新型コロナワクチンは、不妊化・人口削減ワクチンの可能性が極めて高い、シンシチン-1の分子構造から考察
SARS-CoV-2 のスパイクタンパクと人体のシンシチン-1 は構造的に非常に近似している
上: SARS-CoV-2 のスパイクタンパク
下: 人体のsyncytin-1 (シンシチン-1)
出典: 医薬ビジランスセンター
薬のチェック MAY. 2021/Vol.21 No.95
https://www.npojip.org/chk_tip/No95-f08.pdf
Web 資料2
引用文献4にアクセスしてください(フリーアクセス)。
4) Response to nCoV2019 Against Backdrop of Endogenous Retroviruse
http://virological.org/t/response-to-ncov2019-against-backdrop-of-endogenous-retroviruses/396
すると、図があります。
□で 囲まれた部分の構造が同じであることがわかります。
2021/11/18改訂
下記の青字の部分の表現を改訂しました。
ブログ著者のコメント
四角で囲んでいない残りの部分も、基本的な骨格は同じであり(横方向の炭素の骨格は同じ)、上下に伸びている側鎖が10箇所少しだけ違っています。
しかし、その10箇所も、側鎖の形態・構造・大きさは類似しています。
このため、薬理学の構造活性相関(分子構造と薬理活性の関連)の観点では、両者は残りの部分も非常に類似しています。
このため、薬剤の害反応を扱う「薬剤疫学」では、両者は1つのカテゴリーとして取り扱われ、両方とも妊娠に関連する作用を持っているとみなされます。
生体内の分子は、3次元の立体構造により薬理作用が発揮されます。
分子構造がこれほど似ていると、生体内の細胞内の水に浮かんだ状態では、3次元の立体構造は「ほぼ同じ構造」をとると推定されます。
分子結合のC-C軸、C-N軸の回転による構造の変化による立体構造の調整や、立体構造が生み出す構造の制限により、3次元の立体構造は「ほぼ同じ構造」をとることになるはずです。
つまり、この分子に対して抗体が作られ、抗原・抗体反応が起きた場合、スパイクタンパクのシンシチン類縁体に対する抗体は、人体のシンシチン-1に対して抗原・抗体反応を起こし、胎盤や精子に作用して妊娠の阻害を起こす可能性が高いと思われます。
この状態では、新型コロナワクチンは、不妊ワクチン、人口削減ワクチンの可能性が非常に高いと思われます。
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(イェードン医師らのEMA欧州医薬品庁 への訴えに関する医薬ビジランスセンターの記事の全文の引用)
出典: 医薬ビジランスセンター
薬のチェック MAY. 2021/Vol.21 No.95・ Page 58
COVID-19情報
COVID-19 用ワクチンで不妊の可能性?
本誌読者から下記のような連絡と質問がありました。薬のチェック速報版No.190[1] や薬のチェック94 号[2]では、下記の点について全く触れていません。この情報の元となった、イェードン医師らのEMA への訴え[3] を点検し、妊娠・出産を考えている人への接種の是非を検討します。(薬のチェック編集委員会)
投稿内容
「2020 年12 月ファイザー社の元副社長兼主任研究員マイケル・イェードン医師と呼吸器専門医で元公衆衛生部長のヴォルフガング・ヴォダルグ医師が欧州医薬品庁(EMA) にファイザー社のSARS- CoV-2 ワクチンの研究開発の即時停止を訴えた」との情報を入手しました。その情報では、訴えは「COVID-19 用ワクチンで体内に作られるSARS-CoV-2 のスパイクタンパクに対する抗体は、胎盤形成に関与するタンパク(syncytin-1)に対しても作用する」と指摘しているそうです。
SARS-CoV-2 のスパイクタンパクとsyncytin-1 は構造的に近似しているのでしょうか。
また、そのために、このワクチンは不妊の原因になるとの指摘は妥当でしょうか?
