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漢方薬の生殖毒性,遺伝子毒性,発がん性: 筑波大学名誉教授 内藤裕史

2020年02月28日 21時27分38秒 | 医学の大罪: 医療公害・医療犯罪から家族の命を守る

漢方薬の生殖毒性,遺伝子毒性,発がん性: 筑波大学名誉教授 内藤裕史

 

メディカルトリビューン

https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/1407/1407001.html

2014年7月10日【寄稿】漢方薬の生殖毒性,遺伝子毒性,発がん性

筑波大学名誉教授 内藤裕史

 

1.受精卵の成長抑制効果

 269種類の漢方薬・生薬の抽出物をマウスに投与した実験で,黄連(オウレン)と黄柏(オウバク)の抽出物にだけ受精卵の成長抑制効果が見られました(J Mamm Ova Res 2011; 28: 40-46)。

 生薬の黄連とはキンポウゲ科オウレン属の常緑多年草オウレンおよびシナオウレンの根を取り除いた根茎で,成分は,第4級塩基のベルベリン,パルマチン,コプチシン,ヤテオリジン,マグノフロリン,エピベルベリンなどです。

 生薬の黄柏とはミカン科キハダ属の落葉高木キハダの樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたもので,成分は上記の他,フェロデンドリンなどです。

 黄連と黄柏の抽出物に受精卵の成長抑制効果が見られたという動物実験の結果がヒトに当てはまるなら,黄連と黄柏は妊娠した女性だけでなく,妊娠を希望する女性も服用してはならないことになります。ところが,黄連または黄柏は16種類の医療用漢方製剤に含まれ,温清飲,黄連解毒湯,荊芥連翹湯,柴胡清肝湯の4種類には両方が含まれています。また,市販薬では700種類に及ぶ一般用漢方薬に含まれているだけでなく,その成分ベルベリンは健胃整腸剤を中心に100種類近くの薬がありますから,重複摂取も起こりがちです。

 そこで,以下にこの研究の内容を少し詳しく紹介します。

 

 まず試験管内の研究です。ホルモンを注射し排卵させたマウスの雌と雄を交尾させ,20時間後に取り出した受精卵を培養,培養液中に黄柏あるいは黄連の抽出物を0.01µg/mLから1,000µg/mL,ベルベリンは0.0001µg/mLから10μg/mLまで,それぞれ6段階の濃度になるように加え,受精卵が胚盤胞(胞胚)にまで成長する割合を調べました。

 

 次に生体内の研究として,排卵させたマウスの雌を交尾させ,ベルベリン100μgを注射し4日目にマウスを殺し,取り出した胚を成長の段階に応じて桑実胚,胚盤胞に分類し,マウスの体内での受精卵の成長を調べました。さらに,18.5日後にマウスを殺し,生存胎仔数を比較しました。

 この結果,黄連の抽出物では0.1μg/mL以上,黄柏の抽出物では10μg/mL以上,塩酸ベルベリンでは0.01μg/mL以上,硫酸ベルベリンでは0.1μg/mL以上を培地に加えるとマウスの前核期受精卵の胚盤胞への成長は完全に阻害されました。

 

 また,妊娠後に塩酸ベルベリン100μgを雌マウスに注射すると,胚盤胞への成長率が有意に低下,妊娠満期における生存胎仔数も有意に減少しました。

 この研究は,ヒトでも受胎阻害作用があることが,当然想定される研究です。その理由には次の事柄が挙げられます。

 ①思いついた2,3の生薬についての実験ではなく269種類という多数の漢方薬・生薬についてin vitroでのスクリーニング研究の結果,有意な影響が見られた黄柏と黄連についての研究である

