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よしなしごと

日々のあれこれを綴ります。

この季節が近づくと思い出す

2020-12-18 15:19:56 | 読んだ本
凍てつく寒さの真夜中
ものみな寝静まっているころ
トムテは起きています。
農場を見回り、家族を見回ります。

この農場や家族のために長い間、働いているのです。

トムテは赤い三角帽子に白いひげ
あれれ、もうすぐやってくる赤い服のあの人によく似ているね。



クリスマスの絵本コーナーにあったのですが、
北欧では、クリスマスにトムテのためにお粥をごちそうするらしい。
子供がおとなになって、老人になって、
さらにずっとずっと農場を守っているらしい。
トムテに似たようなはたらきをする人(?)日本にもいたような・・・。




気の向いたときに少しずつ

2020-12-06 00:53:10 | 読んだ本
著者、アリソン・アトリーは著名な児童文学の作家のようだ。
残念ながら代表作「グレイラビット」シリーズは読んでいない。
この「農場にくらして」は、作者の子供のころの体験が生かされているらしく、
各章が短いので少しずつ読むことが出来た。
話の展開を楽しむと言うよりも、スーザンという女の子のまわりの自然や人々との
関わりを味わうものかなあと思う。
カウスリップって・・・と検索しつつ、ああ、プリムラの原種なのかと分かるのも楽しい。



「感謝祭」って特別なものなんだなあと、思った。

子供のころ読んだ本で、今でも印象に残っているものは、
「秘密の花園」だったり「たのしい川辺」だったり「床下のこびとたち」
だったりするので、子供のころの嗜好とあまり変わってないのかな。




絵本にはまる

2020-11-25 23:04:25 | 読んだ本
近頃絵本にはまっている。
老眼なので文字は大きい方が良い。
孫がいるわけでもない。
本に子供向けも大人向けもないのだ。



ヨシタケシンスケさんは、最近はまっています。

苦手な人、嫌いな人いるよ。そういうとき、どうする?
「わたしのわごむはわたさない」は、子供、あるあるだなあと読んでいたら、
大人もあるあるだった。


園芸のおともに

2020-07-03 14:30:20 | 読んだ本
いろいろな植物を育てていると、他のものにも興味がわいてきます。
マイブームというやつが突然やってくるのです。
ダリアがそうでした。ホスタのこともありました。
決して福音館書店のまわし者ではありませんが、
めくっているだけで楽しいです。



今日のトマト




十月の十は十二国記の十

2019-09-03 10:06:27 | 読んだ本
園芸の個人的な記録として始めたブログではありますが、
ささやかに18年ぶりの祝祭に参加したいと思います。
それは、ついに待ち焦がれていた「十二国記」の新刊が十月十二日に出版されるからです。
なにしろ十二日ですからね。

「十二国記」は、架空の中国っぽい世界を舞台にしたファンタジーです。
十二の国があります。その中の「戴」国を舞台にしたお話が今回の新刊です。
それで、今までの「戴国」の話をおさらいがてら読み直しています。
なにがそんなに面白いか、心を動かされるか、いろいろな要素はありますが、
やはり一つ目は、登場人物達の台詞がひとつひとつ胸に迫ってくることです。
さらに世界観がきちんと構築されていること。
その世界観が、興味深くおもしろい。
これ、十代の頃に読みたかったですね。
おばさん年代で読み、いまはもうおばあさん世代です。
それでも変わらず全身を揺さぶられるような台詞が飛び込んできます。

そもそも自らの手で支えることのできるものを、我と呼ぶのではないんでしょうか。
ここで戴を支えることができなければ、そのために具体的には何ひとつできず、
しないのであれば、僕たちは永遠に戴を我が国と呼ぶ資格を失います。

僕はもう子供ではないです。いいえ、能力でいうなら、あの頃の方がずっと
いろいろなことができた。かえって無力になったと言えるんでしょう。
けれども僕はもう、自分は無力だと嘆いて、無力であることに安住できるほど幼くない。


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