日本精神神経学会 利益相反: うつ病・統合失調症の治療法の致命的欠陥
日本の精神医学の最大の問題は、昔は3か月から半年で治っていた「うつ病」が、「うつは心のかぜ」という大嘘の悪魔的なスローガンがマスコミで広められ、巷に「心のクリニック」が雨後の筍のごとく立ち並び、抗うつ剤を大量に使用するようになると、10年たっても治らなくなってしまったことです。
これは、抗うつ剤の副作用に、「うつ病」があることが知られていることから分かるように、抗うつ剤の副作用が原因です。
資料を引用します:
資料1.出典: くすりの害にあうということ
編著:NPO 医薬ビジランスセンター
発行年月:2014年12月
p.138さらに残酷な事実
米国の医療ジャーナリスト、ロバート・ウィタカーが著書『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』(福村出版、2012)で示してくれた向精神薬にまつわる歴史と薬物治療の様々な転帰研究は衝撃的でした。
そこに示されているのは、現在の精神科医療の中核をなす薬物治療が役立つどころか、かえって悪影響を与えている証拠の数々でした。
また、つい10年ほど前までの精神医学の教科書には必ず記載されていた、オイゲン・ブロイラーの統合失調症に関する自然転帰研究があります。統合失調患者の長期自然転帰を観察した研究です。
それによれば、統合失調症患者の中で悪化するのはわずか10~15%の患者で、患者の4割近くが治癒し、残りも一般社会に適応して生活できているというものです。
日本の精神医学会は、こうした精神病理研究を教科書から排除し、いつの間にか統合失調という病気は一生薬剤を飲まなければいけないと根拠なく再定義を行なったのです。
さらに、ベテランの精神科医の話しを聞けば、かつてのうつ病は、通常3か月から半年の間に治癒するものであったということです。ところが、現在では10年も20年もうつ病が治らない患者が大勢存在するのはいったいどういうことなのでしょう。
ウィタカーが示した通り、現在の薬物療法はうまくいっていないということを認めざるを得ません。
(以上)
資料2.統合失調症は薬物を投与しない方が良い成果
文献: 読んでやめる精神の薬
浜 六郎 (著)、出版社: 金曜日 (2014/1/8)
p.131
実際、統合失調症用の薬剤クロルプロマジン(商品名ウインタミンなど)が治療に導入され始める1955年以前には、統合失調症を初めて発症して入院した人の半数以上が、抗精神病薬なしで、1年以内の入院で自然に改善して退院し、社会生活を送ることができていたと報告*されています。
*ロバート・ウィタカー著『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』(福村出版、2012)
そして、1年以上入院するよりも半年以内の短期入院だった人の方が、4年後の再発は少ないほどだったという文献**もあります。
**Lehrman NS, Psychiatry (1961):2:227
このことは、統合失調症用薬(クロルプロマジン)とプラセボを比較したランダム化比較試験の追跡調査でも確認されています。
退院後最長3年までに薬剤を用いていなかったのは抗精神病剤群で44%(17人)と半数以下でしたが、プラセボ群では58%(24人)と半数以上いました。そして、追跡期間中の再入院割合は抗精神病剤群が62%(24人)に対して、プラセボ群ではわずかに27%(11人)でした。
この入院割合は、統計学的に有意でした。
また、抗精神病剤群で薬剤を中止しても17人中8人(47%)と半数近くが再入院していましたが、プラセボ群でずっと薬剤を服用しなかった24人で再入院したのは2人(8%)だけでした。
これらの結果は、薬剤を用いなかった方が、予後がよかったことを示しています。
(資料の引用終わり)
これらの大問題を起こしている精神医学は、致命的な欠陥があります。
カナダの精神科医エイブラム・ホッファー博士が、高投与量のビタミンB3による統合失調症の治療の圧倒的な有効性を、「二重盲検プラセボコントロール無作為化試験RCT」で証明した件は、次の本に書かれています。
(a)統合失調症を治す―栄養療法による驚異的回復! 2005/10/1 エイブラム ホッファー、 Hoffer, A.
