ある民放で墓をどうするかの話になっていた。
もうかなり前から言われている、墓仕舞いの方法とか費用とか色々と。
以前ちょっと書いたけれど、我が家には墓もない仏壇もない、あるのは遺影だけ。
長男だった父は跡継ぎをせず実家を出てその後、61年前に亡くなった母を近くの寺に納めた。
そして13年前。
父が他界したのを機に「母の遺骨を引き取ります」とその日に寺に伝えて持ち帰り、専門業者のもとで父母散骨。
その翌年継母が亡くなり、また翌年義母も亡くなりで今は3人同じ、とても綺麗な九州の海に居る。
元が先祖代々の墓・・の観念が自身無い、無宗教感。
国や宗教によってやり方が違う、仏教徒と言われる日本国内だって色んな宗派が存在するのは我欲?
だったらそんな物、先祖がそうして来たからの流れで同じにする事(価値)はないと考えた。
当然我が家に盆は無い。
歩いて1分ほどの位置にある納骨堂さえ低学年の頃行っただけ、遠隔地で暮らす子達はその場所さえ知らない。
「そこに私は居ません」なんて唄が昔あったけれど、その通り。
私の親は設えられた形の中ではなく、心の中に居る。