学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

「大好き」

2020-03-23 12:13:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

私は、母親が大きらいでした。
何かと怒られるし。

その一方で、料理を仕込んでくれたり、(母自身の趣味で)家には質の良い本やレコードも多くあったり、そういった意味では私は恵まれていました。

でも、「お母さん大好き」なんて絶対になし。
尊敬する部分もあるし、恵まれていたこともある、そこはありがたいとは思う。
でも、手放しで「大好き」なんて感情はありませんでした。
幸い、父は子どもと遊ぶのが上手いアウトドア派で、私をよく外に連れ出してくれました。
なので、強いて「自分はお父さんっ子」と思っていたフシもあります。

10代の頃は、早く死にたかった。
もしくは、母親を刺して自分も死のうと思ったこともたびたび。
早く家を出たいと思いました。
大学生になり、家を離れることになった時(それも恵まれていたということなのですが)、さすがに泣きましたが…
新生活に夢中で、気がつけば、実家に電話することもなく一か月が過ぎていました。

母親だって未熟。
母親なりに、苦しい思いもしたと思いますが。
知らない土地、価値観の合わないご近所、迷惑なお隣さん。
今思えば、母もイライラする要素満載!だったと思うのですが、当時のことを聞いてみても「何もイライラしなかったわよ」と涼しい顔。
ホントかよって感じですが。

今、娘は何かと「お母ちゃん大好き」と言います。
何で?ときくと「優しいから」と。

えー?こんなに優しくないのに。

何かと、両手を広げて抱きついてきては「大好き」と言ってきます。

母親としては、本当に嬉しい瞬間……のはずですが。

正直、その気持ちが今の私にはものすごく
重くて辛いのです。
今の私自身、娘にあまり愛情を感じず、ほぼ義務感で世話している、という感じなのです。
嫌われてた方がまだマシ、と思うこともたびたび。

私の、無愛想な物の言い方が気に入らず、
「何でそんなに棒読みなの?」
少し大きな声を出せば
「何でそんなに大声なの?怒ってるの?」
 
あぁ、もう鬱陶しくてたまりません。

娘としては、愛情の確認なのでしょう。
母親が大好きで、他に気持ちを注ぐ人がいないので、母親の気分がどうしても気になる。母親の機嫌が悪ければ、自分も嫌だから。
夫も娘にきちんと向き合ってはくれますが、いかんせん時間が短い。

でも、今ちゃんと子どもが親の愛情を感じていないと、あとあとこじれるんだろうなぁとも思います。
しんどいなぁ。

子どもは親を選べないけど、親も子どもを選べない。
子どもは、別人格。
思い通りにはならない。
理屈では分かっているんだけど、なかなか上手くいかないですね。

読んでいただき、ありがとうございました。