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ファズ・フォルミダーブルブログ

Tour de UTSUKUSIGAHARA!

2006年06月26日 | FUZZ_OLD
今年も出走してきましたわい。かれこれ4回目ですかねえ。
こんな梅雨時にやらなくてもいいのにと思うんだけど当日降った事がないんだよね。
全国から2000人位、雨の嫌いなチャリダー達が集まる訳だから晴れて当然か。笑

早朝7時からグループごとにレースがスタートしていく。
ああ、この胸キュン!な感じがたまりませんなあ。(歳を取るとだんだん減ってくるからね)
俺たち「ダベランナーズ」(2名)は7時51分のスタートであった。

今回は早めに会場入りしてアップしたのでなかなかの好スタート。
しょっぱなの激坂(猛烈に急な登り)もすいすい登って、美鈴湖畔を駆け抜けるー
ずっと下ばかり見ていた。視界が開けすぎると集中力が落ちてしまうからね。
このレースは個々のタイムトライアル。自分のレースを貫く事が大切なんだ。

良いリズムだった。このまま行けるとこまで行くっきゃない!
ところが・・・

距離的には半分、レースとしては最後の踏ん張りどころにきてペースが落ちはじめた。
足もつってないし、呼吸も苦しくはない。
しかし10秒ほど立ちこぎをしたら視界が黄色く歪みはじめたじゃんか!
「ハンガーノックか・・・」
プロのレーサーでもこれにかかると一気にペースが落ちてしまう怖い症状。
車で言えば、ガソリン切れみたいな状態。
ここで無理をすれば意識がもうろうとして自転車に乗っている事もできなくなってしまう。

ペースを落とした。黄色く歪んだ視界の中をそれでもペダルを踏むしかない。
自転車を降りるなんて事は考えたくもない。降りてはならないんだ。
最後の給水所は素通りしてしまった。しかし、もう少しで尾根に出る。尾根に出ればなんとかなる!

尾根の平坦なはずの道がわずかに登っているように感じてしまう。こんなことは初めてだ。
咲き乱れるレンゲツツジも、のどかに草をはむ牛達にも、目をやる余裕はなかった。
長い下りをノーブレーキで突っ切り、最後の登りに噛み付いてゆくんだ。

「ピピッ!」
前輪横に取り付けたセンサーがゴールラインを割ったときの反応音。
僕はついに辿り着いたのだった。
そしていつも迎えてくれる赤いトマトをくれるおばちゃん達!
それから砂利の上に自転車と一緒に横たわってしばらく動けなかったなあ。

しばらくして奴も登り切った。何はともあれ揃って完走!
男と抱き合うのはまあ、こんな時ぐらいだ。笑


スタートするのはいつだっていい。自分のレースをするんだ。ゴールは逃げたりしないんだから!

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