(b)ビタミンB‐3の効果―精神分裂病と栄養療法2001/4 エイブラム ホッファー、 Hoffer, Abram
(c)食事で治す心の病〈Part2〉統合失調症にビタミンB3の効果! 2004/2/1 大沢 博
これら3冊の本には、アメリカ精神医学会によるホッファー博士の業績の抹殺の経緯、ポーリング博士によるアメリカ精神医学会に対する反論もまとめられています。
3番目の大沢博 岩手大学名誉教授の本は安価で良くまとめられています。
私は、これら3冊を読みましたが、学会の悪魔的な悪辣さには反吐が出る思いです。
ホッファー博士による無作為化試験の時期は、抗精神病薬のクロルプロマジンが医療現場に導入される時期と重なり、学会は製薬会社から金をもらって特許薬クロルプロマジンを使用する体制を作っており、非常に安価なビタミンB3が邪魔であったため抹殺したと考えられます。
学会とは、金のためには手段を選ばない、悪魔だと思います。
精神医学全般に関しては、ホッファー博士の次の本も邦訳されています。
精神医学の57年―分子整合医学のもたらす希望2014/2/1 エイブラム ホッファー、 Hoffer, Abram
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ワセダクロニクル「マネーデータベース『製薬会社と医師』」
https://db.wasedachronicle.org/
最新の2016年度版のデータ
https://www.jspn.or.jp/modules/about/index.php?content_id=30
日本精神神経学会 役員
更新日時:2019年6月26日 2019.6.19~五十音順、敬称略
理事長
神庭 重信 |
九州大学名誉教授 |
2,062,823円 |
副理事長
久住 一郎 |
北海道大学大学院医学研究科精神医学分野 教授 |
4,609,728円 |
細田 眞司 |
こころの診療所 細田クリニック 院長 |
144,781円 |
相澤 明憲 |
特定医療法人佐藤会 弓削病院 院長 |
826,093円 |
財務担当理事
紫藤 昌彦 |
医療法人社団コスモス会紫藤クリニック院長 |
189,329円 |
理 事
上野 修一 |
愛媛大学大学院医学系研究科精神神経科学講座 教授 |
2,196,177円 |
太田 順一郎 |
岡山市こころの健康センター所長 |
77,959円 |
尾崎 紀夫 |
名古屋大学大学院医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野 教授 |
5,552,447円 |
加茂 登志子 |
若松町こころとひふのクリニックPCIT研修センター長 |
1,531,350円 |
兼子 幸一 |
鳥取大学医学部脳神経医科学講座精神行動医学分野 教授 |
1,211,224円 |
川嵜 弘詔 |
福岡大学医学部精神医学教室 教授 |
4,051,104円 |
岸本 年史 |
奈良県立医科大学精神医学講座 教授 |
4,942,852円 |
木下 利彦 |
関西医科大学精神神経科 教授 |
5,522,196円 |
佐久間 啓 |
社会医療法人 あさかホスピタル 理事長 院長 |
311,370円 |
福田 正人 |
群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学 教授 |
674,289円 |
長尾 喜一郎 |
医療法人長尾会 ねや川サナトリウム 理事長 院長 |
246,605円 |
水野 雅文 |
東邦大学医学部精神神経医学講座教授 |
2,485,790円 |
三野 進 |
みのクリニック 院長 |
168,646円 |
三村 將 |
慶應義塾大学医学部精神神経科学教室 教授 |
8,127,064円 |
矢部 博興 |
福島県立医科大学医学部神経精神医学講座 教授 |
1,841,493円 |
監 事
一瀬 邦弘 |
医療法人聖美会 多摩中央病院 |
572,698円 |
佐藤 忠彦 |
社会福祉法人 桜ヶ丘社会事業協会 理事長 |
ヒットなし |
最高額の
三村將
慶應義塾大学医学部精神・神経科学 教授
日本精神神経学会 理事
謝礼受取サマリー
14社 62件 8,127,064円
製薬会社別
製薬会社名 |
件数 |
金額 |
エーザイ |
10件 |
1,414,406円 |
第一三共 |
8件 |
1,190,735円 |
ノバルティスファーマ |
7件 |
1,169,392円 |
日本イーライリリー |
10件 |
1,016,251円 |
ファイザー |
5件 |
801,868円 |
武田薬品工業 |
4件 |
551,486円 |
田辺三菱 |
4件 |
445,480円 |
MSD |
3件 |
389,796円 |
持田製薬 |
3件 |
334,110円 |
ヤンセンファーマ |
2件 |
222,740円 |
大塚製薬 |
2件 |
200,000円 |
ツムラ |
1件 |
167,056円 |
Meiji Seika |
2件 |
123,744円 |
帝人ファーマ |
1件 |
100,000円 |