しばらくぶりの更新が、こんな悲しいニュースになるとは思ってもみませんでした。
4月14、16日と続いた熊本地震。
私のつたない文章では、その恐怖や衝撃、辛さなどとうてい表現できない出来事でした。
これまで私の記憶にある日本で起こった大震災において
私も社員も、そしてほとんどの熊本県民が心を痛め、寄付をしたり、なんらかの形で復興支援となるべく
協力をしてきました。
けれど、今回、被災者となってみてわかったこと。
当事者の心の傷・・・それは、男女や年齢の壁を通り越してみんなが抱えています。
1400回を超える余震におびえて暮らしています。
もちろん、心だけでなく住宅建物も傷を負っているのです。
次は、私が、我が家が・・・という不安でいっぱいなのです。
幸い、弊社自体は平屋のためか大きな損傷はまぬがれました。
しかし、社員やお客様のご自宅は損壊の激しいところがあり、まだまだ不自由な中、できるだけ日常を取り戻そうとしています。
熊本城も大きな痛手を負いながらも踏ん張ってくれています。
美しい熊本城も大好きでしたが
傷つきながらも耐えているお城の姿に、励まされている県民は多いことでしょう。
社屋に「がんばろう熊本」の文字を掲げました。
これは被災者に向けての言葉ではありません。
家を失った方、家族を亡くした方、仕事を失った方、今もなお避難されている方・・・すでに精一杯がんばっておられます。
むしろ、がんばらなくていいよ、との言葉をおかけしたいくらいです。
がんばろう、は、自分たちに向けた言葉。
余震や、不安をあおるようなデマや、そのた色々なことに押しつぶされそうな心を奮い立たせる言葉です。
とりあえず、今日も元気に仕事ができることに感謝して「がんばります!」