男たちはいつまでも少年であり続ける

我が家の庭で建設が進む「石釜」

もう夜ともなれば息も白くなって来たこの季節にあって、

我が家の男3人は石釜試運転を行った。


薪をくべればまるで暖炉のように、焔のぬくもりが冷えた身体をいやしてくれる。

そしてもちろん試運転にはの食の実験台が必要だ。

そこで登場した腸詰めが釜の中で素晴らしきサウンドを立てる。

待ちきれない。


男達は火の燃え方に一喜一憂する。

時折、心もとない火力に陥ってしまったときには段ボウルの紙片を放り込む。

が、すぐに燃え尽きてしまいさらに燃えるものを探す。

焔が弱まると寒い。たまらないほどに。


忘れてはいけない。我が家はここから1秒ほどのところにある。

けれど、これはもっと忘れてはいけない。

男にはロマンが必要だ。

ロマンの真髄こそ、拘りのために痩せ我慢ができるかどうかである。

寒いのにビールが飲みたくなる。

男達の夜は蘇る少年の心とともに更けていった。


ps
親しき友人たちを招いて
ワイワイとした時間を過ごすことになりそう。
ホント楽しみです。