学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

うらやましい

2020-03-19 20:56:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

相変わらず、コロナウィルス感染の影響が続いていますね。
早い収束を願いますが、正直、まだまだ先だなぁと感じます。
そろそろ、世間の疲れも出て来る頃。

9年前の大震災や、娘の不登校で、先が見えない、目標が見えないというのは、何にも増して心の負担になるのを実感しました。
今度もそんな感じはしますが、個人的にはそれほどの負担は感じていない、というのが正直な所。
食料品も、水もある。電気やガスが止まっているわけではない。お金は少ないけど、なくなるわけではない。私は派遣の仕事もある。夫の仕事も、インバウンドは関係ないので普段と変わらない。満員電車に乗るわけでもない。娘も病気もせず元気。お天気にも恵まれている。
充分です。

休校も2週間を過ぎました。

どのご家庭も、学校の先生がたも、それぞれ大変かと思います。
終わっていない学習内容をどうするか、修了式は、卒業式は、新学年での学習は…
問題山積ですよね。
在校生は、夏休みを短くして学習内容を確保する……という手もなくはないですが(大変だけど)、卒業してしまう場合はどうするのかしら?
とりあえず義務教育は学習内容の消化!が現場の第一の課題だと思われますが……正直、こういう時は端折ったらダメなのでしょうかね。(ダメなんでしょうけど)

TVなどで、「学校に行きたい、友達に会いたい」という子どもの声を聞きました。

ああ、なんてうらやましいんでしょう!

いまは確かに大変だけど、新学期が始まれば、ほとんどの子どもは学校に行ってくれる。
うちは、それが望めないのです。

誰かの悩みも、ほかの誰かにとってはうらやましい、ということもあるんですね。

娘の学校も、今週から希望すれば学校で勉強、または体育ができるよう、時間や場所を設定、調整してくれました。

娘にも「学校で勉強してもいいみたいよ」とさらっと言っておきましたが、ほぼ無反応。

また、今日は我が家の近くの中学校で卒業式。
規模や時間は縮小されたようですが、お天気にも恵まれて無事済んだよう。
中学生たちの、保護者さんたちの歓声がよく聞こえてきました。なんだかこちらも晴れがましい気分。

これまた、うらやましい!!

正直、もう娘には縁のない行事だなぁとあきらめている私……

去年の中学校の卒業式。
我が家の前(中学校の正門の前)で、卒業生と思われる男の子と、そのお母様が、中学校のほうを眺めていました。
いま思えば、その男の子も、中学校生活のいくらかを不登校で過ごしたのかもしれない。
そう思うと、何だか泣けてきました。
あの男の子は、どんな思いで眺めていたのかな。
何か声をかけたかったけれど、何て言ったらいいか分からなかった。
いま、元気にしているかな。どうか元気でいますように。


読んでいただき、ありがとうございました。




負担を、分け合う

2020-03-10 02:11:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

不登校生活も、もう4か月になろうとしています。
娘が学校へ行かなくなったのが、去年の11月中旬。
手帳や家計簿、メールなど、日付が分かるものを見返す時に、それより前の日付を見ると、
「この頃は幸せだったな」
「こんなことになるなんて、本当に思いもしなかった」
などと、つい思ってしまいます。

娘は、一人でどこかへ行くことができません。近所へのお使いもまだムリ。
買い物などの帰り、「ひとりで帰る」と言う時は、そうしてもらいますが…
基本的に、常に私と一緒。
こちらも、さすがに疲れます。
たまには、ひとりになりたい!

と、常々思っていたところ。
夫が、「確定申告の書類を出すから、娘と一緒に行ってこようかな」と言い出しました。

やったーーーー🙌🙌🙌
ひとりになれる!!

娘を留守番させて、自分で外に出る、というのは最近よくありますが……
家でひとりになる、というのが一番欲しかったことなんです。
夫も、確定申告のこの時期はどうしても忙しいのですが、一段落ついたようで、娘と外へ行ってくれました!!
本当に嬉しかったですし、助かりました。

1時間程度でしたが、ずっと読みたかった本を読み(本当に好きなので、イライラする時に読みたくなかった)、ひとりの幸せを味わいました。
「魂の解放」ってこういうことか、と感じました。

おかげで、昨日までのイライラ、ジトーっとした気分もすっかり良くなり、天気もいいので午後は近くの公園まで行ってみよう!と娘を連れ出しました。

自転車で15分程度、とても広くて、自然も豊か。人が密集することもなく、とてもいい環境です。
久しぶりに、落ち着いた気持ちで娘と散歩しました。
娘も機嫌よく、周りの出来事を見て笑ったり、私に甘えたり。持ってきたおにぎりや、パンやお菓子を平らげます。

気持ちが落ち着くと、気力も出てきます。
公園内に、図書館があるのを思い出し、ダメ元で行ってみました。
私の住んでいるエリア内の図書館は、自由な閲覧は出来ず…ここの公園は隣町なので、どうかな?と思ったのですが…

