Waitin' train'

今
自転車を袋に詰め込んで電車を待つ。
歓迎すべき成長だと、一人ほくそ笑みながら。

過去
僕の旅」は、日が暮れても
クタクタになっても
自分の足だけである区間を走破する、という個人的な冒険みたいなものだった。

もう
歳くったんじゃないかって？
それ」も事実。

たとえば
流れる風」のゆくえがかわる
太陽」はその有様をきまぐれる
だれか」がふいに微笑んでいたり
涙を流している
そんなときに歩調を同化させてゆけるようになったのかもしれない
そこに存在する時間に
秒針のテンポをあわせてゆくように

何かを、より深く感覚する」
今
それが目的になりつつある気がしている

旅とは、より優柔で自在なのだろう
これ」は、喜ばしい変化なのだ