
足元をすくわれないように
頂に立つんだ
見晴らしのいいところで
ひとつ下界を見下ろしてやろう
孤高の存在さ
頂に立てるなら
独りだって
さびしかない
俺にはいつだって
自分を見つめなおすチャンスがあるんだから
時に風がふき 時に雨が打ちつける
それが強ければ強いほど
俺は俺であることに満足し
けして夕闇に「帰ってくれ」なんていわない
だけど、たったひとつ 願いがある
海が見たいんだ
頂に立つんだ
見晴らしのいいところで
ひとつ下界を見下ろしてやろう
孤高の存在さ
頂に立てるなら
独りだって
さびしかない
俺にはいつだって
自分を見つめなおすチャンスがあるんだから
時に風がふき 時に雨が打ちつける
それが強ければ強いほど
俺は俺であることに満足し
けして夕闇に「帰ってくれ」なんていわない
だけど、たったひとつ 願いがある
海が見たいんだ
気まぐれに吹く
山からの風にきいて
あなたさまが いる場所を
しりました。
頂を食む あなたさまは
ひとりで、どこまでも 蹴りあがるのでしょうね
この場所より動けない 私どもには
羨ましいお話で ございます。
潮騒がやかましいなんて
山が申しましても
私どもに 山の風が 波を押し返すなどと
不満を申すことはできませぬ。
ただただ どなたかの
訪れを、待つのみで ございます。
もし いらっしゃったら
頂のお話を して戴きたく候
お元気で かしこ