・2

2020-03-28 15:10:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

不登校の原因の一端が分かったその夜。
担任の先生へ、手紙を書きました。

休校中も元気に過ごしたこと、動画を見る時間は相変わらずだが勉強も少しずつはしていること…
何より、やっと自分の思いを話してくれたこと。それによって、私の気持ちも軽くなったこと、今後は、もう無理じいせず、本人に合った学習環境を整えてやりたいこと…

修了式の朝、先生に渡すことができました。
先生も、せめて修了式は…と思って下さっていたので、結局登校は出来ず残念…というところでしたが、お昼前に本人が来る、ということをお伝えしました。
すると、先生も喜んで下さったので、こちらも嬉しく思いました。

翌日は卒業式なので、午後から先生がたもお忙しくなります。
その前に…ということで、娘と久しぶりに放課後登校。
先生に会い、通知表や連絡事項なとをいただき……
先生も、娘が話してくれたことをしっかり評価して下さいました。また、新学年で担任の先生が替わっても、きちんと引き継ぎしていくこと、担任にならなくてもいつでも相談してね、とも言って下さいました。

先生も、ことの次第が分かり、すっきりされたようです。私も、先生から「お母様もすっきりした表情ですね」と言われました。本人も、自分からは言いませんが、同じように感じていると思います。

また登校してくれれば一番よいのですが、欲を出さずに😅 
光が見えて、だんだん明るくなってきた感じです。
全て解決!とは行かなくても、以前の気持ちとは雲泥の差。

世間は、コロナウイルスのためにみんな落ち着かない、不安な日々。
ただうちは元気、不安もないことはないですが不穏ではありません。

後日、同じクラスのママとたまたま会い、パパは自宅待機、本人も仕事を辞めたばかり、子どもたちは休校……と一家全員が家にいるので本人にしんどい、と嘆いていました。ピッカピカのマンションのキッズルームも使えないとのこと…

我が家は夫は自営で夜は不在。娘はインドア派、外に出られないのがストレスとも感じない。築60年の古いポロ家だけど、楽器を弾いたり子どもが走り回っても文句の一つも言われない。
学校に行きたい、というお子さんがうらやましいと思いましたが…
何が幸いするか分からないものだな、と改めて思いました。

家にいるからこそ、出来ることもたくさんある。
出来ることを、愛して楽しもうと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。


光が見えた

2020-03-26 15:44:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

突然始まった休校も、なんとか過ぎ(不登校の我が家にはあまり関係ないのですが😅)修了式は、24日。
娘には一応、簡単に内容を伝えておきました。

話した時には、あからさまに嫌な顔。
やっぱりダメか。

ほんの少しの期待も、またもや裏切られ(という言葉も良くないかもしれませんが)、私の気分は最悪。

修了式の前日、担任の先生に電話をしました。
「少しでも行ければと思うが難しいかも、ダメなら修了式後、生徒がいない時間に通知表などを取りにいく」
という約束になりました。

さてどうしよう…

たぶんムリ。でもやらずに諦めるのは私もイヤ。でも行かなかった時の自分のストレスも娘のストレスもイヤ…

そう思っていたら、夜近くになって、娘がぽつりと「明日、イヤだな」と言いました。

どうしようか、と思いつつも、とりあえず少しずつ修了式の内容を話しました。
時間差をつけて登校するので、いつもよりは登校は目立たないこと、体育館ではなく教室で先生の話を開くこと、登校して1時間もしないうちに帰ること。もう最後なので、ほんの少しでもいいから…

などなど話していく中で、娘が「会うのがイヤな子がいる」と言い出しました。

これは、今までなかったこと。

個人名は言いたくないとのことで、私も特に聞き出すことはしませんでした。
ただ、何かあったのかを聞いてみると、どうやら強い口調で言う傾向のある子で、娘がうまくできないことについていろいろ言う、ということがあったと話してくれました。
また、他の子が「嫌いな子が増えた」と言っているのを聞いて、自分のことではないかと感じた、とも話してくれました。
そして、聞いてもいないのに「会うのがイヤな子」の名前をポンっと。

そうか、そうだったのか……!!

やっと、分かりました。

娘、よく話してくれました。

本当に、娘を抱きしめてやりたい思いでした。
涙が出そうになりました。

一番苦しんでいたのは娘だったのに、その気持ちを受け止めてやることが出来ず、逆に疑ったりして、二重に傷つけてしまった。
本当に、娘に申し訳なく思いました。

一方で、もう少し早く話してくれれば、とも思いましたが、本当に苦しい時はかえって言えない、というのも理解できます。
娘が、苦しい体験や気持ちを言葉に出すには今までの時間が必要だったんだな、と感じました。

娘、苦しかったね。
辛かったね。

でもすごくがんばったね。成長したね。

私も、苦しかったよ。
でももう、大丈夫だよ。
理由が分かれば、納得!
今まで辛くあたってごめんね。

私は、娘の話をきいて本当にスッキリ。
娘も、そのようでした。
その日の夕食は、久しぶりに心から二人で笑い合えた感じでした。

光が、見えました。
もう、迷いがなくなりました。

学校、ムリして行かなくてもいいよ。
もし行けたら、でいい。
お母ちゃんもお父ちゃんも、もう無理強いしないよ。
あなたが元気で、安心して勉強できる所でやればいいよ。
勉強なんて、いつでも、どこでも出来る。