キーワード:スパイクタンパク、胎盤形成、Syncytin-1、不妊
ワクチンの研究開発即時停止の訴えの内容
この文書[3] が提出された2020 年12 月1日時点では、ファイザー・ビオンテック社のワクチン(BNT) はまだどの国も承認しておらず、臨床試験公表前でした。
文書では、以下の点を訴えています。
1.第3相試験で採用されているPCR 検査が、偽陽性を多く含む可能性がある。
2.第3相試験では、感染防止効果や重症化防止効果が計画されていない。
3.抗体依存性感染増強(ADE)の懸念がある。
4.ポリエチレングリコール(PEG)に対する抗体でアナフィラキシーの危険がある。
5.SARS-CoV-2 スパイクタンパクに対する抗体が正常な胎盤形成を阻害し不妊の懸念がある。
本稿では、質問者の疑問に関係する第5点について、検討します。
上記5点のうち第5に関する訴えの原文要約を、以下に記します。
第XI 項 Syncytin-1 は、ヒト内在性レトロウイルス(HERV)に由来し、ヒトを含め哺乳動物の胎盤の発生に関与し、妊娠成立に必須であるが、SARS ウイルスのスパイクタンパクと相同部分が見られる[4]。
SARS-CoV-2 のスパイクタンパクに対する抗体が、抗Syncytin-1 抗体と同様に作用するとの証拠は未だないものの、仮にそうなら、ワクチンを接種された女性の胎盤の形成が妨害され、その結果として不妊になる可能性がある。
患者用説明書に不妊リスクの情報が含まれているかどうか不明である。試験計画書によれば、妊娠中や授乳中、あるいは妊娠可能年齢で適切な避妊手段を用いていない女性は試験に参加できないので、ワクチン接種が不妊の増加を検出できるまでには長期間を要する。
構造の類似性について
文献4によれば、構造が完全に一致する部分が確かに存在します(Web 資料2 参照)。
これに対して、「タンパク質は20 種類しかないアミノ酸の組み合わせだから、似ている部分があっても不思議はない」[5] などの反論がなされています。当局やメーカー、メディアは、イェードン氏らの訴えを否定する見解で埋め尽くされています。ハンク・アーロンさんがワクチン接種後2週間余りで睡眠中に突然死した時の対応によく似ています。
日本の添付文書の妊娠関係の記載
日本のワクチン(商品名コミナティ)の添付文書には、
9.5 妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
9.6 授乳婦:予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明である。
――との記載はありますが、「不妊の懸念」に関する記載はありません。
日本における使用は
妊娠可能年齢の女性の中心は20 代、30 代です。
2021 年4 月14 日までに40 歳未満の女性では、30 代の6 人がCOVID-19 で死亡していますが、20 代の女性で死亡した人はいません。20 ~ 39 歳の女性の人口は約1250 万人です。仮に、この1.2 倍の死亡があったとして、1人の死亡を減らすためには、30 代で100 万人、
20 代を含めると180 万人の女性に接種が必要です。
不妊につながるとの確実な証拠はないとはいえ、その可能性が100%否定できないなら、あえて接種する利益はないでしょう。
参考文献
1) 薬のチェック速報版No.190
2) 薬のチェックNo.94
3) Wodarg W. and Yeadon M. Petition/motion for administrative/
regulatory action regarding confirmation of efficacy end points and use
of data in connection with the following clinical trial(s):
https://2020news.de/wp-content/uploads/2020/12/Wodarg_Yeadon_
EMA_Petition_Pfizer_Trial_FINAL_01DEC2020_EN_unsigned_with_
Exhibits.pdf
4) Gallaher B. Response to nCoV2019 Against Backdrop of Endogenous
Retroviruse
http://virological.org/t/response-to-ncov2019-against-backdrop-ofendogenous-
retroviruses/396
5) http://www.wisdom.wales.nhs.uk/news/52888
6) https://jp.reuters.com/article/uk-factcheck-syncytin/fact-checkavailable-
mrna-vaccines-do-not-target-syncytin-1-a-protein-vital-tosuccessful-
pregnancies-idUSKBN2A42S7
7) コミナティ添付文書
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/67
2212_631341DA1025_1_01