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ふたばの農業通信

福島県 相双農林事務所 双葉農業普及所より 双葉地方の農業情報を発信します。

稲WCSの収穫調整が行われました

2009-09-17 | ニュース
 楢葉町において9月11日、15日、16日の3日日間にわたって、稲WCS(ホールクロップサイレージ)の収穫調整が行われました。
 今年度、楢葉町では湛水直播や移植により約2.5haのWCS用稲が作付けされ、16日ですべての収穫調整が無事終了しました。
 収穫調整はヤンマー及びクボタ農機の協力により、ヤンマー飼料コンバインベーラーとサカキタ細断型ホールクロップ収穫機を用いて行い、機種による処理方式や速度の違い、ベールの大きさなどを比較しました。
 参加した皆さんからは、今後、稲WCSの面積拡大には、専用収穫機が必要だという意見が聞かれました。
 サイレージの開封は10月下旬以降になる見込みで、牛が喜んで食べるエサに仕上がっていることを期待しています。

稲発酵粗飼料とは?

 ・稲発酵粗飼料(WCS:ホールクロップサイレージ)とは、稲の米粒が完熟する前(糊熟期~黄熟期)に、穂と茎葉を同時に刈取り、サイレージ化した粗飼料。
 ・サイレージ化は、ロール状にした穂や茎葉をフィルムで包み込み、発酵させる方法が一般的。
 ・栄養価(TDN 含量)は乾物中で約55%程度(原物中で約20%)で、粗タンパク質含量も6.7%程度と、とうもろこしサイレージやイタリアンライグラスサイレージと同程度。
 ・主に乳用牛や肉用牛の飼料として利用。



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