 ②生薬の抽出物だけでなく,その成分でも同じように,濃度依存性に受精卵の成長抑制作用が見られる

 ③生体内(in vivo),試験管内(in vitro)とも同じ結果である

 ④影響が見られた濃度が臨床で想定される濃度である。すなわち,たとえば黄連解毒湯の黄連の1日量は3gで成分のベルベリン濃度は日本薬局方によれば4.2%以上ですから1日摂取量は126mg,黄柏の1日量は2gでベルベリン濃度は1.2%以上ですから1日摂取量は24mg,合計ベルベリンの1日摂取量は150mg以上になります。マウスの体重を25g,ヒトの体重を50kgとすると,マウスに注射した100μgはヒトでは200mgに相当し,実験動物での数値をヒトに適応する際の安全係数を100を考えるまでもなく臨床で使われる濃度と同等の濃度です。

 

 この研究によれば,黄連,黄柏,ベルベリンは,妊娠した女性だけでなく,妊娠を希望する女性こそ飲んではならない薬で,これらの製剤を服用し不妊治療を受けるのは,避妊薬を飲みながら不妊治療を受けるようなものです。

 

 黄連,黄柏を含む医薬品には以下のようなものがあります。

 ①黄連または黄柏を含む医療用漢方製剤
 温清飲,黄連解毒湯,黄連湯,荊芥連翹湯,柴陥湯,柴胡清肝湯,三黄瀉心湯,清上防風湯,竹筎温胆湯,女神散,半夏瀉心湯,竜胆瀉肝湯(コタロー),滋陰降火湯,梔子柏皮湯,七物降下湯,清暑益気湯,半夏白朮天麻湯

 ②黄連と黄柏をともに含む医療用漢方製剤
 温清飲,黄連解毒湯,荊芥連翹湯,柴胡清肝湯,竜胆瀉肝湯(コタロー)

 ③黄連または黄柏を含む一般用市販薬は500種類以上,黄連・黄柏をともに含む一般用市販薬は195種類あります。そのうち,販売名に上記の漢方製剤名のない,いわゆる隠れ生薬は,それぞれ表1,2,3の通りです。

 

2.発がん性,遺伝子毒性

 2010年,米国の国家毒性計画は,2年間の発がん性および遺伝子毒性試験の結果から,ヒドラスチス根の粉末はラットで肝細胞がんを発生させ,発がん性が明らかに認められると報告しました(Natl Toxicol Program Tech Rep Ser 2010; 562: 1-188)。

 ヒドラスチス根とは,キンポウゲ科の小型の多年草カナダヒドラスチスの根茎で,ベルベリン,パルマチンなど主成分は黄連,黄柏と共通です。

 さらに発がんの機序について,米食品医薬品局(FDA)附属の国立毒性研究センター(National Center for Toxicological Research)は2013年7月,ヒドラスチス根の抽出物はDNAを損傷させ,その作用はベルベリン,次いでパルマチンが強く,その程度はベルベリン濃度と正の相関があり,トポイソメラーゼⅡの抑制作用がベルベリンならびにヒドラスチス根抽出液の遺伝子毒性とがんの発生に関与すると発表しました(Toxicol Lett 2013; 221: 64-72)。

 

受精卵の成長抑制作用も発がん性も遺伝子毒性もヒトでは証明されていませんが,マウスやラットでこれだけ明らかな結果が出ていて,かつ,発がんとDNA損傷の機序まで解明されていますから,ベルベリン,パルマチンならびにそれを含有する黄連,黄柏には,ヒトでも受精卵の成長抑制作用,発がん性,遺伝子毒性があると考えるべきでしょう。

 

 発がん性に関しては,国際がん研究機関(IARC)の発がん性分類5段階の第2段階,クラス2Aの「 ヒトに対する発がん性がおそらくある probably carcinogenic to humans」に相当します。

 欧州連合(EU)の発がん性・変異原性・生殖毒性分類では, Category 2:「ヒトへの発がん性があると見なされるべき物質で,十分なデータがある」Category 2:「ヒトへの変異原性があると見なされるべき物質で,十分なデータがある」Category 2:「ヒトの生殖能力を損なうことがあると見なされるべき物質で,十分なデータがある」に相当します。

