一週間休みを入れて、練習を再開する
始めはとろとろ運転
徐々にアクセルを踏み込んでいくように
どうも自分の曲をあまり歌う気分になれなかったので
人の曲を歌ってみる
僕はこの曲が大好きだ
和訳がまたいい
ライブでカバーしようかな
conversation piece
気持ちを安らげるために散歩をした
僕の心をすり減らしているのは何かを見つけるために
自分を顧みないために
僕は長い間学問に従事してきたけど、
全てはるか昔のことのように思える
僕は思想家で、演説家ではないし、
どちらにしろ、話し相手もいない
雨が目に入って、
道が見えない
オーストリア人が経営する
食料品店の二階を借りて住んでいる
彼はよく下でご飯を食べないかと誘ってくれる
そして片言の英語で冗談を言う
僕と友達になろうとして。
でも話を聞いていたこの長い間
僕は一言も話さないでいた
雨が目に入って
橋が見えない
そしてこの世界は生命力で溢れ
僕を知らない人々でいっぱいだ
みんな二人か三人か、もっと大勢で歩く
それで店の二階の窓の明かりが点くと、
僕の顔を遠慮なく覗き込む
そして僕の小論は床に散らばる
そこに居るだけで 彼らの欲求を叶える
それから僕の手は震え、頭が痛み出す
のどの奥が詰まって声が出ない
僕は無価値で愚かだ
そして誰も僕を思い出しはしない
涙が溢れて
川が見えない
