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よしなしごと

日々のあれこれを綴ります。

しましましまめぐり 4

2016-11-16 22:38:01 | 旅行
 粟島

粟島にやってきました。ここには、昭和62年まで海員学校があったそうです。



その建物が博物館として利用されています。当時の写真や資料、碇などが展示されています。
そして、日比野克彦さんがディレクターをつとめるSOKO LABOの展示もありました。



矢印に沿って歩いていると、おっ島猫です。ニャーンと鳴いてすりすりしてくれます。
なかなかフレンドリーです。黒猫ってフレンドリーなんでしょうか。



こちらは、飼い猫。家の前で、道行く人を観察しています。



日々の笑学校にやってきました。若いアーティスト達の作品がありました。




ガラスの作品



染物屋さんです。



次は、今回一番印象に残った作品です。

漂流郵便局

粟島まで来て良かったと思った作品でした。



漂流郵便局には、受取手のないはがきが各地から流れ着いてきます。
なくなった方への手紙、別れてしまった恋人、未来の自分へ宛てたもの、そして人ではない受取手宛のもの。
たどり着いはがきは、ここで預かってくれます。ここを訪れた人は、それを読むことができます。
そして、自分に宛てたものだと思ったはがきは、持って帰ることができます。

漂流郵便局は、かつて本当の郵便局だった建物を利用して作られています。
このアートというか、素敵な参加型プロジェクトは、現代美術家久保田沙耶さんの制作によるものです。
局長さんは、かつてここの郵便局の局長さんだった方です。
詳しくは、HPをご覧ください。

http://missing-post-office.com/about/


局員は、この二名。ロンドン支局も今年は、開局していたそうです。



はがきを預かってくれる私書箱です。
思わず、読みふけってしまいました。

帰りは、須田という港まで行きます。思わぬ出会いがあった島でした。




しましましまめぐり 3

2016-11-16 13:00:49 | 旅行
  高見島

高見島にやってきました。



ぷかぷか浮かんでいる漁船がお出迎え。
載っているのは、たこつぼです。これも作品の一つ。



おや、島猫さんです。なんだかやせています。島暮らしは、厳しいのでしょうか。



島猫さんには申し訳ないけど、おなかがすいてきたので、お昼ご飯です。
島には、食堂が少ないと聞いていたのですが、島のおばさんやおじさん達の臨時のご飯屋さんが営業していました。
そんな一軒でお昼ご飯です。



たこ飯、500円なり。

この島での一番印象に残ったのは、この作品です。
やはり、古民家に入っていきます。中はほぼ真っ暗です。
そして、目の前に現れたのは、こちらです。



壁からたくさんのアクリル板が突き出ていて、きれいです。私の腕が良くないのでなかなかうまく撮影できません。
外から見ると、こんな風になっています。



入るときは、気がつかなかったけれど、外側からアクリル板を差し込んであるんですね。

高見島は、急峻な坂と階段の島でした。
膝がガクガクになりながら、上へ上へと登っていきます。
廃校になった学校の校庭に、なにやら布の大きな絵が見えます。



高見島出身の咸臨丸の水夫さんたちです。
さらに登っていくと、立派な石垣と大きなお屋敷が見えてきました。



ありどころか、カッターの刃も入らないような精巧な作りです。
そこは、カフェになっていました。おしゃれなイタリアンが食せます。



そこからの眺め ♪



絶景です。
この家は、この島出身でアメリカで成功を収めた方が帰島し建てたものだそうです。
二階にその方の所持品などがアート作品と一体化し、展示されています。
細かいレースのように見えるのは、塩です。湿気が大敵だそうで、除湿器がフル稼働中でした。



さらに上を目指します。
この島は、ジョチュウギクの栽培が盛んだったそうですが、それにちなんだ作品。
巨大な渦巻きです。



さて、登ったら降りなければいけないわけで、足も疲れたので次に渡らずに、帰りたくなりました。
が、なんとか元気をだして次の粟島に向かいます。