YAZ Band in Grand central station, NYC.

NYの目的の一つに、YAZ Bandのストリートライブを見ること、があった。

(YAZ Bandについては　yazband.comにて。）

ずいぶん前に、NY在住の日本人が「グラセン駅でのジャズパフォーマー、上手だった」というツイートをされており、それが何となく引っかかっていた。
多分NY行きを決めたのも、このツイートが頭に残ってたからだと思う。

NYスケジュールを決めたときは彼らのパフォーマンス日程が出ておらず、「見れるかどうか？」だったけど日程近くになるとちゃんと出ていた。
のでRushライブの翌日、Grand-central駅でのパフォーマンスを見に出かけた。

HPでのアナウンスではイマイチ場所が解らず、昼食にその辺の店員に「知ってるか」と問うも「まーホームの中に行けば解るんじゃね？」的な返答。
とりあえず行ってみよう、と向かったら、聞こえてきた聞こえてきた！！

場所は、地下鉄の改札中のちょっとした広場。テナーサックスのYazさん、Dr氏、Key氏、(この2人も日本人)に加え妙齢の黒人おっさまBass。（てかこのおっさま馬鹿テク！！)
本人も仰るように、ジャズやフュージョンなどのミクスチュアな音。
何よりもYazさんがサックスを演奏する姿の楽しそうなこと楽しそうなこと。
自分のパートを見るのを忘れ、Yazさんに大注目。

1時から3時まで、1回の休憩を挟みあっという間のエンディング。
その後握手を求め、Yazさんとちょっとだけお話ししてきました。ご本人とってもシャイ。このバンドを見る経緯をお話すると、「へーそんなことあるんや～」と関西弁で。
とにかくシャイで、言葉より音楽で語るという感じのお人なのかなと。
確かに、ベタな表現だけど「言葉より自分のテナーサックスのほうが饒舌」な感じ。
とにかく、楽しそうにサックスを吹く姿が非常に印象に残った。
彼らのCDを2枚買い求め、(2枚で20ドル、安っ)　自宅で聞くとまさにそれはマンハッタンなイメージの音楽。

昔LAに行ったとき、SealとかCrystal waterが流行っていて、それを購入して自宅で聞いてたことでLAといえばSealを思い出すんだけど、多分YazBandを聞くとNYの楽しかった旅行を思い出すと思う。

音楽での成功ってなんだろうと思ったときに、例えばCDが売れるとかメジャーデビューとか大きなライブツアー敢行とかがあると思うけど、こういう１旅行者の心に強い印象を残すことができる（おそらく一生その印象が残ると思う)っていうのも、音楽の成功ではないか、と思った次第。