 これら生薬の平成22年度の国内使用量は,黄連が4万2,998kg,黄柏が22万3,865kgです。ベルベリンの含有量は日本薬局方の規格によれば前者が4.2%以上,後者が1.2%以上ですから,黄連中のベルベリン量は1,806kg,黄柏中のそれは2,686kg,ベルベリンの総量は4,492kg以上です。一方,前述のようにマウスで受精卵の成長阻害作用が見られたのが100μgでこれはヒトで200mgに相当するということから,仮にヒトが1日100mgのベルベリンを365日間摂ってがんが発生するとすると,36.5gでがんが発生することになり,上述の4,492kgのベルベリンは12万8千人にがんを発生させる量で,しかも黄連,黄柏にはベルベリン以外にもパルマチンなどの発がん物質が含まれています。黄連解毒湯を10年間服用し腸間膜静脈硬化症を発症,上行結腸がんを合併した男性(日本大腸肛門病学会雑誌 2012; 65: 124-129)の1日のベルベリン摂取量は150mg以上,10年間で550gにのぼります。

 

提言:黄連,黄柏を含む漢方製剤を妊婦には絶対禁忌に

 ヒトへの発がん性があると見なされ,ヒトへの変異原性があると見なされ,ヒトへの生殖能力を損なうことがあると見なされるべき物質で,それぞれ十分なデータがある物質ですから,ヒトにおける発がん性が立証されるまで待つべきものではなく,可及的早い段階にすべての医薬品から黄連と黄柏を除き,医薬品としての流通を禁止するべきですが,とりあえず以下の措置が必要と思われます。

 1.受精卵の成長抑制作用がありますから,妊娠を希望する女性,妊婦には絶対禁忌とすべきで,不妊治療を始めるに当たり,黄連,黄柏を含む漢方製剤を服用しないこと,また服用していなかったことを確認すべきでしょう。

 2.黄連・黄柏を含む漢方薬は頓用に限り,それ以外の場合は患者の承諾を得た上で処方する。第二段階として,現行の医療用漢方エキス製剤から黄連と黄柏を除き,黄連と黄柏はそれぞれ単味のエキス剤として劇薬に指定し,必要なときに限りこれを加えて処方する。

 3.がん患者を対象に,黄連・黄柏を含む漢方製剤の服薬歴の詳細な調査と,黄連・黄柏を含む漢方製剤を服用している人,服用していた人を対象としたがん検診が必要です。

 

〈文献〉

 Tsunoda Y, et al. Coptis Rhizome and Phellodendron Bark extracts and berberine inhibit the development of mouse embryos. J Mamm Ova Res 2011; 28: 40-46.

 Chen S, et al. Mechanism study of goldenseal-associated DNA damage. Toxicol Lett 2013; 221: 64-72.

 小森孝通ほか. 上行結腸癌を合併した特発性腸間膜静脈硬化症の1例. 日本大腸肛門病会誌 2012; 65: 124-129.

 Ma BL, et al. Identification of the toxic constituents in Rhizoma Coptidis. J Ethnopharmacol 2010; 128: 357-364.

 National Toxicology Program. Toxicology and carcinogenesis studies of goldenseal root powder (Hydrastis Canadensis) in F344/N rats and B6C3F1 mice (feed studies). Natl Toxicol Program Tech Rep Ser 2010;(562):1-188.

 

 

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漢方生薬、記載のない重大リスクも: 発がん、流早産の危険性に予防措置を

筑波大学名誉教授の内藤裕史氏、第39回日本中毒学会の特別講演

メディカルトリビューン2017年08月02日

https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0802509767/

 

薬剤の染色体毒性により、知らないうちに流早産・不妊・先天奇形などのリスクにさらされているかもしれない。筑波大学名誉教授の内藤裕史氏は、第39回日本中毒学会(6月30日〜7月1日)の特別講演で「添付文書では注意喚起されていない漢方生薬の発がん性、流早産・不妊・先天奇形の可能性がある医療用漢方製剤が17種あり、これらの危険性について周知させ、直ちに予防的措置を取るべき」と述べた。(関連記事:【寄稿】漢方薬の生殖毒性、遺伝子毒性、発がん性

