
朝、目を覚ますと、枕元に一通の手紙が置かれていた
そこにはとても簡単に、
「しばらく旅に出ようと思います。
すぐ戻るかもしれないし、戻らないかもしれないし、
それは私自身の心の奥底にある声しだい」
と書かれていた
まだ少し眠気が抜けない頭で、ぼんやり考える
特に驚きはなく 悲嘆もない
ただただ そのことについて考える
しばらくしてあることに思い至った
僕は此処がとても気に入っているし、
特別出かける予定もない
たっぷりここで生活し あくびをする
台所では時々レモンをかじり
ソファに寝そべってヘミングウェイを読む
それを幸せだと呼んだっていいじゃないか、とね
まあ一言で言ってみれば
無期限のお留守番てところ
僕は此処が気に入っているし、
出かけていく理由もない
そこにはとても簡単に、
「しばらく旅に出ようと思います。
すぐ戻るかもしれないし、戻らないかもしれないし、
それは私自身の心の奥底にある声しだい」
と書かれていた
まだ少し眠気が抜けない頭で、ぼんやり考える
特に驚きはなく 悲嘆もない
ただただ そのことについて考える
しばらくしてあることに思い至った
僕は此処がとても気に入っているし、
特別出かける予定もない
たっぷりここで生活し あくびをする
台所では時々レモンをかじり
ソファに寝そべってヘミングウェイを読む
それを幸せだと呼んだっていいじゃないか、とね
まあ一言で言ってみれば
無期限のお留守番てところ
僕は此処が気に入っているし、
出かけていく理由もない
いつもより余分に一回増えただけだからどうってことないんだけれど。
もし、苦しいことと闘う中で心地良さや楽しさを忘れないまま乗り越えられたら、きっと戻ってくるんじゃないかなぁ