岡山の山登り@FF山岳部

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大滝の山登山レポート

2006年11月25日 | 岡山県の山
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大滝の山登山(2006年11月4日 くもり)
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<謎の山に>
旧勝田町を縦断する県道7号智頭勝田線に登山道がある。
県境の右手峠を鳥取側へ約1kmで北向きの林道がありその取り付きになる。
そこに「大倉山(1063m)トレッキングコース」の看板が。
この道は仕事でよく利用しており、以前から気になっていた。
地元の人に聞いても知る人はおらず「大倉山」も「1063m」も全く情報がない。
位置は岡山鳥取県境だろうが、地形図には1060m相当のピークは見当たらない。
資料から判断して山域の最高地点は大滝の山1043m(三角点1055m)のはず。
とりあえず、登って確認するしかないと決行する。

早朝、国道53号線奈義町から美作市(旧勝田町)へ向かう。
右手峠に到着が午前5時半前、辺りは当然真っ暗。
今回は読図をしながらの山行なので、暗すぎるのは都合が悪い。
薄明るくなるまで、車中でしばしの休憩。
の、はずが、ぐっすり眠ってしまう。
気付いた時にはすっかり明るい6時半、やってしまった。

道路沿い登山口の看板には次のような説明がある。

(第2)大倉山登山口
 晴天時には南は瀬戸内海 北は日本海眺望
 石楠花(シャクナゲ)の群生は学術価値が高い
 樹令200年のどうだんつつじもある(標高1063m)

大倉山とか1063mとかは良いとしても(第2)というのは何だろうか。
当然(第1)があるのだろうが、詳しいところは全く不明。

県道から舗装路を500m登ったY字の分岐を看板に沿い右へ。
すぐに砂防ダムが現れ、そこの広場に駐車。
バラス敷きの林道を登り、10分で林道最終地点の広場。
車でもここまでは上がってこられる。
「新田集落」と「山主」連名の登山者向けの注意看板がある。

<プラスチック階段を>
登山道に入ると、プラスチックの階段が延々としつらえてある。
定期的に番号が記入されており、何段登ったか分かる。
倒木などで登山道が崩れかけたところはあるが、全体に歩きやすい。
整備されているのか、下草がうるさい場所も少ない。
杉の植林地帯を、沢と平行するように真っ直ぐ登る。

沢はずっと続き夏なら沢登りのコースも取れるかもしれない。
山頂まで1.5kmの看板の出る辺りで、杉林から広葉樹林に変わる。
木は若いが熊笹とのコントラストが気持ち良い。
尾根付近を見上げるがガスが濃く読図しづらい。

沢の西側から東側へ渡り、高度を稼ぐ登りに入る。
徐々に沢音は聞こえなくなり、サワサワと葉づれの音の中を歩く。
プラ階段はひたすら続き数字は2000を超える。
尖った巨岩を過ぎると反射板のある広場に飛び出す。
ここまでの登山道はこの反射板の建造用に作られたものだろうか。
反射板周辺は良く草刈りされ、天候がよければ気持ち良さそう。

<反射板から山頂へ>
反射板のある場所は間違い無く岡山鳥取県境尾根。
看板を見ると中国電力の木地山反射板、管轄は鳥取。
右手の谷から良く見える反射板に間違いない。
この時点で「大倉山」は岡山で呼ぶ「大滝の山」だろうと判断する。

反射板から、尾根伝いに数分歩くと山頂と思われるピーク。
あわよくば瀬戸内海と日本海の展望をと思っていたが、完全にガスの中。
周辺の地形状況もほとんど分からず、読図も困難を極める。
三角点も探したいが、あまりのガスの濃さにあきらめる。
ピークから先も道らしきものは無さそう。
シャクナゲがそこここに見られる。

後山山系と那岐山系に挟まれたこの地域の最高峰。
県境、分水嶺、1000m超の三角点、整備登山道、言うことのない状況。
登山可能な1000m峰が増えたことがうれしい。
地形図には尾根続きにいくつもピークがあり、継続して調査してみたい。
次回は案内看板の通りの展望を楽しめることを願って下山する。


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<コースタイム>
砂防ダム6:53-林道終点7:03-2km看板7:12-1.5km看板7:22-1km看板7:29-鉄砲岩7:45 -7:46反射板7:50-7:52頂上8:08-8:39砂防ダム

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2 コメント

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ねぎさん (ファニイ)
2006-11-26 17:02:28
タダモノではないですね、木地山峠を知っているなんて。
地元の方に聞いた話では、木地山を登るのは、すんごいヤブコギが待っているそうです。
木地山は地元では有名な山なので私は登ってみたいです。
いつか、必ず調査しますぞ。
返信する
Unknown (ねぎ)
2006-11-26 15:45:36
こういうの♪ワクワク♪木地山峠からも行けそうですね~!(まだ等高線見ていないのに?!)?シャクナゲ咲く頃ですね!
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