 

特別な注意喚起はない

 1976年に漢方生薬のエキス剤が安全性試験の審査なしで健康保険の適用となって以来、生薬の染色体毒性に関心が払われることなく現在に至っている。内藤氏は「近年、漢方生薬の副作用として、生殖毒性と直接結び付く発がん性が明らかになってきた」と述べた。

 添付文書の「使用上の注意」に"流早産の危険性(可能性、恐れ)がある"と記載されている生薬は、大黄(ダイオウ)、牡丹皮(ボタンピ)、桃仁(トウニン)、牛膝(ゴシツ)、芒硝(ボウショウ)、紅花(コウカ)の6種である。6種のうちいずれかを含有するのは全医療用漢方製剤(148製剤)中30製剤(20%)ある。6種の生薬の添付文書では、子宮収縮作用、臓器や胎盤の充血作用、子宮緊張亢進などにより"流早産の危険性がある"とされているが、いずれも根拠は不明であった。

 これら6種の生薬を成分として含む一般用市販薬はさらに多く、979種に上る。これらの「使用上の注意」には「妊婦または妊娠していると思われる人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください」とあるが、いずれも第2類医薬品の添付文書に記載されているもので、6種の生薬の危険性について特別な注意を喚起するものではない。

 

TopoⅡ阻害によるDNA傷害が原因

 内藤氏は「添付文書に含まれない部分に発がん性と染色体毒性が潜んでいる」と述べた。2010年にMaらが黄連(オウレン)の毒性成分についてベルベリンをはじめとするベルベリンアルカロイドと特定した(J Ethnopharmacol 2010; 128: 357-364)。黄連はキンポウゲ科オウレン属植物の根茎で、ベルベリンを4.2%以上含む。

 米国で売り上げが急増していた民間薬ヒドラスチス根(キンポウゲ科植物の根茎)には問題となるベルベリンアルカロイドが含まれている。米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)と米国国家毒性プログラム(NTP)の試験により、ヒドラスチス根の粉末はラットとマウスに肝細胞腺腫、肝細胞がんを発生させ、明らかな発がん性が認められた。

 ヒトのベルベリン代謝は齧歯類と類似しており、発がん機序は共通すると見られている。そのため、NIEHSの報告ではヒドラスチス根は肝がんの外因性原因物質である①アルコール②塩化ビニル③アフラトキシン−に続く第4の物質として、他の要因との相乗作用について調査する必要があるとされた(Toxicol Pathol 2011; 39: 398-409)。

 米国立毒性研究センター(NCTR)は、ベルベリンの発がん機序について「トポイソメラーゼ(Topo)Ⅱの阻害によるDNAの損傷が原因で、損傷の程度はベルベリン濃度と直接相関する」と報告した。TopoⅡの阻害作用はベルベリンが最も強力で、次いでパルマチン(ベルベリンアルカロイド)である。

 

黄連にはベルベリンもパルマチンも

 TopoⅡはDNAの複製の際に生じるねじれを解消するために二本鎖DNAを切断、再結合する。この機能が傷害されるとDNAは著しい損傷を受ける。その結果、細胞分裂は細胞周期のDNA合成準備期または細胞分裂準備期で停止する。二重鎖DNAの再結合が阻害されるため、細胞はアポトーシスを起こす(Cancer Chemother Pharmacol2008; 61: 1007-1018)。

 黄連とヒドラスチス根はともにキンポウゲ科の植物で、発がん成分(ベルベリンアルカロイド)も共通しており、発がん性も同様と考えられるが、黄連の方がより危険であるという。黄連にはヒドラスチス根には含まれないパルマチンが含まれており、ベルベリン含有率もヒドラスチス根(3.89%)より黄連(4.2%以上)で高い。ベルベリンは生薬の黄柏(オウバク、ミカン科のキハダの樹皮)にも1.2%以上含まれている。黄連、黄柏の黄色の濃さはベルベリンアルカロイドの含有量と相関する。