元気で、明るく仲良く暮らしていこう。
「普通」じゃない方が、きっと面白い人生になるよ。


読んでいただき、ありがとうございました。



「大好き」

2020-03-23 12:13:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

私は、母親が大きらいでした。
何かと怒られるし。

その一方で、料理を仕込んでくれたり、(母自身の趣味で)家には質の良い本やレコードも多くあったり、そういった意味では私は恵まれていました。

でも、「お母さん大好き」なんて絶対になし。
尊敬する部分もあるし、恵まれていたこともある、そこはありがたいとは思う。
でも、手放しで「大好き」なんて感情はありませんでした。
幸い、父は子どもと遊ぶのが上手いアウトドア派で、私をよく外に連れ出してくれました。
なので、強いて「自分はお父さんっ子」と思っていたフシもあります。

10代の頃は、早く死にたかった。
もしくは、母親を刺して自分も死のうと思ったこともたびたび。
早く家を出たいと思いました。
大学生になり、家を離れることになった時(それも恵まれていたということなのですが)、さすがに泣きましたが…
新生活に夢中で、気がつけば、実家に電話することもなく一か月が過ぎていました。

母親だって未熟。
母親なりに、苦しい思いもしたと思いますが。
知らない土地、価値観の合わないご近所、迷惑なお隣さん。
今思えば、母もイライラする要素満載!だったと思うのですが、当時のことを聞いてみても「何もイライラしなかったわよ」と涼しい顔。
ホントかよって感じですが。

今、娘は何かと「お母ちゃん大好き」と言います。
何で?ときくと「優しいから」と。

えー?こんなに優しくないのに。

何かと、両手を広げて抱きついてきては「大好き」と言ってきます。

母親としては、本当に嬉しい瞬間……のはずですが。

正直、その気持ちが今の私にはものすごく
重くて辛いのです。
今の私自身、娘にあまり愛情を感じず、ほぼ義務感で世話している、という感じなのです。
嫌われてた方がまだマシ、と思うこともたびたび。

私の、無愛想な物の言い方が気に入らず、
「何でそんなに棒読みなの?」
少し大きな声を出せば
「何でそんなに大声なの?怒ってるの?」
 
あぁ、もう鬱陶しくてたまりません。

娘としては、愛情の確認なのでしょう。
母親が大好きで、他に気持ちを注ぐ人がいないので、母親の気分がどうしても気になる。母親の機嫌が悪ければ、自分も嫌だから。
夫も娘にきちんと向き合ってはくれますが、いかんせん時間が短い。

でも、今ちゃんと子どもが親の愛情を感じていないと、あとあとこじれるんだろうなぁとも思います。
しんどいなぁ。

子どもは親を選べないけど、親も子どもを選べない。
子どもは、別人格。
思い通りにはならない。
理屈では分かっているんだけど、なかなか上手くいかないですね。

読んでいただき、ありがとうございました。



修了式はあるけれど…

2020-03-21 13:23:00 | 日記
こんにちは、かおこです。
世間では、もう桜が咲いています。
私は、満開よりも、咲き始めのちらほら、という感じの方が好みです。満開だと、お腹いっぱい!という感じで……
今日はいいお天気。青空に咲き始めの桜が映えて、とてもきれいでした。

娘、今日は習い事で友達に会えるので楽しみな様子。
友達との話の中、24日は学校に行くんだよね、という話題になりました。
娘、「え、そうなの?」

学校から、24日が修了式、ただし時間も短く、登校も学年ごとに時間をずらして、などの内容で連絡が来ていました。
私は、そのことを娘に伝えようか、迷っていました。 
こんな感じだから、行ってみない?と。
でも…どのみち行かないだろうから、言うだけ私のストレスが増えるかなと。

でも、いつもと違って時間差の登校。
体育館に集まることもなく、教室で、1時間もしないうちに終了。それだけ。私がついていってもいい。
それなら、行けるかも?
奇跡はもう起きない、と思いつつ、それでもやっぱりほんの少しだけ期待してしまう。

習い事から帰って、
「最後だから、挨拶してきた方がいいんじゃないかな。時間差登校だし、教室で1時間くらいいるだけだから」
と、やんわりと話してみました。

娘、やっぱり嫌がります。
逃げ場であるスマホを見始めます。

はぁ。
私が、バカなんでしょうか?
やっぱりね、と思いつつ、また繰り返してしまう。
言わない方が良かったのかな。


習い事からの帰り、知り合いに声をかけられました。
「学校、どこだっけ?」
私「○○小!」
「おんなじ!よろしくね!」
息子さんが、今年、新一年生だったんです。
入学、おめでとう!こちらこそ、よろしくね。

うちの娘は、学校には、いないけど。

読んでいただき、ありがとうございました。