なんと!開いていました!やったーー🙌🙌
隣町の住民も登録OKで、その場で登録し、読みたかった美術関連の本を何冊か借りて来ました。

これも、本当に嬉しかった。

たまりがちなストレスが、薄まって流れていくようでした。

帰宅後も、娘とケンカせずに済み。

出かける前にも、宅配便のお兄さんと話したり、届いた荷物のお礼で実家の父に電話をしたり。隣に住む人が用事で尋ねてきたり、小学校の校長先生にも会いました。

いろんな人に会ったり、違う所に行ったりすることで、自分の負担が少し、軽くなります。

責任の重い仕事で悩んでいた時に、看護師の先輩が、「一人で抱えずに、責任を分け合う」という言葉を私にくれました。
その言葉が、よみがえってきました。

責任と負担を、自分だけで処理しようとしなくていい。周りの人みんなに、声かけるのは大変だけど、みんな引き受けてくれる。
周りの人に、感謝!

そんなことを、改めて感じました。

読んでいただき、ありがとうございました。

人と話すのって大事!

2020-03-07 19:17:00 | 日記
こんにちは、かおこです。
休校でなくても、不登校の娘はずーーっと家にいるわけで、さすがに私も辛い時があります。

「一人になりたい!」

娘はYouTubeを見ているので、その間は私が外出することもできます。その点は助かります。(見過ぎもどうかと思うのですか💦)
昨日は、自分の勉強がしたいと思い、図書館へ…と思いきや、やはり図書館も閉鎖中
資料の受け取りなどは出来るようですが、今までのように自由に本を選んだり、勉強したり、ということができません。
喫茶店で……とも思いましたが、私はすごくケチ。
図書館なら、自分の水筒で済むのにーと思ってしまいます。

勉強はまたの機会にして(家で出来ないわけではないし)、家で出来ないこと…髪が伸びていたので切ることにしました。

10年来行きつけのお店で、家族ぐるみでお世話になっており、グチもこぼせるありがたい存在。

行き場が狭まっても、少しでも外に出て、人と話す……それだけでも心が少し軽くなります。
私自身のこと、夫のこと、特に今は娘が不登校であることを知ってもらっていたので、いろいろと話してきました。
こんな時、自分と会ってくれる人、話してくれる相手がいて本当にありがたいと思いました。
あとになって、娘が「自分も行きたかった!」と怒っていましたが😅
私にも、時間を下さい。
家で一人になれないから、外で一人になるしかないんだよ。

読んでいただき、ありがとうございました。


影響あれこれ

2020-03-04 17:29:00 | 日記
こんにちは、かおこです。


コロナウイルス感染対策で、いろいろと影響が出ています。
不登校の娘、仕事をしていない私、普段からそう儲かっているわけでもない自営の夫には、かえってあまり関係ないのですが😅


駅のホームで、電車を待っていたら、数メートル先の女性が激しく咳き込んでいました。
ただ、カゼや喘息、と言った病気によるものではない、と見てわかりました。おそらくですが、何かの拍子でむせてしまい、なかなか止まらない、という感じ。
自分の唾液や、ホコリを吸ったり、冷たい空気でもむせこんでしまうことはあります。
痰のからむ様子もありませんでした。

驚いたのが、私の側にいた女性二人の反応。
咳をしている女性を凝視していて……
なんだか怖いなぁと。

テレビ報道でも、大臣が咳をしただけでカメラのフラッシュ集中!ということもあるそうで、みんな過剰反応だなぁと思います。

学校は休みになりましたが……
私と娘が行っていた、教育支援センターの対面相談も3月いっぱい休みになってしまいました。
家族ごとに時間が決められているし、一度に多くの人が出入りするわけでもないのに……

娘の、ピアノ教室も休み。個人レッスンなのに。

それじゃ、買い物とか電車に乗るとか、病院は?

明確な基準があるわけでもなく、最終的にはその現場、個人で判断するしかない、という現状。
まぁ、国なんてあてにならないのは今の政府を見れば一目瞭然なんですが……

イヤなのは、一律な休み、我慢の押し付け。
「みんな我慢してるんだから、一人で勝手なことするな」
という空気があったりして、これがエスカレートすると戦時中の雰囲気になるんだなぁと思いました。
命を守るのが何より優先。
何かあったらどう責任を取るのか。
これを言われたら、もう何も言えないですよね。
正しいです、確かに。
でもなぁ。
「正しさというのは、時に人を刺す」
と感じます。

無理を通せば何とやらで、いつもと違った(特に、何かを強いられるような、プラス方向ではない)状態が続くと、そのストレスが必ず何かの形で突出してくるはず。

ウイルス対策で、慌てて家中をアルコール消毒していた皆さんは、それを毎日続けていられるでしょうか。
必ず、疲れて嫌になる時が来るはず。
いつか、もういいや、ってなります。