 DNAの損傷が細胞のアポトーシスにつながるため、TopoⅡ阻害薬は抗がん薬としても使われる。エトポシド、ドキソルビシン、ダウノルビシン、teniposideなどである。エトポシドもteniposideも抗がん薬でありながら、同時に悪性の白血病を起こすとして世界保健機関(WHO)国際がん研究機関(IARC)の発がん物質のグループ2(ヒトに対して発がん性がある)に分類されている。

 TopoⅡ阻害薬は細胞分裂の特定の時期にしか作用しないため、がん細胞を全て死滅させるためには持続投与する必要がある。これに対して、発がんや染色体毒性の場合、DNAが1個でも損傷を受け修復が障害されれば、影響が顕在化する可能性がある。内藤氏は「ベルベリンのような染色体毒性発がん物質は、少量短期間の摂取で受精卵の成長を阻害し、流早産を引き起こし、がんを発生させる可能性がある」と述べた。

 

直ちに予防的措置を取るべき

 哺乳動物の避妊薬開発を目的に研究が行われ、マウスではベルベリンによる受精卵の胚盤胞(胞胚)への成長の阻止が認められた。また、妊娠後のメスマウスでも胚盤胞への成長率の低下、生存胎仔数の有意な減少も見られた。この結果は、そのままヒトにも当てはまることが想定される。ベルベリンが哺乳動物の避妊薬として有望だということと同時にヒトでも受精卵の成長が阻害される可能性が示唆された。

 内藤氏は「黄連、黄柏を含む漢方薬またはベルベリン製剤を服用し不妊治療を受けるのは、避妊薬を飲みながら不妊治療を受けるようなもの」と強調。流産は全妊娠の10〜15%に発生し、その70%は染色体の異常によるといわれているため、少子化対策の観点からも重要な問題といえる。

 前述の抗がん薬エトポシドは漢方生薬八角蓮(ハッカクレン)の成分ポドフィロトキシンから合成されたもので、ポドフィロトキシンもTopoⅡ阻害作用を有する。ポドフィロトキシンも八角蓮も流産、さらには先天奇形を起こすため、妊婦には禁忌とされている。

 

 2014年度の黄連の使用量は4万4,563kg、黄柏は18万7,243kgで、ベルベリン含有量を計算すると4,119kgのベルベリンがパルマチンとともに医薬品として消費されていることになる。ヒトではベルベリン200mgで受精卵の成長阻害が見られることを考えると、2,000万人以上の女性が流早産を起こす量である。黄連、黄柏を含む医療用漢方製剤は17種(表)あり、注意が必要と思われる。しかし、添付文書における黄連、黄柏の発がん性、生殖毒性についての注意喚起は欠落している。

 

表. 黄連、黄柏を含む医療用漢方製剤

温清飲(ウンセイイン)、黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)、黄連湯(オウレントウ)、荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)、柴陥湯(サイカントウ)、柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)、三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)、清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)、竹筎温胆湯(チクジョウンタントウ)、女神散(ニョシンサン)、半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)、竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)、滋陰降火湯(ジインコウカトウ)、梔子柏皮湯(シシハクヒトウ)、七物降下湯(シチモツコウカトウ)、清暑益気湯(セイショエッキトウ)、半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)

(内藤裕史氏提供)

 

 同氏は「染色体毒性発がん物質はその性質上、ヒトでの発がんや流早産・先天奇形が立証されるまで待つべきものではなく、学会、行政とも直ちに予防的措置を取るべきである」と主張。「並行して、がん患者や、流早産を起こした女性、原因不明の不妊の女性の服薬歴聴取を詳細に行い、その際に黄連、黄柏を含む医療用漢方製剤17種を含めることが必須である。また、肝がんと黄連、黄柏を含む漢方製剤との関係についての疫学調査も必要である」と述べた。

 

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