ふみ日記

観たいものがどんどん増えてえらいことに。

ルグリ・ガラ Aプロ 7/13

2011-07-19 | バレエ・ダンス
ルグリが思い描いた「新しき世界」とは、かなり違った形のプログラムになったとのことですが、
予定通り上演してくれただけで感謝です。
そして、とても充実した公演でした。
ルグリの愛情と気合が感じられます。

<マニュエル・ルグリの新しき世界II>Aプロ
2011年7月13日(水)18:30~ @ゆうぽうと 2階

◆「ホワイト・シャドウ」
  振付:パトリック・ド・バナ 音楽:アルマン・アマー
  マニュエル・ルグリ、パトリック・ド・バナ
  吉岡美佳、上野水香、西村真由美

  松下裕次、氷室 友、小笠原亮、宮本祐宜、岡崎隼也
  高木 綾、奈良春夏、川島麻実子
  梅澤紘貴、谷口真幸、井上良太、杉山優一、中村祐司
  吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵、河合眞里、河谷まりあ

ルグリがパリオペを離れて最初に取り組んだ作品だし、
初演から時間をおかずに再演できてよかったな~と思います。
でも、やっぱりちょっと長いな~と思う。
吉岡さんの存在感はやはりすごいですよね。
ルグリとド・バナなくては上演できない作品だけど、吉岡さんの存在感もなくちゃだよね。
初演時にルグリを相手にいっぱいいっぱいな感じだった西村さんが、かっこよくなってて嬉しい。
男性5人の中ではやっぱり松下くんが断然よいですね~。他の4人を引っ張ってってますね。

◆「海 賊」
  振付:マリウス・プティパ 音楽:リッカルド・ドリゴ
  リュドミラ・コノヴァロワ、デニス・チェリェヴィチコ

コノヴァロワはとってもテクニックが強いダンサーなのですね。
ほとんど1点から動かないグラン・フェッテがすごかったですよ。ガラだな~って思うです。
チェリェヴィチコは若い!

◆「マノン」より 第1幕(寝室)のパ・ド・ドゥ
  振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ
  バルボラ・コホウトコヴァ、フリーデマン・フォーゲル

フォーゲルのデ・グリューを観られる日がくるとは~♪
超ラブラブなパ・ド・ドゥでした。
本当にうれしそうなんだよなぁ。飼い主に遊んでもらった大型犬みたいな(って表現間違ってるが)
てか脚が長くて綺麗なんだよね。もう反則じゃないかいってくらい。
コホウトコヴァは何年ぶりなんだかわからないくらい久しぶりでしたが、よいマノンでした。
もっと策略的な感じかな?と思ったら意外に無邪気なマノンでした。
カーテンコールで2回もキスするなんて、フリーデマンったら。
よほど相性がいいんだろうなぁ。
全幕を観たくなりました。

◆「アレポ」
  振付:モーリス・ベジャール 音楽:ユーグ・ル・バル
  ミハイル・ソスノフスキー

キャラの濃くて良いな~って思ったです。
真っ赤な衣装が全く浮かないし、ベジャールの振り付けも気持ちよく。
後でロットバルト踊るのがわかっていたので「絶対いいロットバルト~~」って思いながら観てました。

◆「ラ・シルフィード」第2幕 より
  振付:ピエール・ラコット(タリオーニ版に基づく) 音楽:ジャン=マド  レーヌ・シュナイツホーファー
  ニーナ・ポラコワ、木本全優
  東京バレエ団

ポラコワは大人っぽくてシルフというよりは人間っぽかったけど、足音が全くしなかったのです。
これはすごい。
木本くんは、身長が高くて顔が小さくて。髪型が部活引退したばっかりの高校生みたいなのはご愛嬌かしら?(笑)
ルグリも期待しているダンサーさんらしいので今後が楽しみです。

◆「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
  振付:マリウス・プティパ/ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I. チャイコフスキー
  リュドミラ・コノヴァロワ、ドミトリー・グダノフ、ミハイル・ソスノフスキー

ヌレエフ版なので、ロットバルトが目立つのですよ。
ソフノフスキーがいいのです。ちょっと背が低いですけど、でも全てがロットバルトの思いのままって感じでした。
グダノフはグリゴローヴィチ版の衣装で。
日本到着が一番遅かったとのことなので、この日は疲れた取れてないのか、時差ボケなのか、調整不足なのか、なんだか残念な仕上がり。
で、コノヴァロアは、えと、全く印象に残ってないのです。

◆「ファンシー・グッズ」
  振付:マルコ・ゲッケ 音楽:サラ・ヴォーン
  フリーデマン・フォーゲル
  東京バレエ団

ゲッケの振り付けって面白いですよね。
フォーゲルが楽しそうなんです。
で、フォーゲル痩せましたよね。顔がほっそりしたかな?って思ったんですけど、この作品だと、腕の筋肉が…。
筋ばっちゃってましたよ。人体筋肉図みたくなっちゃってました。
4人のピンクの扇を背負うとレビューっぽくなるのも楽しかった。

◆「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
  振付:ジョン・クランコ 音楽:P.I. チャイコフスキー
  マリア・アイシュヴァルト、マニュエル・ルグリ

もう、素晴らしかったです。
このシーンだけで全幕をみたかのような感覚になります。
オーレリーとの「オネーギン」も楽しみだったけど、代役でアイシュヴァルトが来てくれて本当に感謝です。
全幕観たような気になりますけど、やっぱりまた全幕が観たいな~。


《タイムテーブル》
第1部 18:30 - 19:35
休憩  20分
第2部 19:55 - 21:15
コメント
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