私は、病院や介護施設で、感染対策の仕事をしていました。
インフルエンザ、ノロウィルス感染などが出るとその対策が大変です。
患者さんを隔離し、他の患者さんはもちろん、ケアスタッフ一人一人が感染しないよう、出入りする人を制限し、部屋の消毒の仕方から、手袋やマスク、エプロンの付け方、外し方、ゴミの処理に至るまで周知徹底しなければなりません。
患者さんに使った器具、食器、リネン、汚物の処理も別扱いとなります。
それらを限られたスタッフで行うわけで、普段の仕事も合わせて行うのですから、負担は膨大なものになります。いつまで、というのが分からないので、精神的なストレスはもう…ウツになります。

それに、100%の感染対策というのは、私はないと思います。人間がやることなので、いくらやっても穴はありますし、正しい方法とされていても、行う人や環境、条件によって効果は下がります。
また、感染対策は、それを実行する人によって解釈の違いがある(それだけ不安定)、というのが現実。医療・介護現場ですら、そうなんです。

総理の急な休校要請は、医療的根拠もなく、「とりあえず子供の命を守るって方便があれば学校も言うこと聞くし、国も対策してるポーズ取れるから」という本音が丸見え。
どこかの校長先生でしたか?ささやかな抵抗、という題で報道されていましたが…
この方の方が余程立派。ただ言われたことを鵜呑みにするのではなく、まず自分の頭で考えて、その上で判断。
子ども達も、先生方の姿勢を見て、学ぶことが多いのではないでしょうか。
そもそも、単純に、自分で考えて行動する、って方がずっとカッコイイし。

「何かあった時に、責任取れないから不本意だけどとりあえず休む」という本音を隠しながら休業する所も少なくないと思います。それは、仕方ないし、当然と言えば当然。
ただ、少し落ち着いて、世間に別なかたちで協力するのもいいのではないでしょうか。
私なんかは、飲食店がすいてるなら、今なら行きどきと思ってしまいます。
学校給食が中止になって、牛乳が余っている。牛も、酪農家さんも困る。それなら、牛乳買って多めに飲もう、とか。
そんな程度でも、いい大人がトイレットペーパー買い占めたり、お湯がウイルスに効くなんてデマLINEの見極めもできず回してしまった、なんていうよりはずっといいと思います。

どうせ長丁場になるんです。みんな、落ち着いて。
疲れてくる時がきっと来るから、がんばり過ぎずに。

読んでいただき、ありがとうございました。

静かな日

2020-03-02 13:02:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

今日は、娘の小学校卒業日、と私が勝手に😅決めた日です。

担任の先生には本当にお世話になったので、お礼の手紙を書いたら夜中3時になっていました💦 
涙が止まらなくて……

娘も、学校へは行かないけれどクラスのみんなへメッセージを書いていました。
連絡帳に、なぜか蛍光ピンクのペンで😅

朝、班長さんに連絡帳を渡して、班長さんママと一緒に見送りました。
班長さんに連絡帳を託すのも、学校へ送り出すのも、今日で最後なんだなぁと…

一方、娘は「7時に起きる!」と宣言しつつ、アラームを止めて二度寝。結局、起き出したのは9時。
私が布団をはいで、ようやくです。

夫は、私が明日の留守番を頼んだため、仕事を片付けに早く出て行きました。
さて、娘と二人っきり。


あえて娘のことはほうっておき、家事をします。
心の落ち着く、ピアノの曲をかけながら。
一度だけ「今日の予定は?(スケジュールを自分で立てて書くことにしている)」と聞くと、「書きますけど⁉︎」とパジャマのまま逆ギレ気味。

それでいて、「ノートがない……」

自分のでしょう?どこにあるかなんてこっちが聞きたい。
…と思う気持ちを置いて、無の心境で探します。
見つからないので、別のノートに書けば、というと自分で書いていました。

珍しく、テレビも動画もつけず、プリント(これも自分で探さずどこにある?と聞いてくる)をやっていました。

↑すごく評価してあげるべきことだとは思うんですが……正直、もう出来た出来ないに一喜一憂しなくなってしまいました。
もっと褒めてあげた方がいいんだろうな。

良くも悪くも、静かに過ごしています。

イライラするよりは、まだまし。
でも、楽しいわけでもない。

楽しく過ごそうと思ったら、娘に機嫌よい様子で接しないといけない。
何だか、自分の方から折れるみたいで、あまり愉快ではありません。
でも、それが親のヘンなプライドを捨てる、ということなのかな。
プライドを捨てるとラクになる、とは思います。
その一方で、不機嫌なままの方がラク、ということもあります。
精神衛生上、不機嫌よりはご機嫌のほうがいいとは思います。子どもだって、母親がご機嫌なほうがいい。
分かってます。
分かると出来るは違う!とよく言いますよね。

そんな葛藤を感じる、静かな日です。

もう、放課後の学校へ行くことも、ありません。
寂しいけれど、少しホッとした気も。
読みたかった本を、いっぱい読もうと思います。
雨の日の読書も、いいですよね。
猫はすやすや、娘は静かに動画中。


読んでいただき、ありがとうございました。